剣道/ルール

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

5分間の3本勝負を基本として,運営の都合等で時間こそは縮められることもしばしばありますが,代表戦(団体戦で勝敗が決しない場合の試合)で1本勝負が用いられる以外,剣道は専ら3本勝負です。 要は相手より2本先取するか,時間内に1本先取すれば勝ちです。

ここで言う有効打(突)とは「気剣体の一致」で,十分な気勢で刃筋と姿勢が正しく,なおかつ残心のあるものを言います。 竹刀が防具に当たればいいわけではありません。

審判は3人(主審1人,副審2人)を基本としています。 主審に何か試合の勝敗を決する特権があるわけではなく,号令をかけたりただの進行役です。 一本は2人以上の審判が旗を揚げるあるいは1人が審判を棄権し,1人以上旗を揚げなければ認められません。

反則は2度とると相手に一本がわたってしまいます。 主な反則には,竹刀にふれる・おとす,場外に出る,不適当なタイム(試合の中断)を要求する,試合中に言葉を発するなどがあります。