反復記号

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

ある部分を繰り返して演奏することを表す記号です。

  •      - このふたつの記号の間を反復し、2回演奏します。曲頭では普通 は省かれます。逆に言うと、 の前に がなければ、 から曲頭に戻るということになります。
    • - が背中合わせに合体して書かれた記号です。ほかにもいくつかの書き方があります。
  • (1番かっこ)と (2番かっこ) - の前に がある時は、2回目の演奏の時 の部分をとばして に入ります。 のように書かれるときもあります。ときに、3以上の数字が使われることがあります。
  1. D. C.ダ・カーポ) - この記号があったら、曲の最初に戻ります。D. C.の2回目では通常、     の反復を省略します。
  • D. S.(ダル・セーニョ) - この記号があったら、 に戻ります。D. S.の2回目では通常、     の反復を省略します。
  • Fine(フィーネ)- 「終わり」の意味だが、D. C. または D. S. で反復しているとき、この記号があったらそこで曲が終わりになります。
  • (ヴィーデ)- 「見よ」の意味。元来は、 があったなら、もうひとつの を探してそこを「見よ」という意味でした。普通、D. C. または D. S. で反復しているとき、この記号があったら、それ以降にある に飛ぶことを意味します。
    • ポピュラーでは、飛ぶ前の記号を to のように書きます。また、 で飛んだ後の部分は、曲の結尾部 (coda) になることが多いので、飛び先の記号を Coda のように書きます。
  • bis ┐- 示された範囲を繰り返す。ごく短い反復に使われます。
  • ・/・-一つ前の一小節を繰り返す。和の楽譜などに使われます。二小節を繰り返す場合は・//・と書かれます。