大学受験生物 勉強法

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

基本的に生物は暗記より演習量が試される科目である。それを多くの人は勘違いし、演習より暗記に力を入れてしまうが極論から言えば暗記なんてセンター前の1ヶ月死ぬ気ですればかなりよい効率ででき、すぐに追いつく。しかし、考察問題などの演習量を試されるものは1ヶ月で仕上げるのは99%不可能である。しかも、この考察問題は論理的な考察ができる人なら簡単にコツをつかみとっつきやすいので、その論理的考察力が数学などで備えられなかった人はまずそこから構築しなければならないのだ。(小説よりまだ論説文のほうが点が取りやすいっというひとはおそらくとっつきやすいだろう。しかし、そうでない人はおそらく苦労を強いられる。)ゆえに、原則、生物は覚えるのは後!!先に演習!!暗記は演習の過程で行う!!が大原則である!!

とはいっても、暗記も必要だ。2次で生物がいるならなおさらである。とうてい1ヶ月で全部暗記するのは不可能である。では、どうするか?そもそも、生物が入試でいるような学科を受ける人は生物が好きで勉強している人がほとんどである。そういう人は「生物=勉強」でなく「生物=趣味」ぐらいに思う気持ちで勉強すればよい。そう思うことで生物に関しての暗記力は2倍ぐらいは上がるだろう。趣味のことはすぐ頭に入るが、嫌いなものはなかなか頭には入らない。それと同じだ。これを以後、興味暗記とでもよぼう。興味暗記は授業中に聞いただけで暗記できるときもある。とくに興味のある範囲(遺伝子ネタやクローンに関するネタなどは人気である)はすんなりと頭に入るだろう。だから、実質覚える必要があるのは興味の無い範囲だけとなる。これが興味暗記のすばらしいところだ。

また、生物の勉強で一番大切なのは生物と化学を分けるな!ということだ。生化学として生物も化学も一緒に考えることである。とくに、化学2の有機は生化学がメインとなっていることから化学でも生物選択者が圧倒的に有利となっている。(化学で物理選択者が得することはほとんど無いだろう。なぜなら化学に物理を導入するには量子化学の知識が必要で、これは大学生でも理解しがたい難解なものであるからだ。一方生化学は事実だけおさえるだけなら高校生でも理解できるという観点で導入されたのだろう。)事実、生物科学科入学者に聞くとほとんどの者は高校の化学2はほとんど生物で、その知識はまた生物にも役立つと主張する。すなわち、生物はつねに分子レベルで考えよと言うことである!!