小学校国語/2学年

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

ワンワン、ニャーニャー[編集]

犬の なきごえは ワンワン 。

ねこの なきごえは ニャーニャー 。

にわとり コケコッコー。

「犬がワンワンと、ないている。」
「犬がわんわんと、ないている。」

どちらが、読みやすいですか?

なきごえを カタカナで 書いているほうが、読みやすいですね。

そこで、どうぶつの なきごえは、カタカナで 書くことが 多いです。

カタカナで なきごえを かくことは、きまりではないです。なので、ひらがなで「わんわん」「にゃあにゃあ」「にゃーにゃー」と 書くことも あります。


うしが モー と なく 。
ぶたが ブーブー。
うまが ヒヒーン。
にわとりが コケコッコー。
すずめが チュンチュン。


ちかくで みかけることが すくないどうぶつの ばあい 、カタカナで なきごえを かくことが おおいです。


ドアを トントン
かぜが ヒューヒュー
お金が チャリーン

いろんな音に カタカナは つかわれます。

カタカナの ことばを おぼえよう[編集]

「ページ」

「ノート」

ノート

「ふくを きる。」と「はさみで きる。」[編集]

切る(きる)

はさみで きる。(「はさみで切る。」)


着る(きる)

ふくを きる。(「ふくを着る。」)


おなじ「きる」の 字でも、いみが ちがいます。

かん字に すると「はさみで切る。」「ふくを着る。」となります。

「はさみで きる」の「きる」と、「ふくを きる」の「きる」は、いみが ちがうので、かん字も 「切る」「着る」というふうに、ちがっています。

  • 「会う」と「合う」

・ 会う(あう)
・ 合う(あう)

話し合う (はなしあう)

出会う。(であう)
出会って、話す。 (であって はなす)
会って、話し合う。 (あって、はなしあう)


「会」は「かい」とも読む。

「会社」(かいしゃ)の 「会」と おなじ字。

(れい)お(とう)さんは、会社(かいしゃ)で はたらいている。」


  • はし(橋)と はし(箸)


  • 雨(あめ)と 飴(あめ)

なめると あまい「あめ」は、かん字で、と書きます。とても、むずかしい字なので、小学生は「飴を かけなくても、いいです。

てがみの 書きかた[編集]

あいての 名まえ
じぶんの 名まえ
つたえたいこと

文と 文しょう(ぶんしょう)[編集]

文で あるものを、れいにあげまず。

たとえば「わたしは男です。」とか「わたしは女です。」みたいなのは、文(ぶん)です。

「わたし」も「男」も「女」も「です」も「。」も、すべて文ではないです。

ことばが、ひとまとまりになって、いみが つうじるものを「文」(ぶん)といいます。

文の さいごには 「。」を つけます。

文には、つぎのような、かたちが あります。

○○が なんとかだ。  (れい)「ここは 学校だ。」
○○が なになにを する。  (れい)「犬が ほえる。」


文が あつまったものを 文しょうと いいます。

(れい) 「あさ、わたしは おきた。 さて、きょうは、もえるゴミを すてられる日だ。 では、ごみすてばに ごみを すてに いこう。」

みたいなのは、文が いくつも あつまってるので 文しょうです。

「せつめい」[編集]

せつめいとは、なにかを しらせたい人が、そのことを はなしたり、かいたりして、おしえようと することです。

↑この「せつめいとは、なにかを しらせたい人が、そのことを はなしたり、かいたりして、おしえようと することです。」という 文しょうも、せつめいです 。

せつめいの ための 文や 文しょうを せつめい文と いいます、


せつめい文を 書いた人を、ひっしゃ(筆者)と いいます。

筆(ひつ)とは、おしゅうじの ふで(筆)と、おなじ字です。


ものがたり[編集]

むかしばなしの ももたろうとか みたいに、人が つくったおはなしで、ほんとには なかったおはなしを ものがたりと いいます。

さいきんつくられた おはなしでも、 人が つくったおはなしなら、 ものがたりです。


ものがたりを つくった人を さくしゃ(作者)と いいます。さく(作)とは、「つくる」といういみです。「つくる」も、かん字で、「作る」(つくる)と書きます。

あらすじ[編集]

あらすじとは ものがたりの おはなしを みじかく まとめたものです。

たとえば、ももたろうの あらすじは、

「ももから生まれた ももたろうが、わるいおにを こらしめて、おにたいじを した 。」

というふうに なります。

とうじょうじんぶつ[編集]

ものがたりに でてくる人など、こころを もったものたちを とうじょうじんぶつと いいます。にんげんで なくても、こころを もっていて、しゃべったり、かんがえたり できるものならば、とうじょうじんぶつと いいます。

ももたろうの とうじょうじんぶつは、にんげんである ももたろうと おじいさんと おばあさんが とうじょうじんぶつですし、ほかにも犬とか さるとか きじとかも、ももたろうと いっしょに おにたいじを するために かんがえたり しているので、とうじょうじんぶつです。

おにたいじされた おにたちも、とうじょうじんぶつです。


きびだんごは、 とうじょうじんぶつでは ありません。 


かくすう[編集]

たとえば「土」の かくすうは 三かくです。

  • 書き順(かきじゅん)

・上から下に書く

三の画数は、三画かくです。


・左から右に書く

川の画数は、三画かくです。

ただし、「小」の字は、まんなかの ながいのを さいしょにかく 。

よこ から たて に 書く

十の画数は、二画(にかく)です。



まとめて、おぼえる ことば[編集]

  • 春(はる) - 夏(なつ - 秋(あき) - 冬(ふゆ)

春夏秋冬 (しゅん か しゅう とう)


  • 東(ひがし) - 西(にし) - 南(みなみ) - 北(きた)

東西南北(とう ざい なん ぼく)

  • 父(ちち) - 母(はは)

父(ちち) とは、おとうさん の ことです。 「おとうさん」を かん字 で 「お父さん」とも 書きます。 母(はは)とは、「おかあさん」 の ことです。 「おかあさん」 を かん字 で 「お母さん」 と 書きます。


  • 兄(あに) - 弟(おとうと)

「兄」とは「おにいさん」の こと です。 「おにいさん」を「お兄さん」と かん字 で 書きます。 「弟」を「おとうと」 と読みます。

兄(あに)と弟(おとうと)を まとめて、 「兄弟」(きょうだい) と いいます。

  • 姉(あね) - 妹(いもうと)

姉:「おねえさん」のことです。 「おねえさん」を かん字 で、「お姉さん」と 書きます。

姉(あね)と 妹(いもうと)を まとめて、 姉妹(しまい)と いいます。


  • 朝(あさ)・昼(ひる)・夜(よる)


学校の へや を おぼえよう[編集]

きょう室 (教室)
ほけん室 (保健室)
体いく館 (たいいくかん、体育館)
しちょうかく室 (視聴覚室)
きゅう食室 (きゅうしょくしつ、給食室)
図書室(としょしつ)


学校 の そと の たてもの の かん字[編集]

図書館(としょかん)

ようち園(ようちえん、幼稚園)

ほいく園(ほいくえん、保育園)

はんたい の いみ の ことば[編集]

上下(じょうげ)
大小(だいしょう)
左右(さゆう)
多少(たしょう)
内外(ないがい)

広い - せまい


主語と述語(じゅつご)[編集]

「ぼく は、本を読む。」

「ぼく は、本を読む。」の主語(しゅご)は、「ぼく は」です。
「ぼく は、本を読む。」の述語(じゅつご)は、「本を読む。」です。

「○○をする」「○○だ」のような ことば を、述語(じゅつご) と いいます。 「○○をする」人とかは、だれなのか、を せつめい している 部分(ぶぶん) を 主語(しゅご) といいます。


「本を読む、ぼく は。」の主語は、「ぼく は」です。述語は、「本を読む」です。じゅんばん が かわっても、主語は「ぼくは」の ままです。

「これから、ぼく は、ごはん を たべる。」

「これから、ぼく は、ごはん を たべる。」の主語は、「ぼく は」です。主語は、文の はじめ に あるとは、かぎりません。

述語は、「ごはん を たべる。」です。 「これから」は、主語でもない し、述語でもない です。


「ぼく は、日本人だ。」の主語は、「ぼく は」です。述語は「日本人だ。」です。
「ぼく は、イタリア人だ。」の主語は、「ぼく は」です。述語は「イタリア人だ。」です。
「わたし は、イタリア人でない。」の主語は、「わたし は」です。述語は、「イタリア人でない。」です。

「きみ と ぼく とは、おなじ 2年生 だ。」の主語は、「きみ と ぼく とは」です。述語は、「おなじ 2年生 だ。」です。


「うさぎ が、はねる。」

「うさぎ が、はねる。」の主語は、「うさぎ が」です。述語は「はねる。」です。

主語は、人間(にんげん)とは、かぎりません。


「今日(きょう)は、くもり だ。」

「今日(きょう)は、くもり だ。」の主語は、「今日は」です。主語は、生き物(いきもの)とは、かぎりません。述語は、「くもり だ。」です。

「えんぴつ が おいてある。」の主語は、「えんぴつ が」です。述語は、「おいてある。」です。


主語には、「○○は」とか「○○が」のように、「は」や「が」が ついている 場合 が 多いです。

ようすを あらわす ことば[編集]

(※編集者への注意 擬態語の単元)
「つるつる」
「きらきら」
「じっくり」
「ひっそり」
「しーん」
「さらさら」
「ぴったり」

とかは、ようす を あらわす ことば です。


にた ぶぶんのある かん字[編集]

言(ごん)べん[編集]

「国語」の「語」、
「読書」の「読」

左がわ が「言」ですね。


「読」も「語」も、ことば に かかわり が あります。  意味(いみ) に、かかわり の ある かん字 には、 にた 部分(ぶぶん) が あります。



さんずい[編集]

(いけ)

水に かかわりのある 漢字(かんじ)には、(さんずい)がつく場合が多いです。


しんにょう[編集]

遠い(とおい)
道(みち)
通る(とおる)
週(しゅう)

「道を通る。」

しんにょう の部分を、「しんにょう」 と いいます。

にた ぶぶんのある かん字[編集]

(かたな)

切る(きる)
刀で 切る。


(とり)
鳴く(なく)
鳥が 鳴く。


  • 雨 と あめかんむり

(あめ)、(くも)、(ゆき)、

「雲」や「雪」の字の上の、「雨」の部分を 「あめかんむり」 と いいます。

  • いとへん
、 
、 

この「絵」や「紙」の字の 左がわ のいとへん。の部分(ぶぶん)を、「いとへん」と いいます。


  • 地と池

(いけ)、 (ち、じ)

「地」は、「地面」(じめん)の「地」(じ)と、同じ(おなじ)字です。
池(いけ)と地(ち)は、意味がちがいますが、どちらの字とも「ち」と読めます。
「池」は、「電池」(でんち)の「池」(ち)と、同じ(おなじ)字です。
  • 理と里

(り、ことわり)、 (り、さと)

理は、「理科」の「理」と同じ字です。
里も理も、「り」と読めます。


おなじ 読み で、いみ が ちがう ことば[編集]


ちなみに、「みずがめざ」は「水瓶座」と漢字(かんじ)で書く。