慶應大対策
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- 日本の大学受験ガイド > 慶應義塾大学対策
本項は、慶應義塾大学の入試対策に関する事項である。
慶應義塾大学の特徴は、全学部の受験科目に国語が無く(センター試験利用で国語が課せられる法学部A方式を除く。)、その代わりに小論文試験がある、文系でも数学を重視しているなど入試形態がやや変則。一般入試の文系学部は経済学部・文学部・商学部(B方式)で小論文と英語・地歴の三科目で判断されており、さらに古典も勉強する必要が無いが、小論文で得点を得るためには応用的な国語・漢字能力はもちろん。そこから発展した豊富な知識と教養が求められるため、一概に古典の勉強が必要無いとは必ずしも言えない。英語の難易度は非常に高い。法学部(B方式)は小論文に代り、論述力(資料を与えて、理解、構成、発想、表現の能力を問う)という独自の科目を設定している。SFCは例外的に英語、数学からどちらかの選択及び小論文の二科目で判断される。
目次 |
慶應義塾大学情報
- 模試
慶應大学志望者対象の模試は現在では代々木ゼミナールが主催する慶大入試プレと、河合塾が主催する早大・慶大オープンがある。各予備校は慶應大の入試傾向を徹底的に分析し、精度の高い予想問題を作成しており、多くの慶應大志願者が受験する。その為、受験すれば本番入試に向けての大きな指針となり、本番の雰囲気にも慣れることになるので、慶應大志願者は、これらの模試をできる限り受験するべきだろう。河合塾の模試は2003年までは慶大オープンという慶大受験生のみを対象とした試験であった。模試は厳選された良問ばかりである。模試で出題された=塾講師達が重要と考えている問題=受験生は当然正解すべき問題と解釈できる。また、模試では、判定も同時に出るが気にする必要は無い。というのは、全学部の志望者を同時に試験するため、多分に志望学部の出題傾向とはことなるからである。しかし、不得意な分野についてはしっかりと復習をし、確実に身につける必要がある。判定が悪くても合格するためには、基礎の徹底を怠ってはならない。それには、一度解いたことのある問題を確実に解けるように復習するのが一番の近道である。多くのE、D判定者が逆転合格を果たしているのも事実であり、判定が良い人ほど合格しやすいことも事実である。
- 受験状況
試験日程は2月中旬開始と比較的遅いが、一橋大学の一般選抜入試や東京工業大学の個別学力検査とは日程が空くので、地方受験者が併願する場合は注意が必要である。また、一概には言えないが、慶應義塾大学を第一志望にしている人は複数の学部を受験する(例えば、法学部志願者でも、文学部を受験する者もいる)。また、国公立大学受験者も文系・理系関係なく多数併願して来るので、入試倍率、合格最低点ともに非常に高い。
また伝統的に、他の私大に比べ現役合格者の比率が高いのが特徴である。これについては、慶大が英数重視の入試を行っている為であると言われている。
- 合格人数
私立大学の入試の特徴として、募集人員以上の人数の受験者に合格が与えられることが挙げられるが、慶大もその例に洩れず、どの学部も募集人員の2倍程度の人数が合格になっている。国公立大併願の受験生がダブル合格した場合、多数そちらに流れるため、と考えられる。よって、実質倍率(受験者数÷入学許可者数)は試験前の発表倍率のおよそ半分程度である。記念受験の受験者が存在することを考えれば、実際にはもっと低いと推測できる。数字に気圧されずに挑戦してほしい。
参考:http://www.zkai.co.jp/z-style/examinfo/univ/data/result/2006/225_06_r.pdf
文学部
一学年約800名であり、大学受験枠が7割以上を占める(残り1.5割が自主公募推薦、1割程度が附属高校推薦)。一年生の間は一般教養科目を中心に、第二学年以降は三田キャンパスで17の専攻から1つを選び、学んでいく体制をとっている。
文学部の英語と独語では、辞書を使える(ただし電子辞書は一切不可)。英語は1000語以上の長文読解総合問題1問のみ(1977年~2005年、2007年~2008年。2006年度入試では出題形式に変化あり。)で、和訳や説明、英訳など殆どの設問が記述式なので過去問・予想問を中心にいわゆる国公立大学二次試験型の問題に慣れておく必要がある。問題構成はだいたい8問前後であり、最後の問題では100字程度の要約・内容説明が出題される。英語は全般的に英語の能力は勿論、それ以上に国語の論述能力も必要であるため、本学の小論文対策だけでなくある程度の現代文の論述問題にも取り組むべきである。ごまかしのない読解力と記述力が問われ、厳密に採点されるため、赤本などの解答があてにならないようなものもあり、英語の採点は厳しいといわれる。よって過去問に取り組む場合は各予備校が発表している解答速報を複数閲覧して自己採点することが望まれる。とはいっても試験時間は2時間と十分にあるので、前半1時間で和訳や記号、短い日本語説明などを片付ければ最後の100字程度の記述問題にも余裕をもって臨むことができる。地歴は日本史、世界史ともに記述式が主(世界史は全問記述)で日本史は論述も一、二題出る。基本的な問題を取りこぼさなければ合格点を狙えるだろう。小論文は人文科学がテーマの抽象的な文章などで長めの課題文になることが多く、難易度も決して易しくはないので小論文の課題文や現代文の問題文を読み慣れておく必要がある。時間と余裕があれば新書や学術文庫などで深めていくと良い。そして、時間内に課題文の要旨や自分の意見をまとめて書く練習が必要である。出題は毎年多岐に渡るので、油断禁物である。また、文学部は公募推薦という形態で、一定の評定平均を満たした高校3年生で同学部を第一志望とする者のみ出願できる、長時間での小論文(一部英語の問題等含む)を課す入学試験方式も存在するが、こちらも出願者レベルが総じて高いので決して易しくはない。
商学部
一学年約1000人であり、大学受験募集ではその7割を占める。(残り3割は指定校推薦と附属高校推薦が半々を占める。)
数学受験のA方式と、数学の代わりに小論文が課されるB方式が存在する。経済学部と同様にかつては数学必修であった。現在でも数学受験を入試のメインにしている点で他の大学と大きく異なる。入学後も数学(統計学や経済学、線形代数、微分積分など)を使うので数学を得意にしておく事を勧める。他の大学よりも数学色が濃いので、数学が苦手であると入学後苦労する。 入試配点については、全配点の半分を英語が占め。英語の出来不出来で合否が決まると言える。
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- A方式
- A方式
- 国公立大学を第一志望にする受験生は、A方式で受験するべきである。ただし国立大志望者といえども英語の苦手な受験生には厳しい。一方で数学は特別な対策は全く要らず、国立二次の勉強で対応可能。地歴については一部難問も出題されるが、教科書レベルを確実に正解すれば十分。
- 慶應義塾の中でも最も入試倍率が低く、最も入りやすい学部(A方式)と思う者が多い。しかし、数学と地歴が必須のA方式には、私立大専願の受験生は出願しにくいため、実際の出願者のほとんどは同じく入試で数学が必須である旧帝大クラスの一流国立大受験生である。また、経済学部A方式との併願者も多い。よって、表面上は低倍率に見え、予備校などの標準偏差値も経済学部などに比べ低めに設定されてはいるが、難関国立大受験生との競争となることを覚悟しなければならず、見かけ上の難易度より難しく他学部との難易差はあまりないと考えた方がいい。
- B方式(小論文受験)
- B方式(小論文受験)
- 募集人数がA方式の4分の1と極端に少なく、かなりの高倍率となり、全科目で高得点を取らなければ厳しい。小論文は数理パズル的な問題が多く出題される。数学無しといえども数理的思考能力が低い受験生を排除しようとしているのは明白なので、過去問をよく研究するべきである。
- また、入学後は経済学部と異なりA方式と同様の授業で進行するため、数学が出来ないと入学後に苦労する可能性は高い。2010年から経済学部で地理受験が出来なくなるため、地理受験が可能なB方式は難化が予想される。
経済学部
慶應義塾大学の看板学部。「理財(経済学の旧称)の三田」ともいわれている。
一学年の定員は約1200人であり、6割以上が大学受験組、残りの3分の1以上は附属高校推薦入学者であり、附属生の割合が一番多い学部である。
受験方式は数学受験のA方式と、地歴受験のB方式が存在する。
1990年代に入るまでは数学でしか受けられず、数学または地歴で受けられるようになった今でも数学受験のA方式は募集枠が大きい。入学後も数学(統計学や経済学、線形代数、微分積分など)を使うので数学を得意にしておく事を勧める。他の大学よりも非常に数学色が濃く、留年率も高いため、数学が苦手であると入学後苦労する可能性がある。
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- A方式
- 受験科目が英・数(小論文)のみの受験方式である。数学受験のほうが地歴受験より募集人数が多いため、数学が得意な者(文転者など)なら受かりやすいが、英語・数学の比重が大きく、徹底した学習が要求される。東大などの難関国公立大学が第一志望なら数学受験を勧める。問題は標準的であり難しいものではない。
- ちなみに医学部医学科などの理系受験生も併願して受ける事も多い(理工学部や医学部と併願して受ける者も多数存在する)。
- 商学部A方式(数学受験)との併願は多いが、学部相性は悪いので、本命をどちらか一方に絞って対策する必要がある。
近年ではSFCも英語・数学・小論文という科目で受験できるようになった為、併願が可能となった。(ただし出題傾向は異なる。)
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- B方式(地歴受験)
- 地歴・小論文は差がつかないので、実質的に英語で合否が決まる。ただ、地歴は最後に論述問題があるため、私大専願者にとっては若干厄介かもしれない。山川出版社の「世界史論述問題集」などを使うとよい。また、年号問題が多数出た年もあるため、年号もしっかりと覚えておきたい。
- 2010年度から地理での受験が出来なくなるので注意。
英語
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- 経済学部の英語では、長文総合問題、自由英作文が出る。私大専願者には厳しい。英作文は100~150語以上の指定条件の細かくついた本格的なものであり、「英借文」と言うように、まずはフレーズや英文の暗記からはじめよう。知識がついてきたら、実際に書いて練習してみよう。単語は英語→母国語ではなく、母国語→英語で覚えたほうが良い。片っ端から英単語を覚える事もある程度は必要であるが、母国語を基準にしたほうが単語の優先順位を付けやすく、アウトプットもしやすくなるからである。
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- なお、前半部分で高得点を取らないと、後半部分は採点されず即不合格となる(足切り)。2006年から問題傾向が一変した。今まで経済学部特有の問題を出題してきたが、2007年度入試では長文読解問題の難易度が易化する一方、英作文が大幅に難化し、受験生には大変厳しい出題となった。
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- 英作文のコツとして、解らない語があれば別の言い方で言い換えるようにすることである。模範解答は後付けの論理で書かれた文章に過ぎないので固執しない事、論旨をずらさず字数を満たせば得点は充分獲得出来る。
法学部
傍系高等学校からの推薦入学者が過半数を占め、一学年の定員約1260名のうち大学受験枠は560名と半分以下に過ぎない。そのため、一般受験の難易度はかなり高い。(塾内推薦枠が全体の約3分の1である約420名、指定校推薦枠が約160名、AO入試枠が約60名、帰国・留学生枠が60名と多様な入学形態で成り立つ)。
センター試験利用によるA方式と、英語・地歴・小論文によるB方式が存在する。
B方式は英語・地歴共に難易度が異常に高く、オールマーク式なのが特徴である。東大や一橋大と併願するならば、数学が課されているため私立大専願の受験生が出願できないA方式での受験が良いだろうが、センター試験(4教科4科目)で92~95%程度の得点を必要とするので、どちらが楽ともいえないのが現状である。経済学部同様に英語と選択科目で足切りを行い、2教科の合計が一定ライン以上に達しないと小論文の採点対象から外される。また、以前は面接が課されていたが2006年入試以降廃止された。ちなみに、法科大学院入試においても、慶應義塾大学は面接を課していない。
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- 英語
- 他学部に比して難度が高く80分で膨大な分量の問題こなさなければならない。一時は異様な難度とも言え、帰国子女しか解けないような時間内の全問回答さえおぼつかない難易度のものであったが、近年は易化が見え、許容範囲の難度となった。それでも全私大中で最上位層の受験生が集うので決して油断は出来ない。小論文での高得点が期待出来ない場合、英語で80%程を得点出来るのが望ましい。本学部の問題構成には特徴も多いので、まず問題形式に慣れて対策を立てることが大切。以下に設問ごとの解説を述べる。
設問ごとの解説
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- 発音・アクセント
- 語彙のレベルが高い。普段から発音記号に気を配り、少しでも得点したい。しかし受験生の平均点も低いので、拘り過ぎるのも良くない。
- 会話問題
- 難度は非常に高く、決め手に欠く選択肢も多い。上智大学のようなネイティブの日常会話が出題されたりと言うような事はないが、他大学の会話問題での演習はそれほど意味を成さない。しかし基本は長文問題の素養である。文脈をしっかりと追い、解答すれば良い。以下に、本学の会話問題のポイントを挙げる。まず回答の際に空欄部に当たったならば、必ず自分で空欄の回答を想像する事である。想像が付けば、それに該当する選択肢を探す。そうすれば十中八九回答に迷う選択肢がある。そこで深追いをして適当と思われる選択肢を選ぶのは禁物。そのような場合には、その空欄部に漠然としたメモなどを残すべき(“文句を言ってる”などと)。そして先の問題を見て、同じことを繰り返し、絶対確実と思われるものを埋めていく。すると、回答は幾分か狭まれ、正答率は向上する。以上の方法は回答の一例であり、自分に有益と思われる方法を実践するのも良い。
- 長文問題
- 量が多く、難度も高い。設問で問われる長文の範囲が飛び飛びなので、英文に慣れて、どこに何が書かれているか当たりを付けられるようにすることが有効。
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- 日本史
- 全体的に難度が高い。英語が易化する年に難化し、逆に英語が難化すると易化する。全問選択といっても、実質は記述と大差ない。語群は例年解答数の6倍程度に上り、受験生の負担はかなり大きい。近現代からは必ず大問が1~2代出題されるため、山川出版の用語集で取りこぼしのないくらい学習することが大切。山川出版教科書の、文章の穴埋め出題が多いが、用語集の解説を穴埋めにしたりもするので、双方の緻密な学習が求められる。なお、戦後の政党史は頻出であるので、重点を置いて学習すべき。
薬学部
2008年に、共立薬科大学を吸収するかたちで設立された。
A方式(センター利用)
早慶理系学部の中で唯一、センター試験の成績のみで受験できる学部なので、相当なハイレベルでの激戦が展開されている。倍率は30倍を超える。
B方式
初めての慶應義塾大学薬学部としての入試(08年度)は、前身の共立薬科大の問題を踏襲した形となった。
理工学部
一学年約1050名程であり、大学受験枠が6割以上を占める。(残りは指定校推薦と附属高校推薦が占める。)
理工学部は5つの「学門」に分かれており、それぞれに合格定員が設けられているが難易度に大差は無い。それぞれの学門ごとに進学できる学科が概ね決まっているので、まず希望する学科をある程度見据えて学門を選ぶ必要がある。
一般に理工系学部は文系より忙しいとされる。これは単位の殆どが必修科目であることや、学科によっては毎週の実験に追われることが理由である。さらに4年次には研究室に配属され卒業論文を仕上げる必要があるため、身を入れた勉強をしなければ卒業自体が難しい現実もある。ちなみに入試問題は全学門で共通。基礎をしっかり固め、様々な良問や応用問題を解くという王道こそが最も効果的である。また理工学部は矢上キャンパスを本拠地とするが、入学試験自体は日吉キャンパスまたは三田キャンパスで行われる。
医学部
一学年は約100名であり、大学受験募集枠は約60名、附属高校推薦が約40名であり、附属高校推薦の方がやや入りやすいと思われるが、附属高校の上位数名に入らなければならないため、難関であることは変わりない。
出題傾向はあまりはっきりしない。よって、国立大志望者は各大学に照準を合わせて勉強すれば良いが、過去問題集はしっかりとやっておくべきである。他学部と違い全科目記述問題が多く出題される。
1次試験
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- 英語
- 英語が得意な受験生にとっては勝負所である。英語の注はOXFORD Advanced Learner's DICTIONARYから引用されるので、日頃からよく引いて慣れておくのも良い。
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- 数学
- 4題構成で、空所補充問題が中心であるが、証明問題も出題されている。
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- 生物
- 高校履修範囲を著しく逸脱した考察問題が課される為、現在では高得点を望めない問題構成にな成っている。対策として、教科書の基本的事項を暗記した後、東大、京大、阪大、東京医科歯科大の入試問題などの考察問題を解き、解説を熟読し、自分なりの解答をまとめるといった地道な作業が必要である。生物選択者は物理選択者に対して不利であるため、予備校などでは安定して合格を求める場合、物理を選択することを進められる場合が多い。
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- 化学
- 理論または無機1問と有機が2問出題されるが多い。生物に絡んだ問題も多く出題される。2008年度入試で易化したことにより、今後の展開が読めない状況になっている。
- 物理
- 原子分野を重要だと考えている教授が多い為か、必ずと言って良い程、原子物理が出題され、力学も必ず出る。難易度は易しく、満点を取る事も不可能ではない。
2次試験
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- 面接
- 一般的な質疑応答と医学的な時事問題についての質問がされる。通常15分程度の面接が2回行われるが、再受験生や3浪以上、宅浪生などは3回行われる。再受験生には厳しいのかどうか不明だが、殆ど合格していないのが現状である。
SFC(看護医療学部・環境情報学部・総合政策学部)
看護医療学部
私大看護学系統では、最難関学部である。学部開設当初は受験者数が多く入試倍率が異様に高かったが、近年は受験者数が減っている。
1次試験
1次試験は、英語・数学、英語・化学、英語・生物の何れかから選択する。
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- 英語
- 客観形式による文法問題や長文空所補充といった選択式の問題(PART1)と下線和訳といった記述式の問題(PART2)の2パートに分かれた形式であり、PART2の最後には100-150語で書く英作文がある。書きたい事を日本語で書いてそれを訳しようとすることは愚の骨頂である。自分の表現可能な範囲内の英語だけで書くようにすれば足りる。わからない単語や構文は別の言い方で言い換えればよい。
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- 数学
- 5題構成で、3番までは空所補充形式、4番5番が記述形式になっている。試験時間80分のわりには問題数が多い為、迅速かつ的確に解答できる力が必要である。理系学部ではあるが、出題範囲はII・Bまでである。よって、余力があれば、文系学部(経済、商、総合政策、環境情報)の数学も演習してみると良いだろう。
2次試験
医学部同様、1次試験合格者には、小論文と面接の2次試験が控えている。
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- 小論対策
- 小論文は、課題文要約+論述形式である。看護医療学部ということもあり、扱われるテーマは医療に関わることが多い。
環境情報学部・総合政策学部
一学年、各学部とも450名程であり、大学受験一般入試枠は各275名ずつ、AO入試枠が各約100名ずつ、残りが附属高校推薦入学者が占める。
- 学科試験
数または英または数&英。
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- 数学
- 数学
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- 英語
- 英語
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- 数英
- 数学は指定された3問。英語は指定された1問。
- 小論文試験
学科試験(数または英または数&英)で合格最低点を獲得した者だけが、小論文の採点対象者となる。(足切り)[要出典]
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- 小論対策
- SFCでは小論文のウェイトが高い。これは二科目でも受験できる科目数の少なさから言っても当然である。総合政策学部では例年、筆者の異なる5種類~種類にも及ぶ膨大な量の資料文を読まされ、それらを貫くひとつのテーマを自分なりに結びつけ、論を展開させることが求められる。決められた時間内に資料文間の関連性を掴み取り、まとめられる要領の良さが必要であるが、実際のところどの大学の小論文も誤字脱字が無く、エッセイ的でない、内容·形式面で読みやすいきちんとした「まともな日本語の文章」が書けるかどうかが合否を分けており(採点者によれば、そのような文章はほとんど無く、減点方式となるのが一般的。)SFCとて例外ではない。
- しかしながら既述の通り、「すばらしい」文章を書くことは期待されておらず、こと合否のみに関していえば不要である。読みやすい、わかりやすい文章をミス無く書けるようにしておけば足りる。だが、小論文入試をきっかけとして大学入学後学問のために役に立つ、考える癖を付けることを目標としたい。そのための小論文である。
学科試験総観
英語
慶應義塾大学の文系学部は英語の配点が高い。英語の偏差値が70以上なら、全ての文系学部で有利である。逆に英語が苦手だと文系学部の合格はかなり難しい。どの学部にも言える事は、長文が非常に長く、速読速解力が求められる事である。また制限時間の割に問題量が多いので、時間配分に注意が必要。
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- 文学部
- 難解部分の和訳や英訳や指示語や要約問題等、記述問題が中心なので記述・論述対策が必須となる。英語力と同時に国語力が綿密に試され、東大・一橋など国立大学の試験と似ている。
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- 経済学部
- 超長文に加え、条件が指定された100words以上(近年では150words以上)の高度な自由英作文が出題される。英作文は一橋大学の試験と似ている。
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- 法学部
- マーク式の問題だが、時間が非常に短い中、非常に紛らわしい選択肢やかなりの超長文のため、総合的な難易度は慶應大入試では一番高い。ここ3年は随分易化したが、それでも難易度は非常に高い。
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- 総合政策学部・環境情報学部
- 桁外れの超長文が2題出題される。それぞれの長文中に、3択の中から最も適切な語句を選ぶ問題が20題、長文の後に、4択の中から長文の内容と合致するものを選ぶ問題が10題あり、全てマーク式である。よって1長文につき30題の質問に答えなければならない。超長文を早く、正確に読解する能力と高度な語彙力が不可欠。
歴史
日本史
学部ごとに難度にばらつきが見られるが、全学部とも出題範囲は一定している。また、全学部に共通する人物・用語も繰り返し出題され、それらを難問と処理するのは愚であり、きちんと他学部のものも含めて過去問研究にあたるべきである
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- 文学部
- 短答式の難度は低い。受験生のレベルを考えるとこのレベルでは差がつきにくい。記述・選択の空欄補充は(ほぼ)完答が求められ、合否の鍵は大問3・4の論述であり、対策が必要であろう。
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- 法学部
- 近年は英語との難度の調整であろうが、難度にばらつきも見られる。教科書・用語集に登場しない難問も時折見られるので、慶應大学の出身者等、一通り並べて確認しておくのも良い。ここ数年は全問が語群から適当語句を選ぶ空所補充となっているが、語群の語数が解答欄の数倍ありかなりの負担である。
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- 商学部
- 難度は標準~やや難。良問とまではいえないが、受験生を振るいにかけるには妥当な難易度といえよう。また2年連続で経済史を扱うなど、商学部らしい拘りも見えるので、産業・経済史、戦後史などは細かく集中的な学習が求められる。時たま難易度が高い記述問題が出るが、難易度が高すぎる部分は気にせず、いかに基礎部分で落とさないかの方が重要である。
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- 経済学部
- 難度がやや高い。正誤問題等で難問も時折見られるが、近年易化に向かっていることは否定できず、基本事項を抑えた学力を持って望むが重要である。他大学ではあまり出題の多くない、近現代の文学や情勢を細かく問うてくるのも本学の特徴である。論述対策も必要となる。また、日本史においては1600年以降のみが出題範囲である。
歴史
世界史
早稲田大学と違って、重箱の隅を突くような難問は、あまり出題されず、教科書をきちんと学習していれば、直接点数に結びつく良問が多い。出題される事件、人物は重複して出題される為、過去問演習が必要である。
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- 文学部
- 基本的用語を問う問題が多い。この学部は、一切マーク式問題は無くすべて記述式なので、事件、人物は正確に書ける必要性がある(ただし2008年を含めて一部の年に記号問題が出題されたことがある)。特に、中国史上の人物は、漢字で正確に書けるようにしておく必要がある。対策としては過去問の他に早稲田の文学部や立命館の世界史も効果的である。また、出題傾向としては、学部の性質上、文化史はよく出題される。特にルネサンスや、中国文化史は要注意である。一つ基本的な問題を落とす事は、不合格に繋がると考えるくらい学習してほしい。
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- 法学部
- すべてマーク式の出題。一切記述はなく、文中にあてはまる用語を語句群の中から選択する出題である。設問数は例年50個と、私大ではそれほど多いものでは無いが、選択語句が設問数の5倍(大問1つあたり12-3個の設問に対して選択肢が60個)あるので大変面倒な事になっている。以前に比べれば、細かい用語を問う問題は減ったが、それでも他の大学、学部に比べれば依然として細かい用語を問う問題は多く、極めの細かい学習が必要となってくる。出題範囲は、幅広く出題されるが、西洋史が中心である。また、ここ近年戦後史も頻出であるので要注意である。特に米ソの対立等はきちんと学習すべき。
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- 商学部
- 記述式とマーク式、論述式が混在する出題である。問題は基本的な問題が多い。大問3題で、いずれも長い文章の中の空欄にあてはまる語句を選んだり、(この点で法学部の出題に近い)または、記述してゆくという大学入試問題でオーソドックな出題である。出題範囲は、全範囲幅広く出題され、偏りのない学習が求められる。以前は、アメリカ史が頻出であったが、ここ最近は陰を潜めている。学部の性質上、産業史、経済史が絡めて出題され、出題者の意図が見え隠れする。また文化史の学習も怠ってはいけない。
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- 経済学部
- マーク式、論述式の出題である。出題範囲は、1500年以降のみで、前半1番、2番のマーク式の問題と、英語のマーク式の問題の点数が一定に達したものだけ3番、4番が採点されるという大変シビアな出題である。だから、合格の為には、まずマークの問題で確実に点をとる必要がある。1番2番は、人物、事件を選んだり年号に絡めた問題や誤文を選択する問題である。教科書レベルの問題であるから絶対に落としてはいけない。3番は毎年出題が変化するので一概には言えないが1、2番同様事件、人物を選択したりする問題である。しかし、2004年度のように短い論述式が出題されることがある。4番は、最も差のつく論述問題である。国立大学レベルの本格的な出題であり、戦後の事件が問題の中心となっているため本当に大変である。論述式は、年々難しくなっているため更なる学習が求められる。
小論文
慶應義塾大学では一般的な私大の文系学部とは異なり、国語が無く、代わりに小論文を課している。東大が第一志望なら小論文をわざわざ学習する必要は無いだろう。慶應義塾大学が第一志望なら小論文もしっかりと学習しておきたい。ただし、商学部A方式の場合は小論文の代わりに数学が課されるので注意。
小論文は一朝一夕に実力がつく科目ではないので、高校1年時から計画的に学習することが望ましい。経済学部の小論文は難易度が低いが、他の文系学部の小論文は課題文の難易度が相当に高いので高度な読解力と集中力、深く広い教養(課題文の背景知識)が必要になる。
政治、経済、小説、哲学・思想など、幅広いジャンルの書籍を読んで教養をつけ、原稿用紙を使って実際に書く練習を積む必要がある。要約の練習と、自分の主張を解りやすく表現する練習を積むのがよいだろう。
小論文は既述の通り、成績が上がるまでに時間がかかる科目なので、どうしても間に合いそうもない場合、地歴や数学で点数を稼ぐ作戦をとるのも手であろう。
河合塾全統論文模試、早大・慶大オープンや代々木ゼミナール全国論文テスト、慶大入試プレをを受験し、小論文試験の練習を行うことも対策の1つだろう。特に早大・慶大オープンと慶大入試プレでは各学部専用の小論文試験を実施する為、必ず受験しておこう。
数学
慶應義塾大学では伝統的に文系でも数学を重視した入試を行っている。特に商学部・経済学部では数学を選択した方が門戸が広く、入学後も数学を使った授業(経済学や統計学、微分積分、線形代数など)が多いので、合格を目指すなら数学受験を選択するべきである。また、数学は点差がつきやすく満点も可能なので、英語が苦手な人間が逆転合格を狙うにも適した科目である。
慶應文系の数学は、問題の難易自体は標準的だが、試験時間の割に計算量が多いのが特徴である。慶應の過去問を解き、安定的に70%ほど取れるようになれば、数学に関しては合格点は取れるであろう。微分積分・数列・確率・ベクトル等の頻出の分野から優先的に仕上げていくのも、ポイントである。
前述したように、数学は点差が非常につきやすい科目であり、例えば、証明問題等で大問を丸ごと一つ落とすと一気に20点ほど差がつくが、これを英語や地歴、小論文で挽回しようとするのは、実質的に不可能である。つまり、商・経済のA方式では数学の出来で合否がほぼ確定しているので、怠らないように。