法学入門
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「法学入門」とは、これから、「法学」又は「法律学」を学ぶものに、「『法』とは何か」「『法律』とは何か」を示し、これから、何を(学問(「学習」ではない」)の目的)、どのような観点で学ぶかを紹介することである。法と法律は、人の社会生活のあらゆる局面を、さまざまな目的で取り扱うものである、さらに、それは架空の事柄ではなく、現実に起こっていることなのである。したがって、法と法律を学ぶ観点は、現実の事件がどのように取り扱われたかを知り、かつ、その当否を価値判断し、それはどう取り扱われるべきであるかを、社会に向け発して説得できるかを自ら考えることができるようになることといえる。現実の事件の広範性・多様性を考慮すると、普通の者には、この観点を定立し、後輩である初学者に語るのは、非常に困難であり、かつ、学問に対して不遜な態度とすら言える。
ここでは、先学の著名な著作を紹介するに止め、法学入門に替えたい。
目次 |
[編集] 法学一般
[編集] 単行本
- 『法学の基礎』(団藤重光 有斐閣)ISBN 978-4641027213
- 著者は、東大名誉教授で最高裁判事も務めた日本刑法学の最高権威の一人。文化勲章受章者。筑摩書房から「現代法学全集」の第1巻として、1973年に刊行された名著「法学入門」の改訂版。
- 『現代法学入門』(伊藤正己・加藤一郎 有斐閣)ISBN 978-4641027213
- 伊藤正己は、東大名誉教授で最高裁判事も務めた英米法及び憲法学の権威で文化勲章受章者。加藤一郎は、東大名誉教授で民法学の権威。
- 『法学入門』(三ヶ月章 弘文堂)絶版
- 著者は、東大名誉教授で法務大臣も務めた民事訴訟法学の最高権威の一人。文化勲章受章者。
- 『実定法学入門』(田中英夫 東京大学出版会)ISBN 978-4130320542
- 著者は、東大名誉教授で英米法の権威(故人)。法哲学的な色彩を極力減らし、ケーススタディを多く取り入れるなど法解釈学的観点が強い、法曹志望者など、法解釈の専門家たらんとする者向けの著作。
[編集] 新書など
[編集] 法各分野
[編集] 憲法
[編集] 民法
民法は、ローマ法以来の伝統を有する法解釈学の王道と言われており、その思考法は私法一般のみならず、法解釈学全般の範ともなっている。但し、価値観や制度の多様化する現代社会においては、この解釈法を万能薬のように用いるのは、必ずしも適当でない場合が多い。この事実も、これらの入門書をきちんと読むと理解することができる(逆に、あたかも万能薬であるかのように書いてあるものは信用ができないということでもある)。
[編集] 単行本
- 『民法案内 1 私法の道しるべ』(我妻栄 勁草書房)ISBN 978-4326498277
- 著者は、東大名誉教授で日本民法学の最高権威ともいえる学者、文化勲章受章者(故人)。その精緻な理論構成により、日本民法学を完成させたと評され、影響は、法学全般に及んでいる。
[編集] 新書など
- 『民法のすすめ』(星野英一 岩波書店・岩波新書)ISBN 978-4004305361
- 著者は、東大名誉教授で、我妻に教えを受けた最後の弟子。正統的な我妻法学を継承すると同時に、「結果の妥当性」と言う観点から、大胆な批判修正を行い、現在の民法学の方向性に大きな影響を与えた学者である。