神戸大対策

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本項は神戸大学の入学試験対策に関する事項である。

歴史的に旧商業大学をルーツとしているため、相対的に文系の難易度が、医学部医学科を除く理系よりも高い傾向がある。入試では、5教科の基礎的事項をほぼ完璧にマスターすることが求められる。また、センター試験の比重も決して低くはなく、後述の通り2次試験も基本的な問題であるため、逆転が難しい(経営学部の一部を除く)ので、センター試験では8割程度以上の得点がないと合格は厳しい。特に経営・経営学部の一部ではセンター試験の得点によって合否が確定するため、センター試験で失敗することは致命傷となる。

2次試験で出題される問題自体に珍問・奇問は少ない(難問は当然出題されることもある)が、そのため1科目でも致命的に出来なければ、そこで他の受験生と差が開いてしまい、合格は難しいだろう。特に数学でその傾向が強い。全体としては、問題数に対して試験時間が短い。河合塾の神大入試オープン、代ゼミの神戸大入試プレ、駿台の神戸大入試実戦模試などの神戸大対応模試を受験することにより、出題傾向や時間配分を実際に把握することも大切である。

目次

[編集] 模試

現在、神大入試オープン(河合塾)、神戸大入試プレ(代ゼミ)、神戸大入試実戦模試(駿台予備学校)、難関大模試(東進衛星予備校)などが各予備校で実施されている。各予備校は、神戸大入試を徹底分析し精度の高い予想問題を提供しており、また、神戸大志願者が多く受験するため、受験すれば本番入試に向けての大きな指針となる。よって、神戸大志願者はこれらの模試をできる限り受験しておきたい。また、この模試と、センター試験対策のマーク模試でドッキング判定(総合判定)される場合が多いので、出来れば、ドッキング対象のマーク模試も同時に受験するべきである。さらに、当大学の入試問題は常に時間との勝負となるために、できれば2つ以上受験して一方は得点狙い、もう一方は時間配分・本番に向けての実験などを試みるようにしたい。

[編集] 英語

長文読解問題が3問、和文英訳/自由英作文が1問出題され、これを80分以内に解答しなければならない。神戸大英語は本文自体の難しさよりも時間との格闘が問題となる。従って、(単語、文法事項・構文の知識をある程度踏まえた上での)速読力が必要となる。これはCD等で英文を聞いたり英文を音読したりするなどして身に付けなければならないだろう。

[編集] 長文読解問題

本文から省かれた語句を記号で問うものや、並べ替え、内容一致、内容説明、部分和訳の問題が出題される。基本的に平易なものが多いが、内容説明に関しては、問われているものが本文のどの箇所に当たるのかを把握し、それを字数に合う形で解答しなければならない。これは形を変えた部分和訳とも言える作業であり、ある程度の厳密さが必要である。

部分和訳については、文構造はそれほど難しくないものの直訳すると意味が分かり辛くなる短文和訳があるので、文脈を考慮した上でのこなれた和訳をする必要がある。なお、07年前期では和訳の量が多くなっており、和訳に関しても若干精密さが要求されるような傾向が08年以降も継続する可能性もある。


[編集] 和文英訳・自由英作文

これに関しては、隔年的にどちらかが出題されるものの、全く規則的な出題方式だというわけではないのでどちらの対策も必要である。07年前期ではどちらも出題された上に、配点が35点と過去の問題よりも配点が高くなっているため、英作文重視が伺える。

基本的に、自分の使える表現内で書くことが重要である(記憶があやふやなものを使って書くべきではない)。そのためには表現方法を豊かにするため問題演習を重ねたり例文集に当たることが必要である。

[編集] 難易度

各設問の難易度はそこまで高くないものの、全体的な時間の短さを考えれば標準~やや難レベルで構成されている。実際には500語程度の長文を的確に解答できるようになる訓練が必要である。また、記号選択式問題だけでも全体の半分程度あるのでそこは確実にクリアしたい。英作文に関して言えば年度によって難易度にかなりの差があり、標準~難程度まで変動する。やや難しめで長めの英作文をこなして本学の英作が「短い」とおもえるような訓練すべきである。

[編集] 数学

[編集] 文系

3問出題される。最も差が開く科目なので、英国に不安がある受験生は満点近く、英国に自信があるが数学に自信のない受験生は本番までに3問中2問は解き切って半分程度得点することを目指そう。数学の配点が高い経済学部であれば、悪くても2問完答以上を目指したい。配点が低い文学部や国際文化学部志望で、英国に自信があれば1問完答、1問を途中までの解答としても合格に届く可能性はある。ただし神戸大の国語は採点が厳しいので国語で稼ぐことは難しい。よってやはりどの学部であっても2問は完答したい。

出題傾向としては、微積分・ベクトル・数列が(文系数学一般でいえば確率も)頻出分野である。2005年まではこの3分野の中から確実に2問は出題されるという傾向だったが、2006年、2007年は他の分野から2つ出題されているので各分野をバランス良く学習するべきである。

対策としては、教科書、学校から配られる傍用問題集等をこなし、青または黄チャート、ニューアクションωまたはα・βといった参考書の例題に(分野を問わず)当たって解法を学ぶべきである。

そして、付属の演習問題かあるいは他の問題集で練習を積もう。


[編集] 難易度

標準的な問題が多く、神戸大レベルの受験生にとってはやや易ぐらいのレベルである(過去には難解な問題が出題されたこともあるが近年易化傾向)。しかし、内容的には基礎のおぼつかない受験生にとってはかなり厳しく、得点には結びつかないだろう。時間的にも厳しいレベルではないが、採点はやや厳しめだという噂がある。正確な解答を心掛け、ミスを最小限に食い止めたい。

[編集] 理系

5問出題される。確率の問題が出題される可能性が高く、かつ難問である。各設問とも(1)の問題は完答し、最低でも6割程度の点数は確保したい。(もちろん医学部医学科志望の受験生は別)

対策としては、文系と同じく、教科書、学校から配られる傍用問題集をこなし、青または黄チャート、ニューアクションωまたはαといった参考書の例題をこなし、良問プラチカややさしい理系数学など実践的な問題集で応用力を身につけていきたい。

[編集] 国語

100分以内に現代文(評論)、古文、漢文の3問(経営学部は80分以内で現代文と古文のみ)を解かなければならない。現代文の文章の長さ(引用文も長い)は特徴的であり、100字以上の記述問題が現代文と古文それぞれで常に課され、漢文でも50字以上の記述問題が確実に出ることから時間的余裕は無いだろう。現代文、古文、漢文のいずれにおいても、文脈を追い、文章中に複数以上ある解答の要素を捉え、短時間で的確に言い換えて記述するという作業に対する慣れが必要である。また本学では時間配分が学力レベルを越えて影響するため、しっかりとした過去問分析が必要である。特に現代文は予想以上に時間がかかるので、まず古文や漢文を40~50分で片付け少しでも現代文に時間をかけたい。

[編集] 現代文

現代文に関しては、漢字問題以外は全て論述形式で問われる。例年他大学を圧倒する5000字前後の長文が出題され、総記述量も400字程度と時間的に厳しい。記述力を身に付ける方法としては、センター国語の第一問(評論)を解くと同時に200字程度でその要旨・要約を述べ、添削してもらうというものが挙げられるが、長期休暇等を利用して継続して行わなければ意味が無いだろう。そのうえ、本文の長さは他の学校と比べても例外的なので、本番と同様の演習を行おうと思っても材料は過去問や神戸大用模試の過去問に限られる。従って、経済学部や経営学部のような国語の配点が高くない学部の志望者は、現代文に相当な時間を割いて対策することで不得意な他の科目の分を補おうと考えるのは得策ではないだろう(ただし、いわゆる「捨てられる」科目ではないのでそれなりの得点が可能な程度は勉強すべきである)。

しかし、法学部、文学部、国際文化学部のように国語の配点が高い学部を志望し、尚且つ記述問題が得意で国語を得点源にしようと考える人もいるだろう。そういう人は『現代文のトレーニング(記述編)』のような難解な文章を扱っている問題集をやっておくべきである。というのも、2000年代初頭までは随筆的な文章が出題されていたものの、それ以降に入ってからは抽象度が高く、硬質な評論文が出題されるようになっているからである。

なお、本文中に登場する語句が難しいと思ったり、本文の背景知識が足りないと感じるならば、現代文用のキーワード集や用語集で語彙力を身に付けるべきである。そして、大学側が要求している教養・常識がどのようなものか知りたいと思うなら、石原千秋の『教養としての大学受験国語』はそれを示す一例となろう。また、上記のような要旨・要約を書く余裕は無いが、記述問題に取り組みたいと思うならば『入試現代文へのアクセス』等で基礎力を身に付け、『現代文と格闘する』等を経て『得点奪取現代文』といった問題集で演習・復習を積み重ねるのが理想的である。

[編集] 古文・漢文

基本的な文法・語法(句形)問題も出題されているが、現代語訳や30字から100字程度の記述を要する読解問題の比重が高い。文法や重要語の知識を身に付けるのは当然だが、それらを単独で覚えるだけでなく、一定の長さを持った文章の中での文脈において理解することも大切であろう。すなわち、日常学習のみならずマーク・記述模試を受けた後、知らなくて答えられなかったり読解を間違えたりした箇所は解答・解説を読み込んで徹底的に洗い直し、本文を改めて理解することが重要である。覚えなければならない古文単語や句形・重要な文字の数は英単語に比べればさほど多くないのだから、内容の理解を問う問題に取り組めるよう学習に取り組まなければならない。この古文・漢文をいかに早く解き、現代文に時間を費やせるかが重要である。特に漢文は他の2題に比べやさしいので、できれば(漢文が課されない経営学部の時間から考察して)大学側が考えている20分よりも速く解きたい。解いた問題で分からなかった箇所や誤った箇所を直ちに補わなければならないのは、古文・漢文のみならず全科目に共通する必須の学習姿勢である。

[編集] 演習本

  • 入試精選問題集(古文・漢文共に)
  • 古文上達
  • 最強の漢文

[編集] 難易度

文章量と総記述量に制限時間を考えると、他の教科に比べかなり難易度は高い。内容自体も重厚な文章も多く、高いレベルでの読解力が必要といえる。現代文はどうしても60分程度はかかってしまうので古文・漢文を先に片付ける方がよい(特に漢文は他と比べやさしいので得点源にできる)。普段から長めの文章を読み、150字以上の記述問題もこなすべきである。

[編集] 物理

3問出題される。1問は力学から、1問は電磁気からほぼ必ず出題され、もう1問は波動、熱力学のどちらかから1問出題される。時間は2科目120分(学部学科によっては1科目60分のところもある)。

他の難関大学の入試問題と違い、神戸大物理では難しい計算はまず出題されない。しかし、答えに至るまでの導出過程を記述しなければならない(これは京大や阪大と同じ問題傾向を嫌い、独自性を打ち出したいためと思われる)。このため、一般的な入試対策問題集で公式を用いて問題を解いていると太刀打ちできない可能性が高い。教科書を使って公式の導出過程をしっかりと身につけておくことが、神戸大物理攻略への一歩である。

[編集] 化学

4問出題される。大まかな傾向としては、1問理論分野から、1問無機分野から、1問化学Iの有機分野から、1問化学IIの有機分野からの出題。時間は2科目120分(学部学科によっては1科目60分のところもある)。

1問およそ15分ほどしかかけることが出来ないため、すばやい問題処理能力が求められる。また、有機分野の配点が高いため、こちらを重点的に勉強すると良い。有機分野を捨てることは自殺行為である。(しかし、得点率が悪いのは実は有機分野である)また、神戸大化学の特徴として、過去に神戸大で出した入試問題とほぼ同じテーマを出すことが多い。(例:99年大問3と03年大問3、00年大問3と07年大問3)。そのため、過去の入試問題を10~15年ほど丁寧に、分野別に研究することが合格への近道である。

[編集] 後期法学部小論文

神戸大の後期法学部小論文は他学部ならび他大学のどの小論文とも似つかない。それ故対策には労苦するだろう。テーマ(例えば尊厳死についてなど)にそって10近くのパッセージを与えられ、それを賛成意見と反対意見に振り分けてまとめるというのが神戸大法学部の小論文の伝統である。気をつけなければいけないのは、自分の意見を入れてはならないことだ。出題されたテーマに明るい場合、往々にして知識をひけらかそうとしたくなるものだがそこは我慢。その知識は自分の小論文を推敲する際に役立てよう。時事問題に対する知識と各意見を分類する能力と文章の抽象部を指摘しまとめる力が試されているといえよう。

対策

赤本などには『アエラ 法律学がよくわかる本』を参考にする旨が推奨されているが、書店に置いていない場合が多くまた分量も多いため実用的ではない。もっともよい対策の一つは新聞の社説であろう。社説の譲歩部分と主張部分を書き出す作業を繰り返せば、時事知識、賛成意見と反対意見の識別能力、まとめる力の3点が合理的に身につくであろう。前期試験終了までにある程度地力をつけておき、過去問にあたるのがベストである。ちなみに予備校の小論対策は意見小論文対策であり、本試験には馴染まないので効果的ではない。

試験

試験時間は3時間あり十分である。下書き用紙が用意されているので、大いに利用しよう。パッセージを一つ読んだら下書き用紙にまとめるという作業を繰り返し、全部読みきってた後で流れを考えながら配置を決めよう。賛成意見と反対意見を交互に書くのではなく、賛成意見と反対意見の2段落構成でいこう。そのさい指定文字数をパッセージ数でわっておき、各パッセージをまとめる際の平均字数を決定しておこう。そうすることで字数オーバーや巷でよく危険ラインといわれる8割切りは防げるであろう。

[編集] 後期発達科学部小論文

神戸大の発達科学部後期小論文は与えられた文章(A4用紙10枚前後)を読み、そこから要約と自分の意見を述べる3問構成の一般的な形である。文章は比較的読みやすいものであるが、最近では、自分の学びたい事柄と関連させて書くことが求められており、そのため志望学科によっては、関連させるのが難しい場合もある。また難化しており、2008年の小論文はJ,S,ミルの自由論が出るなど、大幅に難化した。しかしながら、センターで十分に点数が取れれば、失敗することはまずないであろう。

対策

まずはセンター試験レベルの文章を200~300文字程度に要約することから始めよう。次に現代文の用語を覚えよう。特に自分の興味のある学問については、深く勉強することもよい。加えて、自分の志望学科の教授が何を研究しているのかを調べよう。小論文を書くにあたって大きな力となるだろう。

試験

時間は150分ある。下書き用紙が配られてるので大いに活用しよう。書き方としては。主張→その具体的説明→結論という形を意識して書くようにしよう。

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