自転車のパンクの修理

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

ここでは自転車のパンクの修理法について説明します。

準備するもの[編集]

  • スパナかレンチ
  • タイヤレバー(タイヤを外す道具:ない場合は平たく丈夫な棒で代用可能)
  • 空気入れ
  • 水の入ったバケツ
  • ぼろ布
  • 紙やすり
  • パッチ用のゴム
  • ゴムのり
  • ハンマー

修理の手順[編集]

準備[編集]

必要なものを用意する。上の「準備するもの」を参考にしてください。

タイヤを地面から浮かせる。自転車をひっくり返すのが一番簡単ですが、専用のスタンドがあるならそれを利用したほうがいいでしょう。

チューブを外す[編集]

まず、外しやすいようにタイヤの空気を抜きます。その後、栓の根元にあるナットを外しておきます。

タイヤを外します。タイヤレバーをタイヤとリムの間に差し込み、てこの原理を利用してリムの外側に引っ張り出します。元に戻らないようにレバーをスポークに引っ掛けて固定します。これを繰り返すことでタイヤをリムから外すことができます。

タイヤが外れたら、その隙間からチューブを丁寧に引き出します。

穴を見つける[編集]

チューブが外れたら栓を元に戻し、空気を入れます。

空気が漏れる音が聞こえる場合、そこに穴があると考えられます。

穴が見つからない場合、チューブを少しずつ水につけてみてください。穴があるところからは空気が漏れるため、泡が出てきます。穴が見つかったら、チューブはよく拭いておいてください。


穴をふさぐ[編集]

穴を見つけたら、ゴムを貼りやすいように穴の周りを紙やすりで平らにします。

穴の周りにのりを塗ります。のりが乾いたら穴の上からゴムを貼ります。

ゴムを貼ったら、ハンマーで上から叩いてなじませます。

穴を見つけるときの手順を再度行い、穴がふさがれていることと他に穴がないことを確認してください。

元に戻す[編集]

栓をリムの穴に通し、ナットを軽く止めます(位置固定のため)。

チューブをタイヤの内部に入れます。このとき、チューブに少し空気を入れておくといいでしょう。

タイヤレバーを使い、タイヤをリムの中に入れます。

タイヤが完全に入ったら、栓がまっすぐになるようにナットで固定します。