電気通信大対策
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本項は、電気通信大学の入学試験対策に関する事項である。
電気通信大学(以下、電通大)は東京都調布市にある、国立の工学系単科大学である。知名度は低いが、工学分野で輝かしい実績と、多くの優れた研究者、技術者を輩出してきた大学である。電通大は昼間コースと夜間主コースの2つのコースがあるが、現時点として本項は昼間コースについてのみ記述する。
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[編集] 数学
数学I、II、III、A、B、Cから出題される。前期は大問4問で試験時間は120分、後期は大問5問で試験時間は150分、記述式である。近年の難易度は、やや易~標準・やや難で微分・積分、数列、ベクトル、行列に関する出題が中心である。全体的に計算問題が多く、計算量が多くなる。工学的な問題という印象を受けるため、微積分の計算はしっかりと正確に解けるように練習しておくべきである。数Cの2次曲線の内容との融合問題もたびたび出る。とてもよく出る分野とまったく出ない分野とが分かれており、赤本などでよく分析するべきである。大問4問はどれも多目の小問からなっており、丁寧に誘導されながら解いていく流れである。問題集をやっている人ならば一度は見たことのある問題が多い。以前は頻出だった複素数が範囲から外れ、代わりに一次変換が今後定着しそうな分野なので十分な基礎力を養うとよい。なお、2009年度前期入試においては、確率が出題された。 数学に限ったことではなく電通大入試全体の傾向として、難問の類はまったく出ないものの、その分用いた式の説明などが出来ていないと、3完1半等でも思ったほど点数が伸びないことも多い。(とくに他大学からレベルを下げてきた後期のみ電通大を受験する者に顕著な傾向である) そのため、しっかりとした説明能力を身につけておくべきである。
[編集] 英語
英語I、II、リーディング、ライティングから出題される。前期、後期とも大問4問の構成である。標準的な問題。毎年、超長文と英作文が出題されている。昨年は要約問題が出題された。文章は長いが語彙は基礎的なものが中心であり、速読が要求される。注意すべき問題は文法、構文などの問題で、文章中の穴埋め形式で正しい選択肢を選ぶものである。選択肢をそのまま選ぶだけではなく、品詞等を変えて書かなければならない。 近年は英作文の影響で、試験時間に余裕がなくなってきている。英作文については過去問をよく研究し、時間内に仕上げられるように訓練したい。
[編集] 理科
前期は物理、化学からの1科目選択。後期は物理、化学の2科目が課される。
[編集] 物理
物理I、IIから出題される。歴史を見ると80年代→90年代→00年代と問題は徐々に易しくなっている。80年代~92年までは質・量とも標準とはいえ応用力を要する問題も出題されていた。93年にこれまでの傾向を外れ現在のような基礎力を見る問題が出題された。94~96年には以前の難易度に戻ったが、97年以降は基礎的な問題が続いている。 全問記述式。近年の難易度は基礎的。出題される問題は教科書の例題、章末問題程度の高校物理の基礎が中心である。問題、難易度の傾向は90年代後半ごろからほとんど変わっていない。問題に特別変わった設定や工夫などを凝らしたものはなく、あまり考えることなく解き易い問題である。しかしこれらの問題をミスなく正確に解くことが重要で、ケアレスミスが命取りになりうる。センター試験と違って記述式なので、考え方や計算式などを丁寧にまとめて書くことが要求される。ここ数年は基礎的な内容となっているが90年代はテレビの画像生成に関する電子と電磁場・ローレンツ力の関係、エレキギターの音程と弦の長さ・周波数の関連、冷蔵庫に関する熱量保存の法則など、身の回りの電機機器と物理法則との関連についてもう少し深く考えさせる問題も出題されていた。また編入試験の物理などは手ごたえのある問題が出題されている。入学後、物理はとてもよく使う科目であり、レポートなどでしっかりと論述できる能力が求められる。
[編集] 化学
化学I、IIからの出題。80年代後半ごろまでは物理同様ある程度の応用力を要する一定以上の難易度の出題であった。90年代からやや取り組みやすい内容となり、物理・化学の2科目が課されてからは基礎的な内容となっている。 近年は基礎的な問題である。化学は2題のみでありボリュームは少なめである。対策は教科書の内容と傍用問題集で基礎力を充実させて、あとは過去問を研究し、記述で説明する問題などを押さえておけば十分である。前期と後期では後期のほうがやや応用的なものが出題される傾向がある。 日常生活や環境問題などに関するちょっとした応用問題が出題されることがある。 2010年からは前期で物理・化学のどちらかを選択、後期で物理・化学の2科目必須に変更された。