JavaScript 標準ライブラリ Array
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[編集] Arrayオブジェクト
Arrayオブジェクトは配列を扱うための機能を組み込んだオブジェクトである。 配列を作成する際には
var arr = new Array( 'a', 'b', 'c', 'd' );
等の書式で行うが、実際にはシンタックスシュガーが存在しており、次の書式が等価である。
var arr = ['a', 'b', 'c', 'd'];
JavaScriptの配列は非常に柔軟であるため、データ型に関して制約がない。 そのため
var arr2 = [1,2,3,'4', true, [3,4,5]];
等の様に、複数のデータ型を同時に入れる事が出来る。
[編集] プロパティ
[編集] length
配列の有効な最大インデックス+1 を取得する。
[編集] メソッド
[編集] toString()
配列を文字列化する。
[編集] toLocaleString()
配列を、使用している環境の言語や文化に合わせた読みやすい形式の文字列に変換して返す。 変換は、配列内部の要素を一度文字列化してから連結するので、Number型やDate型のtoLocaleString()での変換結果を参照すべきである。
[編集] concat( [ item1 [ , item2 [ , ... ] ] ] )
配列の連結を行う。
[編集] join(separator)
配列を指定した文字を連結子として連結して文字列として返す。
var d = [ 2007, 11, 21 ];
document.write( d.join("-") ); // 2007-11-21 と表示する。
[編集] pop()
配列末尾から要素を取り除く。 このメソッドは破壊的メソッドなので、再代入の必要はない。 返り値としては、取り除かれた末尾の要素が返る。
var arr = ['a','b','c','d','e','f','g','h','i','j','k']; arr.pop(): // 「k」が返る document.write(arr); // 「k」を取り除いたa,b,c,d,e,f,g,h,i,jが返る
[編集] push( [ item1 [ , item2 [ , ... ] ] ] )
配列の末尾に要素を追加して、その配列の長さを返す。このメソッドは破壊的メソッドなので再代入の必要はない。
var arr = [1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]; arr.push(11); document.write( arr );
[編集] reverse()
配列の要素の順番を入れ替える。これは破壊的メソッドであるため。再代入の必要はない。
var arr = [1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]; arr.reverse(); // [10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0] になる。
[編集] shift()
配列の最初の要素を取り除く。このメソッドは破壊的メソッドのため再代入の必要はない。 返り値として取り除いた要素を返す。
var arr = [1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]; arr.shift(); document.write( arr );
[編集] slice(start, end)
startからend番目の配列要素を取得する。 引数に負の数を指定すると、配列の末尾からのインデックスでデータの取得を行える。
var arr = ['a','b','c','d','e','f','g','h','i','j','k']; document.write( arr.slice( 3, 8 ) + "<br />" ); // d,e,f,g,h返す document.write( arr.slice( -5, -1 ) + "<br />" ); // g,h,i,jを返す
end側にundefinedを指定すればstartから配列の末尾までを取得できるはずだが、現在の段階では実装に依存する。
document.write( arr.slice( 3, undefined ) + "<br />" ); // 配列の4番目から最後までを返す document.write( arr.slice( 3 ) + "<br />" ); // d,e,f,g,h,i,j,k が返る正しき標準仕様外
[編集] sort(comparefn)
配列要素を引数で指定した方法でソート(並び替え)する。ちなみにこのメソッドは破壊的メソッドである。 並び替えの方法は、引数の中で規則を定めた関数として与える。
説明だけでは分かりにくい、実例を挙げる。 例えばバラバラに並んだ数字を、昇順(ascending order)に並び替えたいとき等には次の様な関数を作成して、引数として指定してやる。
function ascendingOrder( _n1 , _n2 ){
return _n1 - _n2;
}
var arr = [5,8,7,2,4,3,9,1,6,0];
arr.sort(ascendingOrder); // ここで並び替えを実行する
document.write(arr+"<br/>"); // 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9が表示される
作成する関数は、配列要素から、2つずつ値を受け取ってそれを比較することにより、正、ゼロ、負のいずれかの値を返す。 ゼロの値を返す場合は、入れ替えが行われないが、正の値を返す場合は大きい値の要素が後ろに、負の値が返る場合には小さい値を後ろに持っていく。 実際には、ソートの原理を知っていると、このメソッドの理解がしやすい。
(実際にはクイックソートが、様々な状況でも安定して高速なので多くの実装がクイックソートを基本にこのメソッドの内部の実装を行っていると思われるが どちらのソートを知っていても、内部を気にしないで使う分には特に差はない)
並び替えの規則を指定する場合、関数は非常に簡潔で短いものが非常に多いので、実際には次の様に関数を直に記述してしまう場合の方が多い。
arr.sort( function ( _n1 , _n2 ){ return _n1 - _n2; } ); // ここで並び替えを実行する
[編集] splice(start, deleteCount [ , item1 [ , item2 [ , ... ] ] ] )
このメソッドは、分割(split)と切り取り(slice)の似た機能を兼ね合わせても足せたメソッドである。 また、このメソッドは破壊的メソッドである。また、返り値として取り除いた値を返す。
文のみの説明では分かりにくい所があるので、サンプルコードを提示する。 配列からn番目の要素を取り除きたい場合には次の様なコードを記述する。
var arr = ['a','b','c','d','e','f','g','h','i','j','k']; var n=3; arr.splice( n, 1 ); // インデックスが3の「d」を取り除く document.write( arr + "<br />" ); // 「d」が無いa,b,c,e,f,g,h,i,j,kが返る
spliceメソッドの第2引数は取り除く範囲の大きさである。そのため例えば第2引数に4を指定すると、配列の4番目から8番目の要素が取り除かれる。
第3引数以降を利用すると、配列要素の取り除きではなく、置き換えるが出来るようになっている。 つまり、第1、第2引数で配列の入れ替え箇所と範囲を指定した後に、そこに入れ替えたい要素をだ3引数以降で指定する。
var arr = ['a','b','c','d','e','f','g','h','i','j','k']; arr.splice( 3, 4, 'x','y','z' ); // インデックスが3~7の間の、つまりd,e,f,gをx,y,zに置き換える document.write( arr + "<br />" ); // a,b,c,x,y,z,h,i,j,k が表示される。
[編集] unshift( [ item1 [ , item2 [ , ... ] ] ] )
配列の先頭にアイテムを追加して、その配列の長さを返す。 このメソッドは破壊的メソッドなので、再代入の必要はない。
var arr = ['a','b','c','d','e','f','g','h','i','j','k'];
arr.unshift('z','y','x'); // 配列の最初にz,x,yを追加
document.write( arr ); // z,y,x,a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k が返る