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テキストエディタ

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

テキストエディタ

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テキストエディタは、テキスト形式のファイルを作成、編集するためのソフトウェアです。ソースコードの編集、文書作成、設定ファイルの変更など、さまざまな場面で利用されます。

特徴と用途

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テキストエディタは、以下のような特徴を持ちます。

  • 軽量性: 多くのテキストエディタは軽量で、起動が速いです。
  • 汎用性: テキスト形式であれば、どのようなファイルでも編集できます。
  • カスタマイズ性: キーマッピングやスクリプトを使った拡張が可能なものが多いです。

代表的な用途として以下が挙げられます。

  • 設定ファイルの編集: UNIX系OSの構成ファイル(例: /etc/hosts)を編集する際に使用。
  • 文書作成: シンプルなメモやREADMEファイルの記述。
  • ソースコード編集: 簡易的なプログラム編集に利用されることもありますが、本格的なプログラミングには専用のコードエディタが推奨されます。

代表的なテキストエディタ

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GUIベース

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CUIベース

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  • vi / Vim: UNIX系システムで広く使用されるエディタ。軽量かつ強力なキーバインドを持つ。
  • nano: シンプルで初心者に優しいコマンドラインエディタ。
  • ed: 最も基本的なテキストエディタで、歴史的に重要。

コードエディタとの違い

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テキストエディタとコードエディタは機能が重なる部分もありますが、目的が異なります。コードエディタはプログラム開発を効率化するための専用機能(構文ハイライト、自動補完、デバッグツールなど)を持つのが特徴です。

詳しくは、コードエディタの記事をご覧ください。

歴史

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初期のテキストエディタは端末上で動作し、基本的な編集機能しか持ちませんでした。現代ではGUIベースのエディタや高度なカスタマイズが可能なものが登場し、利用シーンに応じた選択が可能になっています。

注意点

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テキストエディタでファイルを編集する際には、以下の点に注意が必要です。

  • エンコーディング: 編集対象ファイルの文字コード(UTF-8、Shift_JISなど)に注意する。
  • 改行コード: 環境によって異なる(Windows: CR+LF, UNIX系: LF)。
  • バックアップ: 設定ファイルを編集する際は、元ファイルをバックアップすることを推奨。

関連項目

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