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中学校音楽/ロマン派の音楽Ⅰ[魔王]

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
 小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校音楽>魔王 

ここではシューベルト作曲の歌曲(魔王)について学習します。

作曲者と作詞者

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作曲者

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作曲者はF.P.シューベルトという人物です。シューベルトは1797年にオーストリアのウィーンに生まれました。13歳頃から作曲を始めて、31歳という若さで亡くなるまでに、リート(w:歌曲)やピアノ曲、管弦楽曲、室内楽曲など多種多様な作品をのこしています。

F.P.シューベルト

作詞者

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作詞者はJ.W.v.ゲーテという人物です。ゲーテは1749年にドイツのフランクフルトに生まれました。ドイツの代表的な詩人であり、政治家、博学者でもあります。詩や小説などで優れた作品を残しています。ゲーテの詩には、モーツァルトやベートーヴェンなどが曲をつけています。

リートとは

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リートはドイツ語の歌詞で歌われる歌曲のこと。ピアノ伴奏が一般的につきます。代表的なリートの作家としてシューベルトやシューマン、マーラーなどがいます。

曲、歌詞の特徴

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前奏

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3連符で嵐の中駆ける馬の足音を、低い音と早めのテンポで不気味さを表現しています。

息子

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息子のセリフは4回登場します。その歌い出しの音の高さが徐々に上がっていきます。これは息子の恐怖心の高まりを表しています。

父親

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こちらもセリフは4回登場します。まず、1回目の父親のセリフは短調で歌われており、これは息子を心配する気持ち、不安などを表しています。2、3回目のセリフは長調で歌われており、息子を落ち着かせるあるいは宥めようと努める父親を表現しています。4回目のセリフは1回目と同じく短調で歌われております。これは、不安や恐れを表しています。

魔王

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魔王のセリフは全部で3回登場します。魔王が子供を誘い出そうとしている(1〜2回目)場面では長調で歌われ、魔王が豹変する(3回目)場面は短調で歌われています。また、子供を誘う場面(1〜2回目)はピアニッシモ(とても弱く)で、豹変する場面ではw:クレッシェンド(段々強く)で歌われています。これらは、魔王の不気味さや恐ろしさを表現しています。

聞いてみよう

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魔王 ドイツ語

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シューベルトが作曲した他の曲

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野ばら 作詞:ゲーテ

ます  作詞:シューバルト(※シューベルトではない)