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初等数学公式集/数列/証明

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

数列の和

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数列の和の公式

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  • 導出は、 の場合(証明)、 の場合(証明)の延長と考える。
     
    である。ここで に 1 から までを代入したものはそれぞれ
     
              
     
    である。この 式をそれぞれ足し合わせると、
     
     
    となる。ここで、 について、変形すると、
     
     
     
    , , を代入して、
     
     
     
     
     
     
     
    ここで括弧内の式を で置換すると
    (括弧内の式)
    この式は、 のとき、 となるから、 を因数に持ち、括弧内の式を因数分解すると
    置換を戻すと、 となる。 は、判別式であって平方数ではなく、整数計数式には因数分解できないため、以上の結果を代入すると、
     
    となる。
     
連続する自然数の積の和
    • 既存の知識(公式)を使う解法
       
    • 「連続する自然数の積」に着目する解法
      となることを利用。
       
      のとき、
      のとき、
                
      のとき、
       
      これを辺々足し合わせると、
      左辺の第1項は、次式の第2項と打ち消しあい、(左辺の合計)= となり、
      右辺は、 から までの合計となるので、(右辺の合計) である。
       
      以上より、 となり、 が証明された。
       
       
      同じ方法により、 も、
       
      一般形である、 も証明することができる。