基礎遺伝学
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目次
[編集]- 本編
- コラム
- 修了試験
本編
[編集]形質
[編集]親の形やその特徴を形質と呼ぶ。この形質が子へ、孫へと伝わることを遺伝という。形質を子に伝えるのに重要なのが遺伝子である。遺伝子は染色体上にあり、遺伝情報を持つ。
エンドウの遺伝
[編集]エンドウの種子には丸いものとしわのあるものがある。遺伝子はこの丸になるか、しわになるかを決めている。丸としわのように、どちらか一方しか現れない形質を対立形質と呼ぶ。丸の遺伝子をAとししわの遺伝子をaとする。このときAAは丸、aaはしわとなる。AaはA遺伝子とa遺伝子のふたつを持っているがこの場合、種子は丸になる。このように、両方の遺伝子を持っているときに現れる形質を顕性形質(優生形質)と呼び、現れない形質を潜性形質(劣性形質)と呼ぶ。
分離の法則
[編集]有性生殖とはオスとメスの交尾により個体を増やしていく生殖の方法である。このとき、細胞が減数分裂を起こす。減数分裂するときふたつの生殖細胞(ヒトでいう精子と卵)に対立形質の遺伝子は1つずつ分かれて入る。この法則を発見したのはオーストリアのメンデルである。そして、この法則を分離の法則と呼ぶ。下の写真はメンデルである。
純系
[編集]AAやaaのような文字が揃ったものを純系と呼ぶ。AAとaaの生殖細胞をかけ合わせると、できる全ての子はAaの組み合わせになる。
コラム
[編集]優生と劣性
[編集]現在では、顕性形質、潜性形質という言葉が使われていた。しかし、優生形質、劣性形質と呼ばれた時期が過去にはある。優生は「優れている」と劣性は「劣っている」と誤解が生じたために、現在、顕性と潜性が使用されている。
修了試験
[編集]1.次の文章の空欄に当てはまる語を書け。
[編集](ア. )とは親の形や特徴のことをさし(ア)が子に伝わることを(イ. )という。
エンドウの丸としわのようにどちらか一方しか現れない(ア)を(ウ. )という。また両方の遺伝子をもち、現れる形質を(エ. )、現れない(ア)を(オ. )という。(カ. )の法則はオーストリアの(キ. )によって発見された。
遺伝子の組み合わせでAAやaaと文字が揃ったものを(ク. )と呼ぶ。
2.次の問いに答えよ。
[編集]メンデルに倣って、遺伝の実験をすることにした。まず純系の丸のエンドウAAと純系のしわのエンドウaaを用意しこれらを第Ⅰ世代とした。このときできる子を第Ⅱ世代とする。では、第Ⅱ世代の遺伝子の組み合わせを書け。また、第Ⅱ世代のエンドウふたつを掛け合わせて、第Ⅲ世代を作る。このとき第Ⅲ世代のエンドウの遺伝が純系になる確率を求めよ。ただし、既約分数で答えること。
