奄美語/名詞述語の断定形2現在否定
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< 奄美語
例文
[編集]| 奄美語 | 日本語 |
|---|---|
| アリぃヤ タ‘ローヤ アナン。 | 彼は太郎ではない。 |
| アリぃヤ ヤマヤ アリョーラン。 | あれは山ではありません。 |
単語
[編集]- アナン - (では)ない(助動詞)
- アマ - あそこ
- アムン - あの人
- アリぃ - あれ、彼、彼女
- アリョーラン - (では)ありません(助動詞)
- イヤ - 君、お前
- イン - 犬
- ウシ - 牛
- ウマ - そこ
- ウムン - その人
- ウリぃ - それ
- ウン - 海
- ガッコ’ー - 学校
- ク‘ゥムン - この人
- ク‘ゥリぃ - これ
- ク‘マ - ここ
- ナン - あなた
- ホン - 本
- マヤ - 猫
- ʔヤ - 君、お前
- ヤマ - 山
- ワ - 私、私の
文法
[編集]認め方
[編集]奄美語には認め方を表す語形として「肯定形」と「否定形」の2つがあります。名詞述語の肯定形は前回学んだ「A=B」の文、否定形は今回学ぶ「A≠B」の文があります。
A≠B
[編集]「A≠B」の文は「アナン((では)ない)」、「アリョーラン((では)ありません)」を使って表します。
| 奄美語 | 日本語 |
|---|---|
| アリぃヤ タ‘ローヤ アナン。 | 彼は太郎ではない。 |
| アリぃヤ ヤマヤ アリョーラン。 | あれは山ではありません。 |
否定形の文では「ではない」の「では」にあたる「ヤ」を述語にあたる体言につけます。沖縄語では必ず「ヤ」をつけますが、奄美語では省略されることもあります。
| アリぃヤ タ‘ローヤ アナン。 | 彼は太郎ではない。 |
| アリぃヤ ヤマヤ アリョーラン。 | あれは山ではありません。 |
代名詞
[編集]「私」「あなた」「これ」「あれ」など文章によって指す物が違う言葉を「代名詞」と呼びます。
一人称
[編集]「私」「俺」「僕」など、話し手を指す言葉を「一人称」と言います。奄美語では一人称は「ワン」と「ワ」の2つがあり、「ワ」は一人称だけでなく、「私の」という所有格の意味も持っています。
| ワヤ タ‘ローヤ アナン。 | 私は太郎ではない。 |
| ワ ホン。 | 私の本。 |
二人称
[編集]「君」「あなた」「お前」など、聞き手を表す言葉を「二人称」と言います。奄美語では二人称は丁寧な「ナン」と砕けた「ʔヤ」、「イヤ」の3つがあります。
| ナンヤ マヤヤ アリョーラン。 | あなたは猫ではありません。 |
| ʔヤヤ インヤ アナンドー。 | お前は犬ではないよ。 |
| イヤヤ ウシヤ アナン。 | お前は牛ではない。 |
三人称
[編集]「彼」「彼女」「あの人」など、話し手と聞き手以外の人を表す代名詞を「三人称」と言います。
奄美語には広く使える三人称である「アリぃ」のほかに、近くの人を表すのに使う「ク‘ゥムン」、中くらいの人を表すのに使う「ウムン」、遠くの人を表すのに使う「アムン」があります。
| アリぃヤ タ‘ローヤ アリョーラン。 | 彼(または彼女)は太郎ではありません。 |
| ク‘ゥムンヤ タ‘ローヤ アリョーラン。 | この人は太郎ではありません。 |
| ウムンヤ タ‘ローヤ アリョーラン。 | その人は太郎ではありません。 |
| アムンヤ タ‘ローヤ アリョーラン。 | あの人は太郎ではありません。 |
事物
[編集]事物を表す「これ」「それ」「あれ」は、「ク‘ゥリぃ」「ウリぃ」「アリぃ」です。
| ク‘ゥリぃヤ ペン ダリョーン。 | これはペンです。 |
| ウリぃ マヤ ドー。 | それ猫だよ。 |
| アリぃヤ ヤマ ダリョーン。 | あれは山です。 |
場所
[編集]場所を表す代名詞「ここ」「そこ」「あそこ」は「ク‘マ」「ウマ」「アマ」です。
| ク‘マヤ ウン ダリョーン。 | ここは海です。 |
| ウマヤ ガッコ’ーヤ アリョーラン。 | そこは学校ではありません。 |
| アマヤ ヤマヤ アナン。 | あそこは山ではない。 |