学習方法/高校5教科全般

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大まかな道筋[編集]

教科書・参考書を読む[編集]

※ この段階は、高校1年生から3年生まで、全学年を対象にしています。

いきなり受験用の問題集を解こうにも、高校1年~2年では、まったく解けません。高校の授業レベルをきちんと理解することが基本ですが、それと並行して、教科書や参考書を自分で読むことが重要です。

まずは、教科書(ただし国語科目を除く)や参考書を読みすすめてください。文系科目は、参考書などで重要語句とか単語・熟語などを書き取り練習してください。理系科目も、とりあえず参考書を読み進めてください。また、簡単な例題とか練習問題だけでもいいので、参考書の問題練習を始めてください。

参考書はよく吟味し、少ない冊数に絞りこんでやりこむのが適切です。もちろん、参考書によって、伝統的な教育内容を中心的にあつかった参考書もあれば、近年の入試動向を反映した参考書、さらには近年の検定教科書のあつかう話題を組み込んだ参考書もあり、多種多様です。たとえば、文英堂シグマベストと数研出版チャート式と学研の高校参考書では、明らかに編集方針が違っています。ですので、複数冊所持することは一向にかまいませんが、やたら沢山買っても読みきれません。読み切れない読みかけの参考書の山を作るのが最も無駄の大きい学習法ですので、そうなるぐらいならばこれという参考書を決めて1冊やりこむ方が適切です。

定期テストのレベルの問題集に取り組む[編集]

※ この段階は、高校1年生と2年生を対象にしています。

ある程度教科書・参考書を読んだら、次は高校の定期テスト対策レベルの簡単な問題集に取り掛かり、読み終えたぶんの問題を練習します。 (このような定期テストレベルの問題集は、「ワークブック」などと呼ばれる。書店では、参考書コーナーに置いてあるのが普通。)

教科書・参考書を読むだけだと、書き取り練習や計算練習などができません。そこで、高校1年〜2年2学期くらいの段階では、高校生用の市販のワークブック(高校から配布される場合もある)を活用してください。書店の高校参考書コーナーの付近にあります。もし高校から教科書会社などの出版しているワークブックを配布されていたら、その配布されたワークブックを利用しても構いません。

教科書や参考書を読みつつ、必要に応じて、ワークブックの問題を解いてください。

参考書にも練習問題がある場合もありますが、問題量が不足してたり、問題レベルが初心者に合ってなかったりして、いきなり参考書の問題集に取りかかるのは非効率です。まずは「ワークブック」から練習するのが効率的です。

ただし、ワークブックは出題が基礎的な内容に限られているため、高校2年生の2学期くらいからは将来的に入試問題慣れをするため、受験を意識した問題集に切り替えましょう。

参考書を読み進めることと並行して、問題集での問題練習に取り掛かってください。

このさい、問題集には書き込みしないように。教科書にも、書き込みしない。今後の復習のためです。そして、なるべく早めに教科書や参考書の未読部分を通読し、教科書や参考書を読み終え、なるべく早めに簡単な問題集を終えてください。

国立志望などのように受験教科数が多い場合や、部活や委員会などに時間を取られる場合、高校2年終わりまでにワークブックが終わらないかもしれません。その場合、偏差値50以上の高校で普段から真面目に勉強してるなら、わざわざ3年生でワークブックを勉強する必要がありません。高校3年になったら、より実践的な問題集に時間を割くべきです。

さて、基本的なレベルの問題集だけだと入試を突破するのは難しいが、基本的なレベルの問題集も確実に解けないようでは入試を突破できるはずがない。まずは基本的なレベルの問題集もきちんと問題練習するべきです。

定期テストの後に、復習を忘れずに[編集]

定期テストの前には言われなくても試験勉強をするでしょう。それはそれで、試験前の勉強も必要なのですが、しかし、定期テストをこなすだけで満足してはいけません。定期テスト後に、最低限、未修得の分野を復習する事が必要です。全国模試の場合も同様です。

入試平均レベルの問題集に取り組む[編集]

※ この段階は、高校2年生と3年生を対象にしています。

次に、入試対策用の問題集に取り組みます。まずは平均的な難度の大学向けの問題集でよいので、問題集を入手して、問題練習してください。この「標準的」とされる「入試」対策用の問題集ですら、現役の高校生には、解くのがかなり難しいです。なので、まだ「難関校むけ」の問題集には取り掛からないほうが良いでしょう。解けない問題集の解答冊子を読む作業ほど無駄な勉強はありません。たとえ難関校を志望する場合ですら、標準難度の入試問題を解く能力も要求されます。なので、志望校が難関校か中堅校かのどちらにせよ、平均的な難度の入試対策問題集を解きまくれる能力が、受験生のころまでに必要になります。難関校向けの問題集よりも、まず先に標準レベルの入試対策問題集を使用してください。

  • 高校1年の読者の場合

高校1年生でも、授業で習うだろう数学1Aや生物基礎などの入試問題は解けるかもしれませんが、入試問題集に深入りするのは2年以降で構いません。どうしても高1で入試問題集をしたい場合、センター試験対策の問題集にしておきましょう。

なお、たとえどんなに数学1Aの入試難問が解けたところで、数学3Cの平均的な入試問題が解けなければ、理系のまともな大学には不合格です。どんなに生物基礎の難問が解けたところで、高3で習う専門生物(旧・生物II)科目の平均的な入試問題が解けなければ、理工学部の生物学科には不合格です。


過去問に取り組む[編集]

※ この段階は、高校2年生と3年生を対象にしています。

大学入試対策の最後の仕上げとして、志望校の過去問に取り組みます。注意すべきなのは、過去問とは出題傾向や難度のレベルを調べるためのものであり、使用者の学力向上を第一目的としてはいないということです。眺めるのは早いに越したことはないですが、やりこむのは入試直前期だけで十分です。ただし、入試直前期には必ずやりこむべきです。特にセンター試験の過去問などは、試験馴れの目的も含めて、少なくとも過去数年分のセンター過去問ぐらいは練習したほうが良いでしょう。

ノートの使い方[編集]

記憶の定着を図るために、授業の内容などをノートにとっても良いでしょう。数学の場合、授業で聞いたり参考書を読んだりしたときにすべてを理解できるのであれば、その内容をメモするノートは必要ありません。しかし、他の科目では書き取り練習も兼ねて、授業中の教師の説明をノートにとったほうが良いでしょう。

ノートづくりを目的にしてはならない[編集]

ノートを作る際に注意すべきなのは、ノートはあくまで補助であって、ノートづくりが目的ではないということです。複数の色のボールペンやマーカーを駆使して鮮やかなノートを作り上げる人がときどきいますが、その作業自体はあまり学習には役立たず、無駄な時間になることがほとんどです。

ノートは、書き取り練習だと割り切って、使ったほうが良いでしょう。手を動かして練習したいなら、ノートづくりをするよりも、語句の書き取り練習とか、あるいは問題練習などに時間を割いたほうが良いでしょう。「必要に応じて、ノートを作れる」という能力は、学習の結果・成果であって、けっして学習の手法ではありません。

カラフルなノートを作る必要は無い[編集]

たとえノートで色ペン・色マーカーを使うにして、せいぜい赤ボールペンまたは青ボールペンか、あるいは色マーカーの一本でもあれば、高校生のノートでは十分でしょう。べつに予備として青ペンとか5色マーカーとかを持っていても構いませんが、あまり色の使い分けを気にする必要はありません。教師が色チョークを使うたびにその色のペンでノートをとる人が多くみられますが、実は教師自身も使い分けを意識せずなんとなく別の色を使っている場合もあります。ですので、わざわざたとえば「赤ペンは重要語句用」「青ペンは語句以外の重要知識用」「緑マーカーは重要な××用」「黄色マーカーは○○用」とかみたいに、いちいち気にするぐらいなら、いっそのこと、なにも考えず、ぜんぶ同じ赤ペンまたは青ペンで使ってしまったほうが良いでしょう。そこまでの労力(=複数の色ペンを使い分ける労力)があるなら、授業中ならば教師の説明を聞いて理解することに集中してください。家庭学習なら、複数の色ペンを使いわける労力があるんだったら、その時間を使って参考書を読み込むとか、書き取り練習とか、問題練習とかをしたほうが良いでしょう。

書き取り練習の方法[編集]

英語や社会科や古文漢文などの文系科目において、ある程度の書き取り練習は必要ですが、すべてを丸暗記しようとして1度に10回や20回もの書き取りをするような学習はやめましょう。高校では中学のように易しい内容ばかりを問うてはくれませんので、丸暗記ではとても乗り切れないのです。

高校生の文系科目の勉強法は、まずは、ひととおり教科書・参考書の各章・各節を読みおえたら、重要語句の1語句につき2回~3回ていどで良いので、基本的には、その章の・節の全部の語句を書き取って、書き取り練習してください。そして一つの教科・科目だけでなく、なるべく5教科のうちの学校で習った範囲の全ての文系科目で書き取り練習をしてください。そして、細部の丸暗記など二の次で構わないので、全体の流れを理解するように努めましょう。

語学の場合、単語のつづり等を覚えるためにも、もし時間があれば、ひとつの単語につき何十回と書き取り練習を多めに行うのも、イイかもしれません。

しかし、社会科の場合、何十回と書き取るヒマがあるなら、知識整理用のノートを作ったり、あるいは市販の用語集などを読み込んだほうがマシでしょう。(ノートの作り方については、次節以降で述べる)

なお、センター試験はマークシート方式のため、英単語のつづりや、社会科の用語の漢字を問う問題などの書き取りは出題されないので、私大のセンター入試を受験する予定の人は、注意のこと。

ノートと雑紙[編集]

高校の5教科の家庭学習では、ノートの復習・整理よりも、書き取り練習用の用紙や、あるいは計算練習用の用紙などの「雑紙」が、必要になります。なので紙の枚数のことを気にせずに好きなだけ書き取り練習などに使えるような「紙」はたくさん用意しておくべきです。不要になったプリントの裏紙など、なるべく遠慮なく使い捨てられる紙を、たくさんストックしておくとよいでしょう。そのような紙を用いて、書き取り練習をしたり、計算練習をしたり、問題練習をしたりと、どんどん手を動かして記憶や理解を定着させる練習作業のほうが、はるかに学習として役に立ちます。

もしノートに知識をまとめるなら、雑紙で練習したあとの自分の知識をまとめたものをノートにきれいに記すとよいでしょう。むろん「きれいに」というのは日本語の「てにをは」をしっかり補って答案を作成するということで、けっして色鮮やかにすることではありません。

ノートの提出・チェックなど[編集]

そうして、もし、そこそこ整理されたノートがあれば、機会があれば、学校教員または塾講師などに確認してもらえるように、彼ら教員・講師などに頼んでください。ここで、採点者に通用する答案を作成する練習をすることができます。単にノートで知識を整理するだけでは、あまり論述の練習にはなりません。だれかにノートの質を確認してもらう必要があります。質の確認の取れてないノートは、その時点では、まだ単なる鉛筆で書き込みされた紙の集まりに過ぎません。

ただし、教員にも仕事があるでしょうし、あなた以外の生徒も相手にしないといけませんので、無理にはノート確認をお願いしてはいけません。塾講師などを利用する必要があるかもしれません。もし、教員や塾講師が忙しくて、あなたのノート確認まで時間を取れないなら、自分でワークブックや問題集などで問題練習して、知識の質を確認します。簡単なワークブックとか、簡単な問題集などでも良いので、それらの教材を利用して問題練習することで、知識の質を検証してください。

さて、学校によっては、ノート提出を学生に要求する場合もあります。もし、そういう機会があれば、せっかくの機会を利用して、ノートを提出して教員に確認してもらいましょう。また、レポート課題などを出す学校もあります。ノートに整理した内容がレポートに利用できそうであれば、せっかくノートにまとめたのですから、その内容をレポートにも利用しましょう。

ただし何度も注意していますが、ノート作りはあくまで補助であって、けっしてノートづくりが目的ではありません。無理にノート作りに時間を割く必要はありません。また、無理にノートを教員・塾講師などに提出・確認依頼する必要もありません。「もし、そこそこ整理されたノートがあれば、」というふうに「もし」という条件つきです。ノートの整理のために、書き取り練習などの時間を減らしてしまうのは、本末転倒です。

ノート作りは、自然に授業中の内容とかをノートにメモしていく程度で良いのです。自然にそこそこのノートが出来上がれば、せっかくノートがあるのでしょうから、利用するのも一手というだけです。

教科書ガイドについて[編集]

教科書ガイドの使い方について、次の2通りの意見が提出され、議論になっています。読者は、自己責任で判断してください。

説1[編集]

書店には、「教科書ガイド」があふれています。特に古典や英語なら、これがあれば予習のためにわざわざ自分で訳を考える必要はない、という代物です。教科書ガイドは、次のような目的には大いに役に立ちます。

  • 目前の授業でとりあえず教員に怒られないで済ませるため
  • 目前の定期テストでとりあえず赤点をとらないため

一方、次のような目的には全く役に立ちません。

  • 大学受験に対応できる学力をつけるため

そもそもなぜ授業の予習で訳をさせるのでしょう。それは、訳を覚えるためではありません。なにしろ、教科書に載っているのとまったく同じ文章は、(稀に不注意な大学がうっかり「やらかす」ことを除けば)受験には絶対に出ないのです。授業の予習で訳をするのは、訳をするという経験を積むことによって、次に見る文章は自分で訳せるようにそのノウハウを身につけるためです。出来上がった訳などはどうでもよく、訳を作るという経験が重要なのです。その経験をすっ飛ばしてしまう教科書ガイドは、百害あって一利なしです。赤点をとらなければそれでいい、というのであれば構いませんが、学力をつけたいと思うのであれば、次の古紙回収の日にまとめて捨ててしまいましょう。

説2[編集]

古典や英語なら、教科書ガイドがあれば、自分で訳を調べる手間が、かなり省けます。古典の場合、訳を考える必要が英語よりも少ないため、古典の教科書ガイドに現代語訳がすでに書かれており、古典の教科書ガイドは大いに役に立ちます。(とはいえ、古文単語集なども勉強しておきましょう。)

また、古典の市販の和訳集は、たとえ高校生向けのものでも、巻号(「第○○巻」などのこと)ごとに特定の作品にばかり深入りしているものが多く(たとえば第1巻は1冊まるごと「枕草子」とか)、入試動向とはズレているので、リスク分散のためにも、古典の教科書ガイドを何冊か購入して読んでおくのが安全でしょう。

また、国語では現代文の場合でも、著作権の理由などか、国語の市販の参考書では解説の書かれていない作品についても、教科書ガイドで解説が書かれており、参考になる場合があります。

ただし、古典を除けば、英語や現代文では、教科書とまったく同じ文章は、普通は入試には出ないので、入試対策としては、あまり教科書ガイドは役立ちません。

なので、その教科の入試動向が分からないうちは、なるべく普段の学習では、教科書ガイドでなく、まずは参考書で勉強しましょう。例外的に、教科書ガイドも深く読んだほうが入試対策もふくめて勉強しやすい科目や事柄(古典の訳、定期テスト対策など)だけ、教科書ガイドで勉強するのが効率的でしょう。

なお、英語の教科書ガイドには、そもそも、教科書の英文そのままの翻訳は教科書ガイドには書いておらず、かわりに教科書で使用されている熟語や構文などの解説が書いてあるだけです。結局、教科書ガイドを読んでも、自分で和文翻訳を考える必要が残ります。英語の教科書ガイドは、単に辞書や単語集を調べる手間を減らすためのものです。

教科書ガイドだけで勉強していると、本来は理解できていない構文でも、教科書の構文まるごと訳を覚えてしまったりして、それでも定期試験では高得点がとれてしまう場合もあり、ついつい「理解したつもり」になってしまいがちです。なので、英語の教科書ガイドにある(構文や熟語などの)翻訳は、あくまでも定期テスト前などの確認の用途にしておきましょう。

もし、自分のこれから勉強しようとする教科が、教科書ガイドを使用せずとも充分に勉強できる教科であれば(例えば数学や理科では、教科書ガイドを使う機会がない場合がほとんど)、むしろ、わざわざ教科書ガイドを購入しないほうが、「理解したつもり」に陥る(おちいる)ことを防げるので、安全かもしれません。

同様に、国語や英語などの定期試験対策をする場合でも、なるべく、教科書ガイドに頼る時間を減らすように努力しましょう。そのため、教科書ガイドだけを購入するのではなく、5教科の参考書も購入しましょう。

また、国語の古典でも、平均レベルを越えた大学の場合、検定教科書でも扱ってない作品を出題する事があるので、教科書ガイド以外に古文単語集などの勉強も必要です。

なお、どの教科でも、授業ではその教科書すべてを扱いきれず、いくつかの単元が未習になる場合もあります。そのような場合に、独学したい場合に、教科書ガイドは活用できます。センター試験の出題範囲は、その科目の検定教科書の範囲を参考にしていますので、時間に余裕があれば、検定教科書の未集でやり残した範囲も勉強しておくと、入試対策としても安全です。

教科書ガイドがなくても、参考書などを頼りにして、ある程度は独学する事はできますが、しかし教科によっては(国語など)、教科書の問題の答え合わせが、参考書だけではできない場合があります。そのような場合の、教科書の答え合わせに、教科書ガイドが役立ちます。 特に国語の場合、参考書でも扱っていない作品があり、すべての作品の解説を購入するのは無理なので(金銭的にも難しいし、そもそも現代文では高校生向けの解説書が販売されてない作品がほとんど)、独学の際にも役立ちます。

教員の中には、不適切な量の予習を要求する教師もいて、そのような教師への対策としても教科書ガイドが有効な場合があります。生徒にはまず全教科の学習があるということを無視して、いたずらに自分の担当科目ばかり、大量の予習を要求したりする指導などがありますが、しかし教科書ガイドがあれば予習がしやすくなり、そのような不適切指導による負担が軽減されます。

学校教員のなかには、教科書ガイドの内容をよく知らずに、憶測だけで「教科書ガイドを使うべきではない。教科書ガイドは役に立たない。」という主旨の指導をする人も、ときどき居ます。ですが、教科書ガイドの出版社も、それほど馬鹿ではないので、マジメな高校生が読んでも役立つように内容を工夫しています。

もし、教科書ガイドによって、教員の授業の価値が成り立たなくなるとしたら、役に立たないのは教科書ガイドではなく、教科書本体に何らかの欠陥があるのでしょう。裏をかえせば、数学や理科などのように、教科書ガイドがなくても、教科書と参考書だけで充分に勉強できる教科では、当然ながら、教科書ガイドは、あまり役立ちません。

なので、その教科・科目の特徴や入試傾向によって、教科書ガイドを購入するかどうか、使い分けましょう。


バランスよく学習する[編集]

教科ごとの学習量のバランスにも注意しましょう。特定の科目に偏るのではなく、全教科をしっかり学習することが、進路実現のためにも役に立つのです。このように言うのは簡単ですが、各教科の担当教員ごとに予習復習や課題の要求量が違いますので、ついつい課題の多い教科の学習に偏りがちです。ですので、バランスよく学習するためには、そのような意識を常に持っていることが不可欠なのです。

※ 次の2通りの意見が提出され、議論になっています。

意見A: 2年生前半までは英数国の3教科の力をしっかりまんべんなく伸ばしましょう。
意見B: 2年生前半までは英数国の3教科の力を中心に、高校で習う全ての教科を伸ばしましょう。

これらの教科はどのような進路を選ぶにしろ学習を避けられませんし、力をつけるのに時間のかかる教科です。2年生後半からは理社にも力を入れ、5教科のバランスを整えていくことになります。このときまだ英数国の基礎力が不十分だと、理社まで手が回らず、どっちつかずでどうしようもなくなります。1年生から2年生前半までで英数国に穴をつくらないことが必要不可欠です。


塾・予備校の注意点[編集]

塾や予備校の中には、不適切な指導をするところもあるので、注意が必要です。生徒にはまず学校での学習があり、他科目の学習があるということを無視して、いたずらに自分の担当科目の、自分の塾オリジナルの、不必要な難問を含んでいたりする教材を勉強させたり、大量の宿題を要求したりする指導などが代表的でしょう。志望校や受験校の選択についても、過度に現役合格にこだわるあまり不適切な指導をする事例がよく聞かれます。こういった指導をする塾や予備校は、市場原理で淘汰されてはいるものの、根絶されてはいません。その塾・予備校に相談しても改善が見られない場合、保護者に相談して、他の塾・予備校に変えるなどの対策が必要です。