情報技術/デスクトップLinux入門/インストールと初期設定
BIOSの設定
[編集]BIOSとは
[編集]BIOS設定画面への入り方
[編集]BIOS設定への入り方は、パソコンのメーカーによって異なります。後述するように、BIOS設定に入らなくてもインストールメディアを起動できる場合もあります。
パソコンの電源を入れたとき、メーカーやブランドのロゴとともに、次のような表示が出るでしょう。
Press (キー) to Enter BIOS Setup
そのキー(たいていはF2、F12、esc、あるいはdelキーのどれかでしょう)を押すと、BIOS設定画面に入ることができます。
セキュアブートの解除
[編集]パソコンによっては、「セキュアブート」が設定されていることがあります。セキュアブートとは、改変されたオペレーティングシステムを起動させないようにする設定です。
起動順位の設定
[編集]HDD(またはSSD)にオペレーティングシステムが入っていても、インストールメディア(CDまたはUSB)から優先的に起動するよう設定を変更する必要があります。これは、パソコンの電源を入れたときにブートメニューへのアクセス方法が表示されない場合にのみ必要です。
お使いのパソコンによって異なりますが、「Boot」や「起動」の項目から、起動順位を設定する必要があります。
インストールメディアの起動
[編集]パソコンの電源を入れたときにブートメニューの開き方が表示されている場合は、インストールメディアを接続した状態で(USBメモリの場合は端子に差し、CD-ROMの場合はCDドライブに入れる)電源を入れ、ブートメニューを開きます。
ブートメニューの開き方が表示されない場合は、BIOS設定を開いてインストールメディア(CDまたはUSB)から優先的に起動するように設定します。それから、インストールメディアを接続した状態でパソコンの電源を入れます。
インストール
[編集]インストールメディアが正常に認識されると、たいていの場合GNU GRUBというブートローダが表示されます。
"Live" と書かれた項目を選択してエンターキーを押すと、操作感などを試してからインストールすることができます。"Install" と書かれた項目を選択してエンターキーを押すと、直接インストール画面に進みます。
Ubiquity
[編集]Calamares
[編集]デュアルブート
[編集]デュアルブートとは、同じパソコンのHDD(またはSSD)に複数のオペレーティングシステムを入れ、起動時に選べるようにすることです。操作の失敗時にもと使っていたオペレーティングシステムすら消えてしまうことがあるほか、安定性などに難があり危険であるとされ、一般的には推奨されません。
いま使っているオペレーティングシステム(Windowsなど)から完全に移行できる自信がない場合(あるいは移行するつもりがない場合)は、経済的に可能であれば中古ショップなどで別のパソコンを入手し、そこにインストールすることをおすすめします。