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情報技術/デスクトップLinux入門/インストールメディアの入手・作成

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

オペレーティングシステムをインストールするには、インストールメディアが必要です。インストールメディアとは、オペレーティングシステムのインストーラーを起動しインストールするために必要なデータが入ったCD-ROMやUSBメモリなどのことです。

プリインストールされたパソコンを買う

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インストールメディアを入手する

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インストールメディアを作成しなくても、購入したり図書館で借りたりすることができる場合があります。

インストールメディアを作成する

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isoイメージの入手

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はじめに、インストールメディアに書き込むためのisoイメージを入手する必要があります。インストールしたいディストリビューションの公式ウェブサイトからダウンロードします。

isoイメージはおおむね1GBから数GBの大きさです。回線速度によってはダウンロードに長時間かかることがあります。また、重量課金制の回線を使っている場合は通信料が高額になる可能性があるので、注意が必要です。

どのisoイメージをダウンロードすればいいの?

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複数のisoイメージが並んでいて、どれをダウンロードすればいいか分かりづらいことがあります。場合によっては、「ダウンロード」ボタンをクリックするとファイルが並んだディレクトリの画面が表示されることもあります。"amd64" とか "i386" とか、"gnome" や "netinst" など、わけのわからない英数字で名前がつけられたディレクトリやファイルが並んでいるのです。

isoイメージによって、採用しているデスクトップ環境や、CPUアーキテクチャ、インストール方法(必要なファイルをすべて入れているか、起動したあとにインターネットからダウンロードするか)などが異なります。

ファイル名やディレクトリ名に使われている文字列の意味を次にあげます。これは慣習的に使われているものですから、すべてのディストリビューションがこうした文字列を使っているとは限りません。

  • CPUアーキテクチャを意味するもの
  • 使われているデスクトップ環境を意味するもの
  • インストール方法を意味するもの
    • netinst インストーラーを起動するために必要最小限のソフトウェアだけを含み、オペレーティングシステムを構成するのに必要なソフトウェアの多くを起動後にインターネットからダウンロードします。インストールイメージのサイズは小さく、ダウンロードやメディアへの書き込みにはほとんど時間がかかりません。しかし、インストールには時間がかかります。

メディアへの書き込み

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インストールイメージをメディアに書き込む際には、USBメモリの場合は中のデータがすべて消去されること、CD-ROMの場合は追加の書き込みができなくなることに注意が必要です。