はじめに 本書は、広大で多様な東洋音楽の世界を探求するための入門書である 。東洋音楽は、中国やインドといった巨大な文化圏を中心に、それぞれが独自の発展を遂げてきた 。その音楽は決して原始的なものではなく、西洋音楽とは異なる独自の論理と美学を持つ、奥深い芸術である 。本教科書を通じて、その歴史的変遷と各地域の音楽の特色を学び、東西の音楽文化がいかに交流してきたかを理解することを目的とする 。