コンテンツにスキップ

沖縄語/指示語

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

例文

[編集]
話し手 沖縄口(うちなーぐち) 大和口(やまとぅぐち)
金城(かなぐしく) はいたい。大城(うふぐしく)さん。 こんにちは。大城さん。
大城(うふぐしく) はいさい。金城(かなぐしく)さん。 こんにちは。金城さん。
うぬ書物(すむちぇ)(ぬー)やが? その本は何?
金城(かなぐしく) くれー『おもろさう(そー)し』やんどー。 これは『おもろさうし』だよ。
金城(かなぐしく)さのー(ぬー)学科(がっか)やが? 金城さんは何の学科?
金城(かなぐしく) わんねー琉球(るーちゅー)アジア文化学科(ぶんかがっか)やん。 私は琉球アジア文化学科。
大城(うふぐしく) あんやみ。 そうなの。
あい?あぬ(っちょ)(ぬー)やが? あれ?あの人は何?
金城(かなぐしく) あれーパーントゥやん。 あれはパーントゥだ。
宮古(なーく)(かみ)やんどー。 宮古の神だよ。

パーントゥ パーントゥ

単語

[編集]
  • はいさい/はいたい - 挨拶。男は「はいさい」、女は「はいたい」という
  • くぬ - この
  • うぬ - その、この
  • あぬ - あの
  • くり - これ
  • うり - それ、これ
  • あり - あれ
  • 琉球(るーちゅー) - 琉球
  • (っちゅ) - 人
  • あい - あれ(感動詞)
  • 宮古(なーく) - 宮古(地名)
  • (かみ) - 神
  • ぬーんち - どうして
  • くま - ここ
  • んま - そこ、ここ
  • あま - あそこ

文法

[編集]

指示語

[編集]

「これ」「それ」「あれ」など、モノやコトを指し示す名詞を指示語といいます。

沖縄語には「くり」「うり」「あり」の3つの指示語があります。

「くり」は手に持っているときなど自分に相当近いもののみを指します。そして、自分と聞き手の間にあるものや聞き手に近いものはすべて「うり」といいます。つまり、日本語で「これ」「それ」というモノは、自分に相当近いときだけ「くり」、それ以外は「うり」といいます。「あり」は日本語の「あれ」と一緒です。

くれー『おもろさう(そー)し』やんどー。 これは『おもろさうし』だよ。

「くり」「うり」「あり」は名詞を修飾する際は「くぬ」「うぬ」「あぬ」となります。

うぬ書物(すむちぇ)(ぬー)やが? その本は何?

また、場所を言う際は「くま」「んま」「あま」と言います。

彼/彼女にあたる表現

[編集]

沖縄語に彼/彼女にあたる言葉はなく、人のことを言いたい場合は「あぬ(っちゅ)」「あり」などといいます。

あい?あぬ(っちょ)(ぬー)やが? あれ?あの人は何?

練習問題

[編集]

今回は練習問題はありません。今まで出てきた単語をしっかりと覚えてください。