「学習方法/高校情報」の版間の差分

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書店に行っても、手頃なコンピューターの入門書が置いてない場合が多いだろう。なので、教科書取り扱い店で、高校の情報科目の検定教科書を注文する必要があるかもしれない。
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あるいは、たとえ「C言語入門」みたいにプログラミング入門書が書店に置いてあっても、それらは専門的であり初心者の勉強の役には立たない。
あるいは、たとえ「C言語入門」みたいにプログラミング入門書が書店に置いてあっても、それらは専門的であり初心者の勉強の役には立たない。


:※ なお、初心者は、いきなりはプログラミングを学ばないほうがいい。まずは、ワープロソフトの使い方や表計算ソフトの使い方を勉強するなど、仕事などでパソコンを必要な時に使えるようにしたほうがいいだろう。
または「基本情報技術者試験」の試験対策本が書店に置いてあっても、中学を卒業したばかりの初心者には、その対策本はレベルを合わせていない。

:※ どうしてもプログラミング言語を勉強する場合は、BASIC(ベーシック)系統の言語のような、なるべく簡単なプログラミング言語から学ぶのが良いだろう。けっして「C言語」からは勉強しないほうがいい。さて、プログラムの勉強では、パソコンを用意して、そのプログラム言語のプログラム実行環境を用意して、じっさいにプログラム文を入力して動作させてみるのがいいだろう。なので、パソコンを所有してない人は、現時点では、プログラミングの勉強は、あきらめたほうが良い。なお、プログラミングの各コマンド(例えばある言語では「print」で出力表示とか)は暗記する必要は無い。コマンド名は、必要な時に書籍などで調べればいい。

「基本情報技術者試験」の試験対策本が書店に置いてあっても、中学を卒業したばかりの初心者には、その対策本はレベルを合わせていない。


しかし検定教科書を除けば、「基本情報技術者試験」対策本以外に、他に高校生向けのコンピューターリテラシーの書籍が書店に売ってないのが現状なので、どうしても情報科の検定教科書が購入できない場合には、「基本情報技術者試験」の参考書を買って読むのが次善の策であろう。
しかし検定教科書を除けば、「基本情報技術者試験」対策本以外に、他に高校生向けのコンピューターリテラシーの書籍が書店に売ってないのが現状なので、どうしても情報科の検定教科書が購入できない場合には、「基本情報技術者試験」の参考書を買って読むのが次善の策であろう。

2016年11月5日 (土) 12:15時点における版

この教科について

高校の「情報」教科では、データの圧縮のしくみや、エラー訂正のしくみなど、もっと細かいことを勉強する。

単なるマウスの使い方とか、キーボードの使い方とか、そういうのは中学校卒業までに習っているはずという前提で、教科書は書かれている。

さて、2016年の現在では、普通科高校の情報科目には『社会と情報』『情報の科学』の2つの科目がある。

『情報の科学』のほうが、技術的に、より細かい事が説明されている。

  • 高校生の読者へ

しかし、『情報の科学』は細かいぶん、初心者には雑多な情報も多く、初心者はまず『社会と情報』から読んだほうがいいだろう。

そして、教科書は、それぞれの科目とも2回か3回か読めば、充分であろう。

  • 備考: 大人の読者へ

なお、これら検定教科書に書かれている内容のうち技術的な部分は、おおむねIT系の検定試験の「基本情報技術者試験」などの内容を、初歩的に相当する。

なので、もし大人がこのページを読んでるなら、それら検定試験の市販の解説書の内容がすでに分かっているならば、ITリテラシーの自学自習の目的としては、わざわざ検定教科書を買う必要はない。

勉強法

この教科にかぎらず、基礎的なコンピュータのリテラシーについて自習する場合は、しばらくは検定教科書を中心に読んで勉強せざるを得ないだろう。けっしてネットの情報ではなく、教科書や専門書を読むこと。

書店に行っても、手頃なコンピューターの入門書が置いてない場合が多いだろう。なので、教科書取り扱い店で、高校の情報科目の検定教科書を注文する必要があるかもしれない。

※ 検定教科書の購入方法については、記事『小学校・中学校・高等学校の学習/検定教科書の購入方法』を参考のこと。

書店によっては、Windowsの使い方の書籍とか、そういう特定の商品の使い方の操作マニュアル的な入門書しか、その書店に置いてない場合がある。

しかし、単なる操作マニュアル本では、せっかく読んでも、たいしてコンピュータのリテラシーが身につかない。

あるいは、たとえ「C言語入門」みたいにプログラミング入門書が書店に置いてあっても、それらは専門的であり初心者の勉強の役には立たない。

※ なお、初心者は、いきなりはプログラミングを学ばないほうがいい。まずは、ワープロソフトの使い方や表計算ソフトの使い方を勉強するなど、仕事などでパソコンを必要な時に使えるようにしたほうがいいだろう。
※ どうしてもプログラミング言語を勉強する場合は、BASIC(ベーシック)系統の言語のような、なるべく簡単なプログラミング言語から学ぶのが良いだろう。けっして「C言語」からは勉強しないほうがいい。さて、プログラムの勉強では、パソコンを用意して、そのプログラム言語のプログラム実行環境を用意して、じっさいにプログラム文を入力して動作させてみるのがいいだろう。なので、パソコンを所有してない人は、現時点では、プログラミングの勉強は、あきらめたほうが良い。なお、プログラミングの各コマンド(例えばある言語では「print」で出力表示とか)は暗記する必要は無い。コマンド名は、必要な時に書籍などで調べればいい。

「基本情報技術者試験」の試験対策本が書店に置いてあっても、中学を卒業したばかりの初心者には、その対策本はレベルを合わせていない。

しかし検定教科書を除けば、「基本情報技術者試験」対策本以外に、他に高校生向けのコンピューターリテラシーの書籍が書店に売ってないのが現状なので、どうしても情報科の検定教科書が購入できない場合には、「基本情報技術者試験」の参考書を買って読むのが次善の策であろう。


なお、ネットでなく書籍で勉強せよとアドバイスする理由は、

  • 技術的な説明のために画像を使わないと説明しずらい事がかなり多く、そのような説明のための画像が、書籍なら充実してるから。

たとえば、画像のデジタル化のしくみについての説明画像なんて、画像をつかわずに言葉だけで説明するのは難解である。 なんらかのソフトウェアの操作方法の説明についても、そのソフトウェアの画面の画像無しでは、説明は困難である。

じっさいに検定教科書を読むと、1つのページあたり、2つくらいの画像が載っていたりと、かなり画像が多い。

ネットの無料の教材なんて、画像がほとんど無いのが通常であろう。画像をつくる作業には、けっこう手間が掛かるのである。


検定教科書の内容

『社会と情報』の内容

『社会と情報』では、以下の話題を説明している。

文字の符号化のJISコードやASCIIコード、Unicodeなどの紹介
音のサンプリングを例に標本化定理を紹介
情報量のビットやバイトの概念
2進数や16進数
色のRGBとCMYKについて。
画像のベクター画像やラスター画像のちがい
データの圧縮や解凍
エラー訂正のしくみ。いわゆるパリティビットのこと。
暗号化の原理をシーザー暗号を例にして説明。鍵暗号についても紹介。しかし、素因数分解などを利用した数学的な暗号については紹介せず。
電子署名やファイアウォール、SSLなど、セキュリティに関する技術や用語など。
著作権法など。
フィッシング詐欺などサイバー犯罪の手口。


『情報の科学』の内容

『情報の科学』では、さらに以下の話題を説明している。

フローチャートの概念
CPUのレジスタにおけるREADやWRITEやADDなどの処理。(いわゆるアセンブリ言語。しかし「アセンブリ」の用語は教科書には無い。)
メールサーバのPOPやSMTPとか
IPアドレスについてはグローバルIPやプライベートIPアドレスについて
公開鍵暗号や共通鍵暗号の初歩。さらに発展項目としてRSA暗号の原理が紹介されている。
検索のさいの「AND検索」や「OR検索」をベン図で説明している。(しかし「ベン図」という用語は、教科書では使ってない。)
リレーショナルデータベースを、「キー」や「レコード」や「ソート」などの用語
さらにリレーショナルデータベースの「結合」「射影」などの処理の用語も紹介。
表計算ソフトの、加法、減法や総和など、の基本的な演算のしかた。
表計算ソフトのマクロ。
JavaScriptなどスクリプト言語を例に、アルゴリズムやフローチャートなどの説明。
HTMLについて。マークアップ言語。
WIKI(ウィキ)システム。

雑記

「PDCA法」とか、あまりコンピュータと関係のない話題も、これら情報科の科目の教科書では、扱われている。

まあ、検定試験などに出てくる用語だったりするので、そういう用語もせっかくだから覚えておこう。

コンビニの「POS」システムとか、社会科でも習う用語も、情報科では習います。

習わないこと

C言語やBASICなど、プログラミングについては、普通科の「情報」科では習っていないようです。