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* 2011年1月20日 第4期マイナビ女子オープン本戦準決勝第2局 ▲[[:w:石橋幸緒|石橋幸緒]]女流四段 対 △[[:w:斎田晴子|斎田晴子]]女流四段
* 2011年1月20日 第4期マイナビ女子オープン本戦準決勝第2局 ▲[[:w:石橋幸緒|石橋幸緒]]女流四段 対 △[[:w:斎田晴子|斎田晴子]]女流四段
* 2012年2月9日 第43期新人王戦トーナメント戦2回戦[[:w:千日手|千日手]]局 ▲小泉祐奨励会三段 対 △[[:w:永瀬拓矢|永瀬拓矢]]四段
* 2012年2月9日 第43期新人王戦トーナメント戦2回戦[[:w:千日手|千日手]]局 ▲小泉祐奨励会三段 対 △[[:w:永瀬拓矢|永瀬拓矢]]四段
* [http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/56/oui201505290102.html 2015年5月29日 第56期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフ千日手指し直し局 ▲佐藤康光九段 対 △菅井竜也六段]
* [http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi?d=20160124 2016年1月24日放送 第65回NHK杯本戦3回戦第7局 ▲千田翔太五段 対 △糸谷哲郎八段]
* [http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi?d=20160124 2016年1月24日放送 第65回NHK杯本戦3回戦第7局 ▲千田翔太五段 対 △糸谷哲郎八段]



2016年11月19日 (土) 10:10時点における版

将棋盤
羽生善治は、史上最も多い90期以上のタイトルを獲得した。

将棋は2人で遊ぶボードゲームである。9×9の盤と40枚の駒を使い、交互に駒を動かし、相手の玉を取ると勝ちとなる。取った駒は持ち駒となり、好きなマスに打つことができる。

戦術書

  1. 将棋とは
  2. 将棋の戦法一覧

定跡書

テンプレート:Shogi diagramtest

将棋の初手は30通りある。このうち角道を開ける▲7六歩と、飛車先の歩を突く▲2六歩が一般的である。


▲7六歩

詳細は「/▲7六歩」を参照

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▲7六歩は角が敵陣に直射する[1]

  1. △3四歩と後手も角道を開ける手と、
  2. △8四歩と飛車先の歩を突く手が考えられる。


▲2六歩

詳細は「/▲2六歩」を参照

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▲2六歩は飛車を活用し、後手の角頭を狙っている[2]

  1. △8四歩と後手も飛車先の歩を突く手と、
  2. △3四歩と角道を開ける手が考えられる。

初手▲7六歩と▲2六歩の比較は難しいが、

などの違いがある。


▲5六歩

詳細は「/▲5六歩」を参照

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中飛車を目指す手。

▲7六歩△3四歩▲5六歩では、△8八角成▲同銀△5七角で馬を作られてしまうため、初手▲5六歩と突き、△3四歩に▲5八飛と回る手法が開発された。


▲5八飛

詳細は「/▲5八飛」を参照

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▲5六歩と同じようでも、△8四歩

  1. ▲7六歩△8五歩▲7七角△3四歩とされると、角交換から△4五角の筋があるため、▲6六歩と角道を止めざるを得ない。
  2. ▲4八玉△8五歩▲7八金と駒組みを進める原始中飛車は、初級者向きの戦法として飯塚祐紀が推奨している。


▲6六歩

詳細は「/▲6六歩」を参照

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△3四歩▲7六歩でも、△8四歩▲7六歩でも定跡手順に合流する。

△3四歩▲6八飛と四間飛車に構えた場合、△8四歩を突かれなければ▲7六歩の一手を▲4八玉や▲1六歩などほかの手に回せるため、後手の△8四歩を催促している意味がある[4]

△3四歩▲6八飛△3二飛と相振り飛車になった場合、▲6五歩と突き出すことができる(角道が通っていると角交換から△4五角がある)。


▲6八飛

詳細は「/▲6八飛」を参照

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△3四歩▲7六歩でも、△8四歩▲7六歩でも定跡手順に合流する。

△3四歩▲6六歩ならば、初手から▲6六歩△3四歩▲6八飛に同じ。


▲7八飛

詳細は「/▲7八飛」を参照

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▲7八金

詳細は「/▲7八金」を参照

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角頭を守って手堅いようだが、2手目△3二金と同様、相手に振り飛車にされると玉を囲いづらく作戦の幅が狭くなる。一方で、銀冠などに進展すれば悪くはならないともいわれる。

藤井猛は、村山慈明ponanzaの初手▲7八金対策を相談された際に「初手▲7八金なんて全然とがめられないよ」と述べたという[5]

後手が振り飛車にした実戦例は千田-糸谷 2016など。


▲4八銀

詳細は「/▲4八銀」を参照

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▲3八銀

詳細は「/▲3八銀」を参照

▲5八金右

詳細は「/▲5八金右」を参照

▲6八玉

詳細は「/▲6八玉」を参照

日浦-櫛田 1992、石橋-斎田 2011の実戦例がある。

▲5八玉

詳細は「/▲5八玉」を参照

小泉-阿部 2010の実戦例がある。

▲9六歩

詳細は「/▲9六歩」を参照

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▲1六歩

詳細は「/▲1六歩」を参照

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▲3六歩

詳細は「/▲3六歩」を参照

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次に▲3五歩と突かれると後手は角道を開けられなくなるため、△3四歩と突くが、▲3八飛と寄って▲3五歩△同歩▲同飛の歩交換を狙う。

渡辺明は、先手の得を生かす作戦かといわれると疑問は残るが「かなり有力な手」としている[6]

実戦例は林葉-長沢 1985、先崎-谷川 1989、渡辺-丸山 2006など多数。


▲4六歩

詳細は「/▲4六歩」を参照

小泉-中村 2010の実戦例がある。

▲6八銀

詳細は「/▲6八銀」を参照

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△3四歩と突かれると角道が開けられなくなるが、鳥刺し(引き角+斜め棒銀)を狙う嬉野流の出だし。嬉野宏明が考案し、天野貴元が晩年研究した[7]


▲7八銀

詳細は「/▲7八銀」を参照

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△3四歩と突かれると角道が開けられなくなるため、▲8六歩と並んで初手の最悪手に挙げられることもある[8]

しかし、△3四歩に▲6八飛と回って、△8四歩▲6六歩△8五歩▲7六歩とし、△8六歩▲同歩△同飛に▲7七角△8二飛▲8六歩とすれば、以下▲6七銀〜▲8八飛で8筋逆襲を狙って一局の将棋となる[8][9]

公式戦での実戦例は小泉-永瀬 2012のみ。


▲4八金

詳細は「/▲4八金」を参照

▲3八金

詳細は「/▲3八金」を参照

▲6八金

詳細は「/▲6八金」を参照

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△3四歩▲7八金と戻せば、後手番で2手目△3二金と指すのと同程度の損。


▲4八玉

詳細は「/▲4八玉」を参照

▲4八飛

詳細は「/▲4八飛」を参照

▲3八飛

詳細は「/▲3八飛」を参照

▲1八飛

詳細は「/▲1八飛」を参照

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△3四歩▲7八飛などと振り直せば、後手振り飛車と同程度の損。


▲5八金左

詳細は「/▲5八金左」を参照

▲1八香

詳細は「/▲1八香」を参照

▲9八香

詳細は「/▲9八香」を参照

▲8六歩

詳細は「/▲8六歩」を参照

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初手の最悪手とされる[10]

弱点である角頭の歩を相手の飛車先に差し出す手で、△8四歩▲7八金△8五歩▲同歩△同飛▲8七歩と一方的に飛車先を切られることとなる。

公式戦での実戦例は増田-小阪 2000のみ。


脚注

  1. ^ 羽生 2009、p. 84。
  2. ^ 羽生 2009、p. 86。
  3. ^ ▲2六歩に△3二飛?は、▲2五歩△3四歩▲2四歩△同歩▲同飛となって、▲2三飛成が受からない。
  4. ^ 鈴木 2010、p. 21(藤井猛の見解)。
  5. ^ 村山 2015、p. 150。
  6. ^ 鈴木 2010、pp. 27-28。
  7. ^ 天野 2015、p. iii。
  8. ^ 8.0 8.1 谷川 1988、p. 19。
  9. ^ 青島 1996、ページ数不明(佐藤康光の見解)。
  10. ^ 谷川 1988、p. 18。

参考棋譜

参考文献

外部リンク

Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディア将棋の記事があります。
ウィキバーシティ
ウィキバーシティ
ウィキバーシティ将棋の学習教材があります。
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