「ゲームプログラミング/Unity」の版間の差分

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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ページの作成:「== セットアップの手順 == :※ wikiの都合上、画像が不足してますので(仮に画像投稿しても、バージョンアップで使えなくなる…」
 
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すると、コンソール画面に「Hello World」と出ているハズだろう。
すると、コンソール画面に「Hello World」と出ているハズだろう。


== ゲーム画面に文字を表示したい場合 ==
プレイヤーは作者のコンソール画面なんて見れないので、プレイヤーにも見えるように文字を表示するには、コンソール画面でない方法を使う。


とはいえ、作業は簡単である。



Hierarcy パネル内で右クリックし、「UI」→「Text」を選択。


これだけで画面に文字を表示できるようになっている。初期設定では「New Text」の文字を表示する。


再生ボタンを押せば、画面のどこかに表示されている(パソコン事情や個人設定などにより、表示位置が微妙に違う)。

(画面が暗くて見づらいかもしれないが、たぶん、画面のどこかに「New Text」とあるハズ)


しかし、上記の作業だけでは、まだビルドしてないので、実行ファイル(windowsなら .exeファイル)になっておらず、ゲームとして配布できない状態である。


== ビルドの方法 ==
画面上部のメニュー欄から「File」→「Build Settings」を選択。


ボタン「Add Open Scenes」を押すと、そのUnity内で開いているsceneファイルを勝手に認識するので、

「Add Open Scenes」を押す。




画面下にボタン「Build and Run」があるので押す。


保存先の選択ウィンドウが開くので、とにかく画面下のほうにある決定ボタンを押す。



すると、勝手にビルドが始まる。けっこう時間が掛かるので(5分くらい)、もし一見して反応が無いように見えるなら、

デスクトップ画面を見に行ったりして、ビルド中の表示欄が出てるか確かめよう。

待ち時間のあいだ、読書するなり、パソコンを使わない別の軽作業とか家事や、職場なら書類事務でもして時間を潰そう。



もし全画面モードで起動してしまった場合、

ウィンドウズの場合なら
Ctrl + Ald + Delete
でタスクマネージャが開くので、そのタスクマネージャを使って 自作unityアプリをいったん終了させよう。



ホームフォルダに、Unityのプロジェクト作成時に自動で作ったフォルダ「New Unity Project」がある。


そこに、「Bulid and Run」実行によって、

新たにファイル
:New Unity Project.exe
:UnityCrashHandler32.exe
:UnityPlayer.dll
が加わっているハズだ。


この3つのファイルを丸ごとコピーして、1つのフォルダに入れたものを、ゲームファイルとして配布すればいい。
配布時には、
フォルダ名をゲーム名にしたり、「New Unity Project.exe」に相当する実行ファイルの名前をゲームのファイル名などに変更しよう。


;全画面でないウィンドウモードでビルドする方法
ただし、上記のまま実行しても、全画面表示になってしまい、とても不便。

なので、ウィンドウ「Build Settings」の右下にあるボタン「Player Settings」をクリックして、

自動で開かれるウィンドウ「Project Settings」にある
項目「Resolution and Presentation」に、
フルスクリーン化をしている「Fullscreen mode」に関するボックスがあるので、

このボックス内容を「Windowed」に変更する。


特に決定ボタンなどは無いので、設定が終わったら、右上の「x」ボタンでウィンドウ「Project Settings」を閉じる。

2020年4月16日 (木) 03:21時点における版

セットアップの手順

※ wikiの都合上、画像が不足してますので(仮に画像投稿しても、バージョンアップで使えなくなることや、画像の著作権の問題が複雑なので)、外部の解説サイトの画像なども併用してください。


Windows版のUnityの使用には、まず、事前に .NET Framework の最新版と、ひとつ古いバージョンをインストールしておく必要がありそうである。

Windows版の Unity は、 .NET Framework の機能を間借りしているようである。(Unityインストール時に、勝手に .NET Framework の Windows Update が出たりするので。)


たとえば2020年4月現在の時点では、.NET Frameworkの最新版は ver 4.x 台だが、 Unityは ver 3.0 台を部分的に用いているようである。


インストール時に公式サイトでのアカウント作成が必要だが、

グーグルアカウントでもアカウント作成できるので、

グーグルアカウントでUnityアカウント作成するのがラクチンである。


unity のインストールや起動には、けっこう時間が掛かる。 ときどき、デスクトップを見に行こう。Unityのロゴ画面ウィンドウが表示中なら、 まだバックで作業中である。


入門プログラム Hello World

インストールに成功して、プロジェクト画面が出るようになったら、

その中にあるProjectパネルにある項目「Assets」にマウスカーソルを合わせて右クリック。 (最新安定版ではAssetsにあわせないと、メニューが表示されない。2020年4月16日に確認。)

表れるメニュー欄から「Create」→「C# Script」をマウスで選択。

まず「Create」にマウスをあわせてクリックすると、続いて表れるサブメニュー欄に「C# Script」あるので、 マウスで選択すればいい。


すると、Assetsフォルダ内にC#コードのテンプレートが作成される。


まだ、何の命令もしてないので、これに命令文を追記する。


Assetsをクリックした直後なら、

プロジェクトパネルの隣に、アセット内部の構成パネルがあるので、その選択フォルダ内のアイコン一覧に、 C#のアイコン画像でスクリプト新規ファイルが追加されているので、そのC#アイコンのあるファイルをクリック。


すると、Visual Studio などのエディターが立ち上がり、そのスクリプトを編集して


using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;

public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour
{
    // Start is called before the first frame update
    void Start()
    {
        
    }

    // Update is called once per frame
    void Update()
    {
        
    }
}


using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;

public class HelloTest : MonoBehaviour
{
    // Start is called before the first frame update
    void Start()
    {
        Debug.Log("Hello World");
    }

    // Update is called once per frame
    void Update()
    {
        
    }
}


のように更新して保存する。


class名はファイル名と同じ(ただし拡張子は抜き)でなければならない。

なので

public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour

の 「NewBehaviourScript」 の部分をファイル名に変更する。


たとえばファイル名が「HelloTest.cs」なら、クラス名を「HelloTest」に変更しなければならない。そうしないとUnityがコードを認識せず、再生ボタンを押しても全く「Hello World」が表示されない。

その後、Hierarchy パネルのほうで、目的として GameObject を作成するために、

Hierarchy パネル内で右クリックして

「Create」→「Create Empty」を選択。(Createを右クリックすると出てくるCreate Empty項目をクリック。)


そして、先ほど作成したC#ファイル(HelloTest.cs のような名前のファイル)のアイコンをマウスドラッグでGameObjectまでドラッグすると、

自動でインポートしてくれ、画面にウィンドウメッセージで Importing とか出てくるので待機。

このインポート作業をunity用語で「アタッチ」という。


さて、デバッグログはコンソール欄でしか見られない。

Unityのコンソールパネルの場所については、 Project パネルのタブの真横の、コンソールのタブがあるので、 そのコンソールのタブをクリックして、コンソール欄を開けばいい。


画面上部の右側に再生ボタン A black isosceles triangle pointing right があるので、ソレをクリックすると、

プログラムを実行する。

すると、コンソール画面に「Hello World」と出ているハズだろう。


ゲーム画面に文字を表示したい場合

プレイヤーは作者のコンソール画面なんて見れないので、プレイヤーにも見えるように文字を表示するには、コンソール画面でない方法を使う。


とはいえ、作業は簡単である。


Hierarcy パネル内で右クリックし、「UI」→「Text」を選択。


これだけで画面に文字を表示できるようになっている。初期設定では「New Text」の文字を表示する。


再生ボタンを押せば、画面のどこかに表示されている(パソコン事情や個人設定などにより、表示位置が微妙に違う)。

(画面が暗くて見づらいかもしれないが、たぶん、画面のどこかに「New Text」とあるハズ)


しかし、上記の作業だけでは、まだビルドしてないので、実行ファイル(windowsなら .exeファイル)になっておらず、ゲームとして配布できない状態である。


ビルドの方法

画面上部のメニュー欄から「File」→「Build Settings」を選択。


ボタン「Add Open Scenes」を押すと、そのUnity内で開いているsceneファイルを勝手に認識するので、

「Add Open Scenes」を押す。



画面下にボタン「Build and Run」があるので押す。


保存先の選択ウィンドウが開くので、とにかく画面下のほうにある決定ボタンを押す。


すると、勝手にビルドが始まる。けっこう時間が掛かるので(5分くらい)、もし一見して反応が無いように見えるなら、

デスクトップ画面を見に行ったりして、ビルド中の表示欄が出てるか確かめよう。

待ち時間のあいだ、読書するなり、パソコンを使わない別の軽作業とか家事や、職場なら書類事務でもして時間を潰そう。


もし全画面モードで起動してしまった場合、

ウィンドウズの場合なら

Ctrl + Ald + Delete

でタスクマネージャが開くので、そのタスクマネージャを使って 自作unityアプリをいったん終了させよう。


ホームフォルダに、Unityのプロジェクト作成時に自動で作ったフォルダ「New Unity Project」がある。


そこに、「Bulid and Run」実行によって、

新たにファイル

New Unity Project.exe
UnityCrashHandler32.exe
UnityPlayer.dll

が加わっているハズだ。


この3つのファイルを丸ごとコピーして、1つのフォルダに入れたものを、ゲームファイルとして配布すればいい。 配布時には、 フォルダ名をゲーム名にしたり、「New Unity Project.exe」に相当する実行ファイルの名前をゲームのファイル名などに変更しよう。


全画面でないウィンドウモードでビルドする方法

ただし、上記のまま実行しても、全画面表示になってしまい、とても不便。

なので、ウィンドウ「Build Settings」の右下にあるボタン「Player Settings」をクリックして、

自動で開かれるウィンドウ「Project Settings」にある 項目「Resolution and Presentation」に、 フルスクリーン化をしている「Fullscreen mode」に関するボックスがあるので、

このボックス内容を「Windowed」に変更する。


特に決定ボタンなどは無いので、設定が終わったら、右上の「x」ボタンでウィンドウ「Project Settings」を閉じる。