「高校化学 金と白金」の版間の差分

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=== 金・白金 ===
=== 金・白金 ===
[[File:Goldkey logo removed.jpg|left|200px|金の単体]]
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'''金'''(Au)は金属光沢のある黄橙色の金属である。イオン化傾向が低く、反応性が低いことから単体として天然に存在する。
'''金''' Au は金属光沢のある黄橙色の金属である。イオン化傾向が低く、反応性が低いことから単体として天然に存在する。純粋な金は柔らかく、展性・延性は全金属中最大である。


金は通常の酸とは反応しないが、[[w:王水|王水]]には溶ける。王水とは濃塩酸と濃硝酸を3:1の割合で混合したものである。
金は通常の酸とは反応しないが、濃塩酸と濃硝酸を3:1の割合で混合した王水には溶ける。


[[File:Aqua regia in Davenport Laboratories.jpg|130px|王水]]
[[File:Aqua regia in Davenport Laboratories.jpg|130px|王水]]
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また、'''白金'''(Pt)は金属光沢のある白色の金属である。金と同様イオン化傾向が低く、反応性が低い。
'''白金''' Pt は金属光沢のある白色の金属である。金と同様イオン化傾向が低く、反応性が低い。


金や白金は多く産出しないため、貴金属(レアメタル)と呼ばれ、古くから硬貨や装飾品などに用いられてきた。しかしこれらは近年工業的に重要な物質となってきている。たとえば金は精密電子部品の配線に用いられ、また白金は化学反応を速める触媒として用いられる。
金や白金は多く産出しないため、貴金属(レアメタル)と呼ばれ、古くから硬貨や装飾品などに用いられてきた。しかしこれらは近年工業的に重要な物質となってきている。たとえば金は精密電子部品の配線に用いられ、また白金は化学反応を速める触媒として用いられる。

2022年5月21日 (土) 18:10時点における版

金・白金

金の単体
金の単体

Au は金属光沢のある黄橙色の金属である。イオン化傾向が低く、反応性が低いことから単体として天然に存在する。純粋な金は柔らかく、展性・延性は全金属中最大である。

金は通常の酸とは反応しないが、濃塩酸と濃硝酸を3:1の割合で混合した王水には溶ける。

王水

白金
白金
金の利用
金の利用


白金 Pt は金属光沢のある白色の金属である。金と同様イオン化傾向が低く、反応性が低い。

金や白金は多く産出しないため、貴金属(レアメタル)と呼ばれ、古くから硬貨や装飾品などに用いられてきた。しかしこれらは近年工業的に重要な物質となってきている。たとえば金は精密電子部品の配線に用いられ、また白金は化学反応を速める触媒として用いられる。