「Asciidoc」の版間の差分
とりあえず書き始め。 |
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実行結果 |
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* 箇条書きの出だし |
* 箇条書きの出だし |
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:* ああああ |
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このように、箇条書きは、Wiki文法とだいたい同じ。 |
このように、箇条書きは、Wiki文法とだいたい同じ。 |
2022年5月31日 (火) 04:13時点における版
何のためのソフトか
対象者は、
- テキストエディタだけだと、表とか表示できなくて不満。
- かといって、ワードとかだと、テキストエディタで編集できなくて不満。
- そこで、HTMLみたいに、テキストエディタで編集できて、なおかつwebブラウザなどで表示できるソフトが欲しい
と思う人向け。
なので、このasciidoc は、拡張子「adoc」のテキストファイルをHTMLに変換するソフトがついている。
なお、「だったら、じゃあHTMLを直接編集すれで十分では? asciidocは不要では?」と思う人は、そうすればいい。
実際、今、あなたが読んでいるwikiでも、asciidocなど使わないで編集されている。
準備と基本の操作方法
インストール方法
Fedora の場合、コマンド
sudo dnf install asciidoc
をする必要がある。(これだけで十分かどうかは未確認。)
asciidoc とは別に、派生ソフトで asciidoctor というのがあるが、微妙に仕様の異なる別ソフトである。
本書では asciidoc のほうを説明する。
短い方の asciidoc は Python で実装されている。
長い方の asciidoctor は Ruby で実装されている。
出力方法
HTMLに出力したい場合、コマンド
asciidoc ファイル名.adoc
である。
何も出力形式を指定しない場合、HTMLファイルが新規に出力される。ソースのadocファイルはそのまま残る。
たとえば、ファイル名が拡張子込みで「sample.adoc」なら、コマンドは
asciidoc sample.adoc
となる。
ともかく上記コマンドでファイル「sample.html」が作成されるので、あとはこれを通常のwebブラウザで閲覧すれば、閲覧できる。
文法
箇条書き
こめ印「 * 」 を使って、箇条書きを作れる。
* 箇条書きの出だし ** ああああ *** いいい
実行結果
- 箇条書きの出だし
- ああああ
- いいい
このように、箇条書きは、Wiki文法とだいたい同じ。
エスケープシーケンス
もし、こめ印そのものを表示したいのに、箇条書きと認識して反応してしまう場合、エスケープシーケンス「\」を先頭につけくわえるなどすればいい。他の制御文字も、だいたい同様の対処法で上手く行くらしい。
なお、asciidoc のエスケープシーケンスは、バックスラッシュ「\」です。他の多くの言語でもエスケープシーケンスはバックスラッシュですので、プログラマー基礎知識として覚えよう。
「エスケープシーケンス」とは何かについては、手短かに言うと、制御文字そのものを、制御文字としてではなく、単なる表示文字として出力させたい場合に使う特別な制御文字のことがエスケープシーケンスです。
「エスケープシーケンス」とは何かについては、これ以上は詳しくは説明しません。標準的なプログラム言語の入門書に書いてあります。
なお、エスケープシーケンスそのものを表示したい場合、2つ続けて「//」のように入力することで、だいたい、どの言語でも上手く表示されます。