「高校化学 合成高分子化合物」の版間の差分

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いろいろと加筆。
(いろいろと加筆。)
 
== 熱可塑性樹脂 ==
高温に熱すると柔らかくなり、冷やすと固くなる樹脂を<span style="font-size: large;">'''熱可塑性樹脂'''</span>(ねつかそせい じゅし、thermoplastic)thermoplastic resin)という。付加重合によって合成される樹脂のほとんどが熱可塑性樹脂である。
構造は直鎖状の構造を持つものが多い。
 
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==== 高密度ポリエチレン ====
触媒として、四塩化チタンTiCl<sub>4</sub>とトリエチルアルミニウムAl(C<sub>2</sub>H<sub>5</sub>)<sub>3</sub>からなる触媒(この触媒チーグラー・ナッタ触媒という)を用いて、5atm程度の数気圧でエチレンを付加重合させると、ポリエチレンができる。枝分かれの少ないポリエチレンができる。これは高密度のポリエチレンである。この低圧法で作ったポリエチレンを'''高密度ポリエチレン'''という。
 
 
 
== 熱硬化性樹脂 ==
加熱しても軟化せず、加熱によって固くなり、また、冷やしても軟化しない樹脂を<span style="font-size: large;">'''熱硬化性樹脂'''</span>(ねつこうかせい じゅし、thermosetting plastic)resin)という。
構造は立体網目状の構造を持つものが多い。
 
[[ファイル:Bakelit Struktur.svg|thumb|350px|フェノール樹脂 3次元網目構造]]
:略称はPFR。(phenol formaldehyde resin)
 
フェノールにホルムアルデヒドを、酸または塩基触媒で加熱反応させると、'''ノボラック'''(novolac)または'''レゾール'''(resol)ができる。これに効果剤を入れて加熱すると、熱硬化性の'''フェノール樹脂'''(ベークライト)ができる。
 
==== ノボラック ====
フェノールにホルムアルデヒドを反応させる。触媒に酸を用いると、'''ノボラック'''(novolac)という鎖式構造の重合分子が得られる。ノボラックは軟らかい固体物質である。このノボラックから重合によってフェノール樹脂ができる。
重合の際、ノボラックに硬化剤としてヘキサメチレンテトラミン(CH<sub>2</sub>)<sub>6</sub>N<sub>4</sub>を加える。
 
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==== レゾール ====
フェノールにホルムアルデヒドを反応させる際にノボラックとは触媒を変えて、塩基を触媒としてフェノールにホルムアルデヒドを反応させると'''レゾール'''(resol)という鎖式構造の重合分子が得られる。レゾールは液体であり、また、分子構造がノボラックとは異なる。
 
レゾールを加熱すると重合反応が進みフェノール樹脂になる。
 
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=== 尿素アミノ樹脂 ===
アミノ基とホルムアルデヒドの付加重合によってできる樹脂を<span style="font-size: large;">'''アミノ樹脂'''</span>(amino resin)というが、尿素樹脂はアミノ樹脂である。他のアミノ樹脂としてはメラミン樹脂がある
[[画像:UreaFormaldehydeResin01.png|thumb|尿素樹脂]]
:ユリア樹脂ともいう。略称はUFRである。(urea formaldehyde resin)
 
アミノ樹脂には、尿素樹脂や、メラミン樹脂がある。
尿素とホルムアルデヒドを縮合重合。
アミノ基とホルムアルデヒドの付加重合によってできる樹脂を<span style="font-size: large;">'''アミノ樹脂'''</span>というが、尿素樹脂はアミノ樹脂である。他のアミノ樹脂としてはメラミン樹脂がある。
 
==== 尿素樹脂 ====
透明で、また着色性が良い。
[[画像:UreaFormaldehydeResin01.png|thumb|尿素樹脂]]
:ユリア樹脂ともいう。略称はUFRである。(urea formaldehyde resin)
 
尿素樹脂とは、尿素とホルムアルデヒドを縮合重合させたアミノ樹脂である。透明で、また着色性が良い。酸およびアルカリに弱い。
酸およびアルカリに弱い。
用途は装飾品や電気器具、食器などに用いられる。
 
==== メラミン樹脂 ====
[[Image:Melamine resin.svg|thumb|メラミン樹脂の理想化された構造]]
:略称はMFR 。(melamimine formaldehyde resin)
=== アルキド樹脂 ===
[[Image:Cross-linked polyester from glyptal resin.png|thumb|left|アルキド樹脂の例。 Phはフェノール基。]]
アルキド樹脂(alkyd resin)とは、無水フタル酸とグリセリンなどの、多価アルコールと多価カルボン酸の縮合重合。耐候性にすぐれる。この樹脂の用途は、おもに塗料や接着剤などであり、成形品には用いないことが多い。
 
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