金星

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金星の衛星写真、マリナー10号撮影

金星[編集]

金星は、太陽系で2番目に太陽に近い惑星、すなわち太陽系の第2惑星です。 他の惑星と異なり、自転が逆向きであることが確認されています。この現象は、過去に隕石が衝突したためではないかと考えられています。

  • 赤道直径 … 4879km
  • 自転周期 … 243.02日
  • 公転周期 … 224.70日
  • 密度 … 5.20g / cm3
  • 質量 … 4.869 × 1024 kg

金星の大気と構造[編集]

大気の性質[編集]

金星の大気は、主に二酸化炭素から構成されています。その気圧は地球の約90倍にも達します。また、金星全体を覆っている雲は硫酸から成ると考えられています。

金星上空には、風速が100m/sにも達するスーパーローテーションと呼ばれる風が吹いています。

金星の自転速度 vrot​ は以下の式で表されます。

vrot​ = Prot​2πReq

​​ここで、Req​は金星の赤道半径、Prot​は金星の自転周期です。知られている数値を代入すると、

  • Req ​= 6051.8 km
  • Prot​ = −243.0185 地球日 (これに負号がつくのは、金星は反時計回りに自転しているためです。)

となります。これらの数値を代入すると、金星の赤道付近における自転速度は次のようになります。

vrot​≈ 0.91 m/s

スーパーローテーションは、これよりも遥かに速いです。スーパーローテーションの仕組みについてはまだ解明されていません。

金星の大気は主に二酸化炭素からなり、気圧が地球の約90倍もある。また、金星全体を覆っている雲は硫酸から成る。

構造[編集]

金星には、セドナ平原などの平原が多く占めています。 一方、火山活動の跡が見られ、溶岩流や火口などが確認されています。 また、金星にはプレートの動きはないと推測されており、そのため地球よりも大きな山脈・山地が多く存在しています。 なかでも、マクスウェル山脈は11kmにもなります。さらに、クレーターやコロナと呼ばれる円状の地形も観察されます。

温度[編集]

二酸化炭素の温室効果で温度は水星よりも高くなっている。

  • 地表
    • 最高 … 773 K(約 500 ℃)
    • 最低 … 673 K以上(400 ℃以上)
    • 平均 … 737 K(約 464 ℃)

脚注[編集]