出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
複素数を成分に持つ行列を複素行列という。
複素行列でも、実行列の多くの理論はそのまま成り立つ。然し、そのままでは成り立たない場合もある。そのような場合は今後の内容で補足していく。
ある行列
の全ての成分の複素共軛を取った行列
を、複素共軛行列(complex conjugate matrix)という。
以下のような性質がある。




一番最後の式で、行列の順番が逆になっていることに注意(これは逆行列・転置と同じ構造である)。
演習
- 以下を計算せよ
- (1)

- (2)

(2)で転置行列の複素共軛が登場したが、ある行列の複素共軛転置行列を随伴行列という。詳しくは次章で扱う。