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線型代数学続論/複素行列

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
線型代数学続論
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複素行列

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複素数を成分に持つ行列を複素行列という。

複素行列でも、実行列の多くの理論はそのまま成り立つ。然し、そのままでは成り立たない場合もある。そのような場合は今後の内容で補足していく。

複素共軛行列

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ある行列𝐀の全ての成分の複素共軛(きょうやく)を取った行列𝐀¯=(a11‾⋯a1m‾⋮⋱⋮an1‾⋯amn‾) を、複素共軛行列(complex conjugate matrix)という。

以下のような性質がある。

  • 𝐀¯‾=𝐀
  • 𝐀+𝐁‾=𝐀¯+𝐁¯
  • λ𝐀‾=λ¯𝐀¯
  • 𝐀𝐂‾=𝐂¯𝐀¯

一番最後の式で、行列の順番が逆になっていることに注意(これは逆行列・転置と同じ構造である)。


演習

以下を計算せよ
(1)(1i−i1)(1−i001+i)‾
(2)t(21+i3i)‾(21+i−3i)


(2)で転置行列の複素共軛が登場したが、ある行列の複素共軛転置行列を随伴行列という。詳しくは次章で扱う。