高校英語の文法

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文の構造[編集]

文の要素[編集]

文の構造を知るためには、文がどのような要素で成り立っているのかを知らなければならない。

主語と述語動詞[編集]

  1. The old man is a famous singer.
  2. My sister studied math.
    1. 訳例:その老人有名な歌手
    2. 訳例:私の姉数学を研究していた

1の文は「AはBだ」という文であり、2の文は「AはCする」という文である。どちらも

  1. 「…は」「…が」という主題の部分
  2. 「~である」「~する」という主題が何であるかについて述べる部分

の二つが共通している。 この場合、1を主部といい、2を述部という。

そして、主部の中心となる語を主語(Subject)といい、述部の中心となる部分を述語動詞(Predicate Verb略して動詞(Verb))という。以下では、述語動詞は原則として単に動詞と呼ぶ。

- 主語 述語動詞 -
- 主部 述部
1. The old man is a famous singer.
2. My sister studied math.

主語は単にSで表し、動詞はVで表す。

目的語[編集]

  1. He has a personal computer.
  2. We played soccer.
  3. Everone likes Sushi.
    1. 訳例:彼はパソコン持っている。
    2. 訳例:私たちはサッカーした。
    3. 訳例:みんなが寿司好む。

いずれの文の動詞も「~を」という、動作の対象が必要である。このような動作の対象を表す語を目的語(Object)といい、Oで表す。

主語 動詞 目的語
- 主部 述部
1. He has a personal computer.
2. We played soccer.
3. Everone likes Sushi.

このような、S+V+Oという形の文は英文の基本形の一つである。

補語[編集]

  1. Mary is happy.
  2. John became a doctor.
    1. 訳例:メアリーは幸せだ。
    2. 訳例:ジョンは医者になった。

これらはいずれも主語の状態を説明した文であるが、isやbecomeで文を切ると意味をとれない。happyやa doctorという、主語の様子をおぎなう語があって初めて意味のある文となる。このように、主語の様子について説明する語を補語(Complement)という。補語はCで表される。

主語 動詞 補語
- 主部 述部
1. Mary is happy.
2. John became a doctor.

このようなS+V+Cの文も基本的な文の一つである。なお、後で学ぶように、補語は主語の様子だけでなく目的語の様子を説明する場合もある(例文:I call him Sensei.(私は彼を先生と呼ぶ))。

文型[編集]

第一文型(S+V)[編集]

第二文型(S+V+C)[編集]

第三文型(S+V+O)[編集]

第四文型(S+V+O+O)[編集]

第五文型(S+V+O+C)[編集]

主語と述語動詞の構文[編集]
have 過去分詞[編集]

I have my teeth cleaned.(私は歯を磨いてもらっている)

ここでは、have=させる(依頼)である。主語(I)と述語動詞(cleaned)が対応している関係になっている。つまり、I cleaned というふうに組み合わせて文法的に正解であれば、このhave 過去分詞の構文は正解である。

文の種類[編集]

平叙文[編集]

疑問文[編集]

命令文[編集]

感嘆文[編集]

動詞の用法[編集]

時制[編集]

完了形[編集]

助動詞[編集]

[編集]

助動詞と組み合わさった受動態[編集]

He could be seen by her.

受動態の文を作るときには、その文の述語は必ずbe動詞の節になるが、be動詞に対して助動詞を用いたり、時制の変化をさせることも普通に行なわれる。

この時には、例えば

He is seen by her.

という文が

He could be seen by her.

の様にbe動詞は、助動詞+beの形で書き換えられる。これは、be動詞の原形が beで与えられることによる。同じ様に例えば、

might be
may be
must be
will be

なども用いることが出来る。また、過去形や現在完了と組み合わせるときにも通常の規則に従えばよい。例えば、上の文では

He was seen by her.
He has been seen by her.

などとなる。been は be の過去分詞である。ここで、be が過去分詞 been になったのは、現在完了を作るためであり、see が過去分詞 seen になったのは、受動態を作るためであることに注意。

不定詞[編集]

名詞的用法[編集]

形容詞的用法[編集]

副詞的用法[編集]

慣用的表現[編集]

原型不定詞[編集]

使役動詞(make,let,have)や知覚動詞(feel,see,taste,look,hear)に係る形で不定詞の構文が作られる時、toは必ず抜きます。

My mother make me to eat vegetables for breakfast.(私の母は、朝食の際私に野菜を食べさせる。)
My father won’t let me to go out of parking lot at night.(私の父は、夜に駐車場へ行くことを許してくれないだろう。)

使役動詞の意味

  • make - 〜させる(強制)
  • have - 〜してもらう(依頼)
  • let - 〜させる(許可)

基本的に、動詞+目的語+原型不定詞 と使う。

原型不定詞も取る動詞[編集]

動詞“help”は、通常の不定詞、原型不定詞のどちらも取る。

I help my brother (to) do his homework.(私は、私の兄が宿題をする事を助けた。)

分詞[編集]

動名詞[編集]

さまざまな構文[編集]

関係詞[編集]

関係代名詞[編集]

関係代名詞とは、2つの文を接続するとき、前の文中の名詞を説明することで文を接続する語の使い方の事である。例として、

I see a person who bought the pen.

などが関係代名詞を用いた文である。この文中では関係代名詞はwhoに対応する。 この文の意味は、'私はそのペンを買った人を見た'となるが、このことから分かる通り、この文は

I see a person.
He (or She) bought the pen.

の2文に分けることが出来る。ここで、下の文のHeは、上の文のa personを表わしている。ここで、Heをwhoに置き換えてできた文をpersonの後に並べる事で、関係代名詞を用いた文を作成することが出来るのである。 この時関係代名詞whoは前の文では目的語a personと同じ意味を持ち、次の文では、主語Heと同じ意味を持つことに注意が必要である。 また、関係代名詞によって説明される名詞を、特に先行詞と呼ぶ。

関係代名詞whoは先行詞が人であるときにしか用いることが出来ない。 先行詞が人でない物体などであるときには、関係代名詞としてwhichが用いられる。 また、関係代名詞のthatは、先行詞が人であっても人以外のものであっても用いることが出来るが、whoやwhichを使うよりも少しだけくだけた言い方になるようである。


ここまでは関係代名詞が後の文の主語となる用法を解説した。ここからは関係代名詞が後の文の主語以外の語となる用法を解説する。例えば、

I gave him a pen which I bought yesterday.

のような文がある。この文は「私が昨日買ったペンを彼に渡した。」という意味だが、この文は

I gave him a pen.
I bought it yesterday.

という2つの文を合わせた文である。ここで、2つめの文の目的語であるitをwhichに変えて関係代名詞の文を作るのであるが、通常関係代名詞は先行詞の直後に置くため、whichの場所を2つめの文の文頭に動かして、関係代名詞の文を作るのである。

ここでは目的語的な関係代名詞としてwhichを用いたが、これは人以外の先行詞を修飾するときにしか用いられない。人を修飾するときには、通常whomを用いる。 ただし、whomを使った文章ややや古い言い方に取られるため、形式的でない文章ではwhoを用いることも行なわれるようである。 また、関係代名詞thatは、目的語の関係代名詞として用いることもでき、人が先行詞のときにも人以外のものが先行詞のときにも用いることが出来る。 また、whichやthatが目的語に対する関係代名詞になるときには、それらの関係代名詞はしばしば省略される。実際の文中では正しい関係代名詞を補いながら読むことが必要になる。

更に、所有格が関係代名詞となる場合もあるのでここで解説する。

I left the house whose roof I don't like very much.

などが所有格関係代名詞の例である。この文は、

I left the house.
I don't like its roof very much.

の2文に分けることが出来るが、下の文のItsがthe house'sに対応しているので、この部分をwhoseに置き換え、また関係代名詞を先行詞の直後にするために、文頭に動かしている。ただし、whoseは関係代名詞であるが、所有格であるので直後にwhoseがかかる名詞を取る必要があるため、対応する名詞も文頭に動かしている。 whoseは人に対しても、人以外のものに対しても用いることが出来る。

関係副詞[編集]

関係代名詞は先行詞の様子を表わす文で、代名詞の働きをする語を修飾していた。 関係副詞は先行詞の様子を表わす文中で、副詞の働きをする語を修飾する文である。 例えば、

I like the house where I live.

が、関係副詞を用いた文である。この文ではwhereが関係副詞である。上の文は

I like the house.
I live there.

の2文に分けられるが、副詞thereがin the houseに対応することから、thereを関係副詞whereに変え、また関係副詞も対応する先行詞the houseの直後に持って来る必要があることから、whereを文頭に動かし、2つの文を接続したのである。 上の文は関係代名詞whichを用いて、

I like the house in which I live.

と書き換えることが出来る。この文では、whichはthe houseに対応する関係代名詞であるが、特に前置詞inに続いて副詞句になる用法であったので、inとまとめて文頭に持って来た用法である。ここでは関係代名詞による副詞句in whichと関係副詞whereが同じ様に扱われている。 ただし、上の文でin whichとする用法はやや形式的であり、

I like the house which I live in.

のように関係代名詞whichだけを文頭に持って行くことも、特に口語的な場面ではよく用いられる。


関係副詞whereは場所を表わす語に対してしか用いることが出来ない。他の関係副詞としては

when: 時間を表わす語
why: 理由を表わす語
how(the way): 方法を表わす語(the way は必ず省略)

などがある。例文としては

I lived there at the time when he came.
I don't see the reason why Tom didn't stop.
It isn't an easy task to see how he did that.

などがあげられる。

比較[編集]

分詞構文[編集]

分詞構文は現在分詞や過去分詞を用いて、従属の接続詞節のような意味を持つ文の成分を作る用法である。例文として、

Crying out something, he quickly runs away.

がある。この文は「何かを叫びながら、彼は素早く逃げていった。」という 意味だが、この様な文は例えば接続詞whileを用いて、

While he cries out something, he quickly runs away

接続詞を取る。

He cries out something, he quickly runs away.

主語を取る。

Cries out some thing, he guickly runs away.

動詞を現在分詞形にする。

Crying out some thing, he quickly runs away.→これで完成!

などとすることが出来る。分詞構文は文の前後関係から、省略される接続詞が予測できると考えられるとき、接続詞と主語を省略することによって 得られる。ただし、接続詞無しで節を作ることは出来ないことから、接続詞節の述語は対応する現在分詞になるのである。上の例文は while を用いた文から接続詞 while を省き、述語 cries を現在分詞 crying にすることに よって得たものと解釈出来る。ただし、元の従属接続詞節に対応する主文の主語と接続詞節の主語が等しいときには、現在分詞の主語は 省略出来る。上の文で while 節の主語に対応する語が無いのはこのことからである。 主節の主語と従属節の主語が異なっているときには、分詞構文の主語として対応する従属節の主語を所有格として与える。例えば、上の例で主語を省略せず書くと、 His crying out something, ... のようになる。 一般に現在分詞の主語を指定するときは通常所有格を用いる。

分詞構文で省略される接続詞には主なものとして、

because, since, as: 〜だから(理由)
when, as, while: 〜のとき(ある時点)

などがあげられる。


分詞構文になる従属節では述語がbe動詞であることがある。 このときにも上の規則に従って、Being -,によって分詞構文が作られることも多い。

分詞構文の受動態[編集]

特にbe動詞に対応する補語が受動態であったり、形容詞であるときには、beingを省いて過去分詞、もしくは形容詞から分詞構文が 始まることも多い。

(Being) seen from airport, everything looked small.(飛行機から見ると、全てのものが小さく見えた)
The assignment (being) finished, we went on a hike to the nearby mountain.(その課題が終わってから、私たちは近くの山へハイキングへ行った。)

このときには、be動詞と接続詞、必要なら対応する主語も補って考える必要がある。ただし、この様な省略がなされるのは、あくまで省略されたものが文脈からすぐに分かる時のみである。


仮定法[編集]

現在のことがらの仮定法。(仮定法過去)[編集]

実際に実現されていないか、実現される見込みの無いことについて述べるときには、仮定法(かていほう)が用いられる場合がある。

たとえ現在のことであっても、過去時制を用いることを、If節の文中で、つぎのように書くのが仮定法である。

If I were[was] a bird, I would fly to Osaka.(「もし私が鳥だったとしたら、大阪まで飛んでいくのに。」)

※通例、be動詞の過去形は主語の人称に関係なく were使用する。 このように現在の事柄に関して、現実的でないことを述べるには、一般に過去の時制を用いる。

上の文は「もし私が鳥だったとしたら、大阪まで飛んでいくのに。」という意味であるが、けっして実際には「私」は鳥ではなく、空を飛ぶことが不可能なことから、ここでは仮定法を用いている。

仮定法では多くの場合、条件を仮定する意味の if 節が加わるのだが、その節の動詞は過去形にする。ただし、動詞がbe動詞だったときには、その動詞は主語に関わらず、were とする。ただし、口語的にはwasが使われることもあるようであることには注意。上の例ではif節の動詞がamであることから、仮定法にしたときの動詞はwereとなっている。

また、if節の主文については(例文の場合「 I would fly to Osaka.」)、通常助動詞 would(あるいはcould) を用いる。通常の過去形を用いることはあまりなされないようである。

このような、現在の実現不可能なことがらについて、「もし〜だったら、・・・するのに」という事を強調するために過去形を用いる用法を、仮定法過去(かていほう かこ)という。

つまり、仮定法過去は、現在の実現不可能なことについて、述べている。


仮定法でない場合[編集]

いっぽう、仮定法ではない、通常の

If I am a bird, I fly to Osaka.

でも、意味は「もし私が鳥だったら、大阪まで飛んでいく。」となってそれほど意味は変わらない。しかし、この構文は仮定法ではないため、実現できることを主に表す。

仮定法を使うのはあくまでそのことが不可能だということを強調する意味である。

過去のことがらの仮定法。(仮定法過去完了)[編集]

ここまでは現在のことに関する仮定を行なう文を紹介してきた。過去のことについて仮定を行なう場合にはここまでの動詞の時制を過去完了にすればよい。 例えば、上の文に対応する文として、

If I had been a bird, I would have flown to Osaka.

となる。 意味は 「もし私が(あの時)鳥だったとしたら、私は大阪に飛んでいっただろうに」 となる。

また、I wish - から始まる文では、その目的語節として仮定法が用いられることが多い。これはwishが'願う'という意味の単語で、その後に非現実的な願いが続くことが多いことによる。例として、

I wish I were a bird.

があげられるが、ここで were は、be動詞 am を仮定法にしたものである。

それ以外の場合でも何らかの起こるかどうか分からない条件があるときのことについて述べるときには、仮定法が用いられることが多い。この時にはif文が伴わないことも多く、if文に対応する主文だけが述べられるようになることが多い。 これに対しては文脈で判断するしかないが、過去の時制でないときに突然、過去形が現われるように見えるため、実際にはそれほど判別に苦労することはないと思われる。

話法[編集]

会話表現[編集]

品詞[編集]

名詞・冠詞[編集]

代名詞[編集]

形容詞・副詞[編集]

前置詞[編集]

接続詞[編集]