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高等学校 生物/個体群とその変動

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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個体群

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個体群の成長曲線

個体の分布

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個体群密度

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個体群密度の変動

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個体群の成長

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植物の密度効果

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動物の密度効果

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孤独相

サバクトビバッタの場合、幼虫の仲間が周りにどれくらいいるかで、成虫の見た目・動き方も決まります。もし、幼虫の仲間に恵まれなかったら成虫の見た目は黄緑色・薄褐色になります。そして、成虫の動きは長い後脚で高く跳ねます。その結果、一匹のみでも充分生きられます(孤独相)。もし、幼虫の仲間に恵まれていたら成虫の見た目は黄色・黒色になります。そして、成虫の動きは短い後脚になり、成虫自身の脚であまり跳ねなくなります。その代わり、体の大きさに対して大きめ翅が出てきます。その結果、他の成虫も集まりやすくなり、遠くまで飛べるようになります(群生相)。ここで孤独相と群生相の違いを分かりやすくするために、男の子が思春期に入ってからの社会の振る舞いを例えに考えてみましょう。一般的に男の子は思春期を迎えると脳から命令が出て、男性ホルモンを出します。この男性ホルモン量が思春期に入ってからの社会の振る舞いも大きく決まります。孤独相は人間でいうと男性ホルモンの弱い人になります。上下関係をあまり気にしないで、攻撃的になりにくく、競争を好まなくなります。群生相は人間でいうと男性ホルモンの強い人になります。男性ホルモンが強ければ強いほど、上下関係を気にしやすく、感情・行動を前に出したり、競争で前に出ようとしたりします。

群生相

孤独相と群生相は生まれつきで決まるのかというと違います。先ほどの説明にあるように環境で決まります。もし、群生相の成虫が卵を産んでも次世代幼虫の環境で方向も決まります。

世界の気候変動と蝗害
近年、気候の変化から、雨のふり方が変わってきています。そのため、サバクトビバッタの生息地が広がっています。大雨が降れば降るほど、草を増やします。その結果、サバクトビバッタが同じ場所に次々と集まります。やがて、サバクトビバッタの見た目と動き方を切り替えてしまいます(相変異)。2020年前後、東アフリカからアラビア半島・南アジアまでの広範囲へ数千億匹のサバクトビバッタが一斉に動きました。数千億匹のサバクトビバッタが各地の村・農業に大きな被害を出しました。相変異の研究は生態学だけでなく、農業・食料安全保障・国際防災を考える時にも活かされています。

なお、5大横綱教科書出版社【東京書籍・啓林館・実教出版・数研出版・第一学習社】はバッタの飛翔写真も載っています。この写真の正体はサバクトビバッタだと考えられます。かなり気持ち悪い写真なので、当wikibooksは生徒の教育的な配慮とアフリカ被災地への配慮から孤独相と群生相のイメージ図のみとしました。

個体群の構造

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齢構成と生命表

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生存曲線

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生存曲線・三つの典型

資料出所

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年は検定年です。旧課程(2012年~2021年)、現行過程(2022年~2031年まで)となります。

  • 浅島誠ほか編著『生物』東京書籍株式会社 2022年【現行課程教科書】
  • 浅島誠ほか編著『スタンダード生物』東京書籍株式会社 2017年【現行課程教科書】
  • 浅島誠ほか編著『生物』東京書籍株式会社 2012年【旧課程教科書】
  • 最上善広ほか編著『生物』実教出版株式会社 2022年【現行過程教科書】
  • 赤坂甲治ほか編著『高等学校 生物』株式会社新興出版社啓林館 2022年【現行課程教科書】
  • 本川達雄ほか編著『生物 改訂版』株式会社新興出版社啓林館 2017年【旧課程教科書】
  • 嶋田正和ほか編著『生物』数研出版株式会社 2022年【現行課程教科書】
  • 吉里勝利ほか編著『高等学校生物』株式会社第一学習社 2022年【現行課程教科書】
  • 本川達雄ほか編著『新課程 チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物』数研出版株式会社 2023年【現行過程参考書】