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FreeBSD/14.1-RELEASE

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

FreeBSD 14.1-RELEASE には、14-STABLE 開発ラインで行われた変更点がまとめられています。このリリースでは、FreeBSD カーネルやユーザーランドに関する重要な変更点や新機能が含まれ、過去のリリース以降に発行されたセキュリティアドバイザリも記載されています。

ユーザーランドの変更点

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  1. 設定関連の変更:
    • Kerberos キー配布センター(kdc)の再起動を管理する kdc_restart 変数が追加されました。
    • periodic(8) の日次スクリプトおよびセキュリティスクリプトの変更点表示が簡略化され、設定は periodic.conf で調整可能です。
  2. アプリケーション関連の変更:
    • adduser(8) ユーティリティが、新しいユーザーのホームディレクトリに ZFS データセットを作成する機能をサポート。
    • date(1) コマンドがナノ秒をサポート。
    • dtrace(1) で JSON、XML、HTML 出力を生成可能に(libxo(3) を使用)。
    • lastcomm(1) で秒単位のタイムスタンプ表示をサポート。
    • usbconfig(8)/usr/share/misc/usb_vendors を読み込むことで USB ベンダーと製品の説明を表示。
  3. 寄稿ソフトウェア:
    • Clang/LLVM がバージョン 18.1.5 に更新。
    • sendmail(8) がバージョン 8.18.1 に更新し、CVE-2023-51765 に対応。
    • unbound(8) がバージョン 1.20.0 に更新し、DNSBomb 脆弱性(CVE-2024-33655)に対応。

ランタイムライブラリと API

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  • setusercontext(3): プロセスの優先度(nice 値)や umask の継承機能が追加。
  • C ライブラリ: AMD64 システムで SIMD を利用した性能向上。
  • tgammal 関数: 128 ビット浮動小数点の改善。

クラウドサポート

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  • cloud-init のサポート:
    • OpenStack やその他のホスティング環境と互換性のある設定。

カーネルの変更点

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  • 汎用カーネルの変更:
    • PowerPC アーキテクチャで fpu_kern_enterfpu_kern_leave を実装。

デバイスとドライバ

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  • 新しいドライバ:
    • Intel E800 シリーズ Ethernet コントローラー向けの ice(4) ドライバが 100 Gb/s をサポート。

アップグレードについて

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  • バイナリアップグレード:
    • freebsd-update(8) ユーティリティで簡単にアップグレード可能。
  • ソースコードベースのアップグレード:
    • /usr/src/UPDATING に従って実行。

注意点

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すべてのユーザーはインストール前にリリースのエラッタを確認することが推奨されています。エラッタには、既知のバグやセキュリティアドバイザリが記載されています。

詳細なリリースノートやインストール方法は、FreeBSD の公式ウェブサイト(https://www.FreeBSD.org/releases/)で確認できます。