FreeBSD/gstat
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FreeBSDのgstatコマンドは、GEOM(FreeBSDのストレージサブシステム)に関連するディスクI/O統計をリアルタイムで監視するためのツールです。特に、ストレージデバイスのパフォーマンスや使用率を確認する際に便利です。
主な用途
[編集]gstatは、以下のような情報をリアルタイムで提供します:
- デバイスのI/O操作数(読み取り、書き込み)
- デバイスの使用率(% busy)
- デバイスあたりのスループット
- デバイスのキュー長
基本的な使い方
[編集]単にgstatと実行すると、インタラクティブな表示でディスクI/Oの統計情報をリアルタイムで更新して表示します。
gstat
これにより、すべてのGEOMプロバイダーの統計情報がデフォルト設定で表示されます。
主なオプション
[編集]以下は、gstatで使用できる便利なオプションです:
-a- 少なくとも0.1%以上使用されているプロバイダーのみを表示します。
- 使用例:
gstat -a
-b- バッチモードで実行し、データを1回収集して表示した後に終了します(デフォルトでは、出力が端末ではなく標準出力にリダイレクトされている場合に有効)。
- 使用例:
gstat -b
-B- 無限バッチモード。バッチモードと同様ですが、データを継続的に収集して表示します。
- 使用例:
gstat -B
-C- CSV形式で出力します。このオプションでは無限バッチモードが有効になり、データはカンマ区切りで表示されます。
- 使用例:
gstat -C > output.csv
-f filter- 正規表現フィルタを使用して、特定のデバイスだけを表示します。
- 使用例:
gstat -f '^da'
- ※
daで始まるデバイス(例:da0、da1など)を表示。
-I interval- 更新間隔をマイクロ秒単位で指定します(デフォルトは200,000μs=0.2秒)。
s(秒)やms(ミリ秒)の単位も使用できます。
- 使用例:
gstat -I 500ms
- 更新間隔をマイクロ秒単位で指定します(デフォルトは200,000μs=0.2秒)。
-p- 物理プロバイダー(ランク1)だけを表示します。
対話型コマンド
[編集]gstatは、実行中に以下のキー操作が可能です:
q: 終了<: 更新間隔を半分に短縮>: 更新間隔を2倍に拡張c: GEOMコンシューマ(利用側)の統計を表示/非表示切り替えf: デバイス名のフィルタを指定F: フィルタを解除
出力例
[編集]以下はgstatの実行結果の例です:
dT: 1.002s w: 1.000s L(q) ops/s r/s w/s MB/s rMB/s wMB/s %busy Name 0 5 1 4 0.2 0.0 0.2 2 ada0 1 100 50 50 10.0 5.0 5.0 80 da1
L(q): デバイスキューの深さops/s: I/O操作数(1秒あたり)r/s, w/s: 読み取りおよび書き込み操作数(1秒あたり)MB/s, rMB/s, wMB/s: 総スループット、読み取りスループット、書き込みスループット(MB/秒)%busy: デバイスの使用率
歴史
[編集]gstatコマンドはFreeBSD 5.0で初めて導入されました。
関連コマンド
[編集]gstatは、ストレージデバイスのパフォーマンス問題を診断する際に非常に役立つツールです。