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FreeBSD/pciconf

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

pciconf は、FreeBSD で PCI バス上のデバイス情報を表示するためのコマンドです。このコマンドは、PCI バスに接続されているハードウェアの詳細情報を取得するために使用されます。pciconf を使うことで、PCI デバイスの識別情報や、デバイスが使用しているリソース(メモリ領域、I/O ポートなど)を確認することができます。

pciconf の主な用途

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  1. PCI デバイスの情報を表示する
    pciconf を実行することで、システム内のすべての PCI デバイスに関する情報を一覧で表示できます。この情報には、デバイスのベンダー ID、デバイス ID、サブシステム ID、サブベンダー ID、デバイスの種類(ネットワークカード、グラフィックカードなど)などが含まれます。
    pciconf -l
    
    これにより、システム内のすべての PCI デバイスがリスト表示されます。
  2. 特定のデバイス情報を詳細に表示する
    ある特定のデバイスに関して詳細な情報を確認したい場合、デバイスのスロット番号を指定して情報を表示できます。
    pciconf -c <スロット番号>
    
    例えば、pciconf -c 00:1f.2 のように、スロット番号 00:1f.2 のデバイスに関する詳細情報を表示できます。
  3. PCI バスの詳細な構成情報
    より詳細な情報を表示するオプションもあります。たとえば、デバイスが使用しているリソース(メモリ領域や I/O ポートなど)を確認できます。
    pciconf -v
    
    -v オプションを指定すると、各デバイスに関連する詳細な構成情報が表示されます。
  4. デバイスのリソースや設定情報の表示
    特定の PCI デバイスが利用しているリソース(メモリ、I/O ポート、割り込みなど)の設定情報を確認するために、pciconf を使うことができます。これは、デバイスが正しく動作しているか、リソースの競合がないかを確認するために便利です。

pciconf のオプション例

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  • -l : システム内のすべての PCI デバイスをリスト表示します。
  • -c <スロット番号> : 指定したスロット番号のデバイスの詳細情報を表示します。
  • -v : より詳細な構成情報を表示します。
  • -s <デバイス番号> : 特定のデバイスのリソースや設定を表示します。

使用例

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  1. システム内の PCI デバイスをリスト表示する
    pciconf -l
    
    出力例:
    re0@pci0:3:0:0:        class=0x020000 card=0x107217ff chip=0x816810ec rev=0x10 hdr=0x00
    
    ここでは、re0 というネットワークカードの情報が表示されています。
  2. 詳細情報を表示する
    pciconf -v
    
    出力例:
    re0@pci0:3:0:0:
      class=0x020000 card=0x107217ff chip=0x816810ec rev=0x10 hdr=0x00
      vendor = 'Realtek Semiconductor Co., Ltd.'
      device = 'RTL8111/8168/8411 PCI Express Gigabit Ethernet Controller'
      ...
    
    このように、ベンダー名やデバイス名、バージョン、リソース情報などの詳細が表示されます。

pciconf の使い道

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  • ハードウェアのトラブルシューティング: PCI デバイスが正しく認識されていない場合や、リソースの競合が発生している場合に、pciconf を使ってデバイスの情報を確認することで問題を特定できます。
  • デバイスドライバの確認: 特定のデバイスが正しく動作しているか、必要なドライバがロードされているかを確認する際にも役立ちます。
  • システム構成の把握: pciconf を使うことで、システム内の PCI バスに接続されているすべてのデバイスの構成を把握できます。これにより、ハードウェア構成を整理し、リソースを管理しやすくなります。

まとめ

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pciconf は、FreeBSD システムで PCI バスに接続されているデバイスの詳細な情報を取得するためのツールです。デバイスの識別情報、リソース使用状況、設定情報などを表示することができ、ハードウェアのトラブルシューティングやシステム管理に役立ちます。