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FreeBSD/systat

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

FreeBSDのsystatコマンドは、システムの統計情報をリアルタイムで監視するためのツールです。ターミナル上で対話的なインターフェースを提供し、CPUの使用率、メモリの使用状況、ネットワークトラフィック、ディスクI/Oなど、さまざまなシステムパフォーマンスの情報を表示できます。

基本的な使い方

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systat コマンドを実行すると、インタラクティブな画面が表示されます。以下のような形式でモードを指定することも可能です。

systat <モード> <更新間隔(秒)>
例えば
systat -vmstat 1
これは、システム全体の統計(vmstat モード)を1秒ごとに更新して表示します。

主なモード

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以下は、systatで使用できる代表的なモードです。

  1. -vmstat
    仮想メモリ、CPU、割り込み、ディスクI/Oなどの統計情報を表示します。
    • 実行例:
    systat -vmstat 1
    
  2. -netstat
    ネットワークトラフィックの統計を表示します。インターフェースごとのパケット送受信量などが確認できます。
    • 実行例:
    systat -netstat 1
    
  3. -ifstat
    ネットワークインターフェースの詳細な送受信トラフィックを表示します。
    • 実行例:
    systat -ifstat 1
    
  4. -iostat
    ディスクI/Oの統計を表示します。
    • 実行例:
    systat -iostat 1
    
  5. -tcp
    TCP接続の状態を表示します。接続の数や状態(LISTEN、ESTABLISHEDなど)を監視できます。
    • 実行例:
    systat -tcp 1
    
  6. -swap
    スワップ領域の使用状況を表示します。

対話型操作

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systatの実行中は、以下のキー操作で表示内容を切り替えたり制御したりできます。

  • q: 終了
  • ?: ヘルプを表示
  • スペースキー: 更新を強制的に実行
  • Ctrl+L: 画面の再描画

特徴と利点

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  • 軽量: ターミナル上で実行できるため、グラフィカルなツールを使用せずにシステム状況を監視可能。
  • カスタマイズ性: 各モードで監視したい項目を柔軟に選択できる。
  • リアルタイム更新: 指定した間隔でデータを更新し、現在のシステム状況を反映。

注意点

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  • ユーザーモードでは特定の情報が制限されることがあるため、root権限で実行することが推奨されます。
  • 長時間監視を行う場合、CPUやディスクI/Oの負荷が少し増える可能性があります。

systatは、システム管理者がシステムの健全性を監視し、問題の診断を行うのに非常に便利なツールです。

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