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FreeBSD/zfs

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

FreeBSDのzfsコマンドは、ZFSデータセットの構成や管理を行うためのコマンドです。ZFSは、ディスクのプールにデータセットを作成、管理、変更するための高機能なファイルシステムとボリューム管理機能を提供します。以下に、zfsコマンドの主な機能とサブコマンドについて説明します。

概要

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  • データセット: ZFSデータセットは、ZFSストレージプール内でユニークな名前で識別されるもので、例えばpool/volumeのような形式です。データセットには、ファイルシステム、ボリューム、スナップショット、ブックマークなどが含まれます。
  • ファイルシステム: 通常のファイルシステムとして、ZFSファイルシステムは標準のシステム名前空間内でマウントされます。
  • ボリューム: 生のブロックデバイスとしてエクスポートされる論理ボリューム。
  • スナップショット: ファイルシステムやボリュームの読み取り専用の時点でのコピー。
  • ブックマーク: スナップショットに似ていますが、データの保持をしません。

サブコマンド

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  • zfs -?: ヘルプメッセージを表示します。
  • zfs version: ZFSユーザーランドユーティリティとカーネルモジュールのバージョンを表示します。
  • zfs list: 指定されたデータセットのプロパティ情報を表形式でリストします。
  • zfs create: 新しいZFSファイルシステムまたはボリュームを作成します。
  • zfs destroy: 指定されたデータセット、スナップショット、またはブックマークを削除します。
  • zfs rename: 指定されたデータセットの名前を変更します。
  • zfs snapshot: 指定された名前でスナップショットを作成します。
  • zfs rollback: 指定されたデータセットをスナップショットにロールバックします。
  • zfs send/zfs receive: ZFSデータセットの送信および受信を行います。
  • zfs set: データセットにプロパティを設定します。
  • zfs get: データセットのプロパティを表示します。

暗号化

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  • ZFSでは、暗号化機能を有効にすることで、ファイルシステムやボリュームを暗号化できます。暗号化により、ファイル、属性、ACL、パーミッションビット、ディレクトリリストなどが暗号化されます。

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  • zfs create rpool/mydata: rpoolプール内にmydataという新しいファイルシステムを作成します。
  • zfs snapshot rpool/mydata@snapshot1: rpool/mydataのスナップショットをsnapshot1という名前で作成します。
  • zfs destroy rpool/mydata@snapshot1: rpool/mydataのスナップショットsnapshot1を削除します。

このコマンド群を使用することで、ZFSストレージプール内のデータセットを効果的に管理することができます。