コンテンツにスキップ

HTML Living Standard/accesskey属性

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

accesskey属性

[編集]

accesskey属性は、要素にキーボードショートカットを割り当てるために使用される属性です。この属性により、ユーザーはキーボード操作を通じて素早く特定の要素にアクセスすることができます。ただし、ブラウザやOSによってショートカットの起動方法が異なる場合があります。

基本構文

[編集]
<element accesskey="key"></element>

accesskey属性では、ショートカットキーとして使用する文字またはキーを指定します。

使用例

[編集]

以下に、accesskey属性を使用した具体的な例を示します。

<p>
  <button accesskey="s">送信</button>
  <button accesskey="c">キャンセル</button>
</p>

この例では、Alt + Sキーを押すと「送信」ボタンがアクティブになり、Alt + Cキーを押すと「キャンセル」ボタンがアクティブになります(具体的なキーの組み合わせはブラウザとOSによります)。

キーボードショートカットの起動方法

[編集]

accesskey属性で指定したキーの使用方法は、ブラウザやOSに依存します。以下は一般的な起動方法の例です。

  • Windows
    • Chrome, Edge, Firefox: Alt + アクセスキー
  • macOS
    • Safari, Chrome: Control + Option + アクセスキー
    • Firefox: Control + アクセスキー
  • Linux
    • Firefox: Alt + Shift + アクセスキー
    • Chrome: Alt + アクセスキー

注意点

[編集]
  • accesskey属性を使用する際は、他のショートカットキーやシステム予約キーと競合しないように注意が必要です。
  • 利用者がキーボード操作を好む場合や、支援技術を使用している場合に便利です。
  • ユーザーにとってのショートカットキーの意図が明確になるよう、適切なラベル付けやドキュメントを提供してください。

対応ブラウザ

[編集]

accesskey属性は、主要なブラウザで広くサポートされています。ただし、ブラウザやOSのバージョンによる動作の違いがあるため、使用前に確認することを推奨します。

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]