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HTML Living Standard/anchor属性

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

anchor属性

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anchor属性は、要素を特定のスクロール位置や固定位置に関連付けるために使用される属性です。この属性は現在実験的な機能であり、一部のブラウザでのみサポートされています。そのため、実際のプロジェクトで使用する際は注意が必要です。

基本構文

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<element anchor="selector"></element>

anchor属性では、スクロール位置や固定位置を基準に関連付ける要素を指定します。指定する値はCSSセレクター形式です。

使用例

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以下に、anchor属性を使用した具体的な例を示します。

<div id="target" style="position: fixed;">この要素は基準になります</div>

<div anchor="#target">
  この要素は <code>#target</code> に関連付けられています。
</div>

この例では、anchor属性によって2番目の要素が#targetに関連付けられ、スクロールやレイアウトの挙動が影響を受けます。

注意点

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  • anchor属性は現在実験的な状態であり、すべてのブラウザで動作するわけではありません。
  • 使用する際には、最新のブラウザ対応状況を確認してください。
  • 実験的な機能であるため、将来的に仕様が変更される可能性があります。

対応ブラウザ

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anchor属性のサポート状況は以下の通りです(2025年1月執筆時点での情報)。

  • 対応ブラウザ: 一部の最新ブラウザ(例: Chromium系ブラウザのベータ版)
  • 非対応ブラウザ: Safari、Firefox(将来的に対応予定の場合あり)

参考情報

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  • 実験的な機能を利用する場合は、MDN Web Docsなどのドキュメントを参照し、フォールバック処理を含めた実装を行うことを推奨します。

関連項目

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参考文献

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