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HTML Living Standard/autofocus属性

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

autofocus属性

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autofocus属性は、Webページが読み込まれた際に自動的にフォーカスを当てる要素を指定するために使用される属性です。この属性は、フォームの入力フィールドやボタンなど、ユーザーがすぐに操作できる要素にフォーカスを設定する際に便利です。

基本構文

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<element autofocus></element>

autofocus属性はブール属性で、指定することでその要素がページロード時に自動的にフォーカスされます。

使用例

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以下に、autofocus属性を使用した具体的な例を示します。

<form>
  <label for="name">名前:</label>
  <input type="text" id="name" name="name" autofocus>
  <br>
  <label for="email">メールアドレス:</label>
  <input type="email" id="email" name="email">
</form>

この例では、ページが読み込まれると、nameフィールドが自動的にフォーカスされます。

注意点

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  • ページ内に複数のautofocus属性を持つ要素がある場合、最初に出現する要素のみがフォーカスされます。
  • 自動フォーカスは、ユーザー体験を向上させる一方で、フォームの自動送信やユーザーの意図しない動作を引き起こす可能性があります。そのため、使用する際には注意が必要です。
  • モバイルデバイスでは、autofocus属性が期待通りに動作しない場合があります。特に、仮想キーボードの自動表示を避けるために挙動が抑制されることがあります。

対応ブラウザ

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autofocus属性は主要なブラウザで広くサポートされています。ただし、ブラウザの設定やユーザーの環境によっては動作が異なる場合があります。

互換性
ブラウザ サポート状況
Chrome 対応
Edge 対応
Firefox 対応
Safari 対応
Opera 対応

関連項目

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参考文献

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