JavaScript/Math/sign

round

JavaScript
sign

sin

Math.sign(x) は、引数 x の符号を返します。これは、x が正の数か負の数か、またはゼロかを示します^[1]。

引数 x が NaN の場合、NaN を返します。
引数 x が +0 の場合、+0 を返します。
引数 x が -0 の場合、-0 を返します。
引数 x が正の数の場合、1 を返します。
引数 x が負の数の場合、-1 を返します。
引数 x が Infinity の場合、1 を返します。
引数 x が -Infinity の場合、-1 を返します。

例

符号を判定するプログラム

以下のプログラムは、ユーザーが入力した値の符号を判定します。

const f = p => {
  for (;;) {
    a = prompt(`${p}は何ですか?`);
    if (!isNaN(a))
      return a;
    alert(`${p}に、入力ミスがあります。 "${a}"`);
  }
}

for (;;) {
  const x = f("値");
  const sign = Math.sign(x);
  if (!isNaN(sign)) {
    alert(`${x} の符号は ${sign} です。`);
    break;
  }
  alert("入力が大きすぎます。");
}

このプログラムでは、Math.sign を使用して値の符号を判定しています。ユーザーが入力した値が NaN や Infinity の場合、適切に処理されます。

符号関数のグラフを描画するプログラム

以下のプログラムは、符号関数のグラフを描画します。

const canvas = document.createElement('canvas');
document.body.appendChild(canvas);
const ctx = canvas.getContext('2d');
canvas.width = 800;
canvas.height = 400;

const xScale = canvas.width / 10;
const yScale = canvas.height / 2;

ctx.beginPath();
ctx.moveTo(0, canvas.height / 2);

for (let x = -5; x <= 5; x += 0.1) {
  const y = Math.sign(x);
  const canvasX = (x + 5) * xScale;
  const canvasY = canvas.height / 2 - y * yScale;
  ctx.lineTo(canvasX, canvasY);
}

ctx.strokeStyle = 'blue';
ctx.lineWidth = 2;
ctx.stroke();