JavaScript/falsy
表示
「falsy
」は、JavaScriptにおいて、真偽値(boolean)の文脈で false
と評価される値のことを指します。ECMAScript仕様で厳密に定義された用語ではありませんが、TC39(ECMAScriptの標準化を行う委員会)の議論や、開発者の間で広く使われています。
falsyな値のリスト
[編集]JavaScriptにおけるfalsy
な値は以下の通りです。
false
: 真偽値の偽0
: 数値のゼロ-0
: 数値の負のゼロ0n
: BigIntのゼロ""
(空文字列): 長さ0の文字列null
: 値が存在しないことを示す特別な値undefined
: 変数が未定義であることを示す値NaN
: 非数 (Not-a-Number)
falsyな値の利用場面
[編集]falsy
な値は、主に条件分岐の際に利用されます。if
文や三項演算子などで、条件式がfalsy
な値と評価された場合、その条件は偽とみなされます。
if (0) { // このブロックは実行されない } if ("") { // このブロックも実行されない } if (null) { //このブロックも実行されない }