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Wikijunior:第二次世界大戦/第二次世界大戦で使用された兵器・装備品/空母

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

航空母艦とは

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航空母艦(こうくうぼかん)、日本語で略して空母とは、多数の航空機をのせることのできる大型の軍艦です。

第一次世界大戦のあいだ、航空機の発達は急速に進みました。そのため、海戦における航空機の役割も大きくなってきました。そのため、従来の水上機母艦(すいじょうきぼかん)では性能不足とみなされるようになります。

そこで、開発されたのが陸上機を飛ばすことのできる軍艦でした。1917年、イギリス海軍は軽巡洋艦フューリアスの砲の一部を撤去し、航空機を飛ばせるように改装しました。これが、世界初の空母です。

いろいろと試行錯誤(しこうさくご)した結果、空母は航空機を発進させたり着艦(ちゃっかん)させたりするため滑走路となる飛行甲板(ひこうかんぱん)、航空機を収納するための格納庫(かくのうこ)、格納庫から甲板に移動させるためのエレベーターをもつようになりました。

はじめは戦艦や巡洋艦が大型化したため、補助的な役割しかできないと考えられてきましたが、イギリスによるタラント空襲(くうしゅう)や日本による真珠湾攻撃によって、航空機が戦争(特に海戦)の主役におどりでました。それによって、空母の重要性もましたのです。

空母の役割

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空母の主な役割は次のものが挙げられます。

  • 味方艦隊や航空隊の護衛

多数の戦闘機(せんとうき)を運用し、敵の航空機からの攻撃を防ぎます。

  • 敵艦隊や地上目標の攻撃

攻撃機(こうげきき)や爆撃機(ばくげきき)を用いて、直接敵艦隊や地上の施設を攻撃します。

  • 偵察(ていさつ)・対潜哨戒(たいせんしょうかい)

高速の偵察機も搭載しています。空母での戦いは、敵を先に発見しなければなりません。そのためには敵の位置を探る偵察も重要な任務です。

また、潜水艦の存在も脅威でした。潜水艦を素早く発見し、場合によってはそのまま航空機の攻撃で撃沈することもありました。

  • 航空管制

大戦後期に入り、レーダーが発達してくると味方航空機に指示を出して、敵航空部隊を誘導する航空管制も行われるようになりました。

  • 航空機のメンテナンス

戦闘がない間はもちろん、戦闘中であっても航空機をメンテナンスしなければなりません。

  • 航空機の輸送

小型の空母では航空機を飛ばすことができないこともありました。そうした空母では海戦で用いるよりも、味方基地へ航空機を大量輸送するために使われました。

空母が関わった海戦

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第二次世界大戦で空母を持っていた国は限られていました。特に大きな海戦ができるほどの空母を持っていたのはイギリス・アメリカ・日本だけでした。そのため、空母による主な海戦はこれらの国々との戦いが中心です。

  • タラント空襲
  • 真珠湾攻撃
  • 珊瑚海海戦
  • ミッドウェー海戦
  • 南太平洋海戦
  • マリアナ沖海戦

有名な空母

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イギリス

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  • フューリアス
  • アーガス
  • アークロイヤル
  • イラストリアス

アメリカ

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  • エンタープライズ
  • ホーネット
  • サラトガ
  • エセックス
  • ガンビア・ベイ

日本

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  • 鳳翔
  • 赤城
  • 翔鶴・瑞鶴
  • 大鳳
  • 信濃