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コンピュータの知識及びシステム開発の基礎知識を有し、プログラム設計とともに、プログラムの作成ができる中級程度の情報処理技術を有する。<br>
コンピュータの知識及びシステム開発の基礎知識を有し、プログラム設計とともに、プログラムの作成ができる中級程度の情報処理技術を有する。<br>
難易度は[[基本情報技術者試験]]とほぼ同じくらいと言われています(ただし[[基本情報技術者試験]]より問題数は少なく、試験時間も短いです。)。
サーティファイが実施する検定試験の中では最難関の部類であり、難易度は[[基本情報技術者試験]]とほぼ同じくらいか、それ以上と言われています(ただし[[基本情報技術者試験]]より問題数は少なく、試験時間も短いです。)。


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コンピュータの知識及びシステム開発の基礎知識を有し、プログラム設計とともに、プログラムの作成ができる初級程度の情報処理技術を有する。<br>
コンピュータの知識及びシステム開発の基礎知識を有し、プログラム設計とともに、プログラムの作成ができる初級程度の情報処理技術を有する。<br>
難易度は[[基本情報技術者試験]]より少し易しいです。
難易度は[[基本情報技術者試験]]より少し易しいです。また、[[基本情報技術者試験]]の前哨戦として受験する人も多いです。


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大学、短期大学、専門学校、高校、企業等で専門学習を行った者で、コンピュータの基礎知識を有する。<br>
大学、短期大学、専門学校、高校、企業等で専門学習を行った者で、コンピュータの基礎知識を有する。<br>
難易度は[[ITパスポート試験]]とほぼ同じくらいです。
難易度は[[ITパスポート試験]]とほぼ同じくらいです(ただし出題範囲は[[ITパスポート試験]]よりやや狭いです。)


== 試験方式 ==
== 試験方式 ==

2021年7月10日 (土) 06:06時点における版

Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディア情報処理技術者能力認定試験の記事があります。

情報処理技術者能力認定試験(じょうほうしょりぎじゅつしゃのうりょくにんていしけん)に関するコンテンツです。

注意事項

※国家試験の情報処理技術者試験とは異なります。

概要

情報処理技術者能力認定試験は、株式会社サーティファイの一部門である情報処理能力認定委員会(旧・日本情報処理教育普及協会)が実施している、民間の検定試験です。
国家試験の情報処理技術者試験と区別するために、「サーティファイ情報処理検定」などと呼ばれることもあります。

1983年より実施されています。主に将来プログラマーやシステムエンジニアなどを志望し、情報処理業界への就職・転職を目指している人を対象としています。
他のサーティファイの検定試験と同様に専門学校生の受験者が多いのですが、受験資格は特に設定されていないため、学歴・年齢関係なく誰でも受験することができます。
また、本検定は国家試験である基本情報技術者試験(旧・第二種情報処理技術者試験)への登竜門でもあり、本検定の2級第1部の合格者は「差分講習を受講し、その後の修了試験に合格することで、基本情報技術者試験の午前試験の受験が免除される」という特典が付いていることから、前哨戦として受験する人も多く、民間検定でありながら比較的公益性の強い試験であると言えます。

各級の基準

本検定では、1級、2級、3級の3つの級が用意されています。

1級

コンピュータの知識及びシステム開発の基礎知識を有し、プログラム設計とともに、プログラムの作成ができる中級程度の情報処理技術を有する。
サーティファイが実施する検定試験の中では最難関の部類であり、難易度は基本情報技術者試験とほぼ同じくらいか、それ以上と言われています(ただし基本情報技術者試験より問題数は少なく、試験時間も短いです。)。

2級

コンピュータの知識及びシステム開発の基礎知識を有し、プログラム設計とともに、プログラムの作成ができる初級程度の情報処理技術を有する。
難易度は基本情報技術者試験より少し易しいです。また、基本情報技術者試験の前哨戦として受験する人も多いです。

3級

大学、短期大学、専門学校、高校、企業等で専門学習を行った者で、コンピュータの基礎知識を有する。
難易度はITパスポート試験とほぼ同じくらいです(ただし出題範囲はITパスポート試験よりやや狭いです。)。

試験方式

筆記試験です。1級および2級は第1部と第2部の2科目を、3級では第1部のみを受験します。いずれの試験も多岐選択式・マークシート方式です。

第1部

第2部

  • 1級および2級で実施されます。3級では実施されません。
  • 1級、2級ともに試験時間は90分です。
  • 基本情報技術者試験の午後試験に近い形式です。(ただし基本情報技術者試験は試験時間が長く、問題数も多いです。)
  • 2019年度第3回(2020年1月)試験より、プログラミングの選択問題にPythonが追加されています。
1級第2部の出題範囲
問1の「情報セキュリティ」および問5の「データ構造及びアルゴリズム」は必須解答問題です。
問2-問4は、3問中1問を選択して解答します。
問6-問10のプログラミングに関する問題については、5問中1問を選択します。
2級第2部の出題範囲
問1の「情報セキュリティ」および問4の「データ構造及びアルゴリズム」は必須解答問題です。
問2および問3は、どちらか1問を選択して解答します。
問5-問9のプログラミングに関する問題については、5問中1問を選択します。
  • 問1:情報セキュリティ(必須解答)
  • 問2:「ソフトウェア・ハードウェア」「データベース」「ネットワーク」のいずれかから出題されます。
  • 問3:「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム戦略」「経営戦略・企業と法務」のいずれかから出題。
  • 問4:データ構造及びアルゴリズム(必須解答)
  • 問5:プログラミング(C言語
  • 問6:プログラミング(Java
  • 問7:プログラミング(Python
  • 問8:プログラミング(アセンブラ言語
  • 問9:プログラミング(表計算ソフト

合格基準

  • 1級および2級では、第1部と第2部の両方とも60%以上の得点率で合格となります。
  • 2級では科目合格制度があります。第1部と第2部のどちらか一方だけを科目単位で受験することもできます。
  • 3級は60%以上の得点率で合格です。

参考

2019年度第2回(9月)試験までの第2部の試験範囲は以下の通りでした。

国家試験である基本情報技術者試験の制度変更に合わせて、COBOLに関する内容の出題は廃止となりました。

1級第2部の出題範囲
問1の「情報セキュリティ」および問6の「データ構造及びアルゴリズム」は必須である。
問2-問5は、4問中2問を選択して解答する。
問7-問11のプログラミングに関する問題については、5問中1問を選択する。
  • 問1:情報セキュリティ
  • 問2、問3:ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク、ソフトウェア設計のいずれかから出題。
  • 問4:マネジメント系(プロジェクトマネジメントまたはサービスマネジメント)
  • 問5:ストラテジ系(「システム戦略」または「経営戦略・企業と法務」)
  • 問6:データ構造及びアルゴリズム
  • 問7:プログラミングC言語
  • 問8:プログラミング(COBOL
  • 問9:プログラミング(Java
  • 問10:プログラミング(アセンブラ
  • 問11:プログラミング(表計算ソフト)
2級第2部の出題範囲
問1の「情報セキュリティ」および問5の「データ構造及びアルゴリズム」は必須である。
問2-問4は、3問中2問を選択して解答する。
問6-問10のプログラミングに関する問題については、5問中1問を選択する。
  • 問1:情報セキュリティ
  • 問2、問3:ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワークのいずれかから出題。
  • 問4:プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、経営戦略・企業と法務のいずれかから出題。
  • 問5:データ構造及びアルゴリズム
  • 問6:プログラミングC言語
  • 問7:プログラミング(COBOL
  • 問8:プログラミング(Java
  • 問9:プログラミング(アセンブラ
  • 問10:プログラミング(表計算ソフト)

実施スケジュール、試験会場

公開試験は年3回実施されます。1月下旬と9月中旬頃は1級を含めた全ての級が、6月下旬は2級と3級のみが実施されます。

公開会場は札幌市、東京都特別区、名古屋市、大阪市、福岡市の全国5都市に設置されます。

なお、大学、短期大学、専門学校、高校、資格予備校、企業等が団体受験を申し込むこともできます。団体受験の場合、試験日時と会場は個別に設定することができます。

国家試験の免除制度

本検定の2級第1部に合格した後、講習を受講し、その後の修了試験に合格することで、基本情報技術者試験の午前科目の受験が免除される特典があります。

関連項目

関連外部リンク

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