「生活と進路」の版間の差分

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
削除された内容 追加された内容
NJT (トーク | 投稿記録)
M 表現
NJT (トーク | 投稿記録)
→‎就学前教育: 保育*園*
24 行 24 行
: 幼稚園は、簡単にいえば遊ぶところである。遊びながら、経験を積んで学ぶという思想が根底にあるので、授業はない。幼稚園の先生は、小学校と同じ「教諭」(きょうゆ)という職であり、教育人である。
: 幼稚園は、簡単にいえば遊ぶところである。遊びながら、経験を積んで学ぶという思想が根底にあるので、授業はない。幼稚園の先生は、小学校と同じ「教諭」(きょうゆ)という職であり、教育人である。


* 保育
* 保育


: 保育所は法的には学校ではなく、児童福祉施設であり、忙しい親に変わって子守をする施設として位置づけされている。ただし、保育所でも友達を作ることができるので、学ぶことは多い。保育所の先生は、「保育士」であり、福祉人である。
: 一般に保育園と呼ばれているが、正式には保育所である。保育所は法的には学校ではなく、児童福祉施設であり、忙しい親に変わって子守をする施設として位置づけされている。ただし、保育所でも友達を作ることができるので、学ぶことは多い。保育所の先生は、「保育士」であり、福祉人である。


* 盲学校の幼稚部、聾学校の幼稚部、養護学校の幼稚部
* 盲学校の幼稚部、聾学校の幼稚部、養護学校の幼稚部

2005年3月8日 (火) 18:02時点における版

生活と進路では、自己の生活と自己が歩む道をどのようにしていくべきなのかを考える一助として、学校と学習、職業と労働、資格と能力に視点を当てて解説する。

この本の対象は、小学生から広く成人までとする。

学校と学習

多くの人は、学校で学んだことを基盤にして、一生学び続けることによって生きていく。学ぶことは、子育てなどの家庭生活、労働などの職業生活に必要であり、さらには自己の趣味や近所付き合いまで必要である。このような特別に高度なことではなく、トランプのババ抜きをするときに、最後までジョーカを持っていると負けるというようなごく当たり前のことが分かるようになることが、学ぶことである。

学校は、学びの場であり、学校で学び続けることによって、人は基礎的な学習経験を積むことができる。したがって、学びの場である学校のシステムを知ることは、自分が学ぶ場所を確保するという意味を持っている。

学校制度

学校は、大きく就学前教育、初等教育、中等教育、高等教育に分けられる。

就学前教育には幼稚園が、初等教育には小学校が、中等教育には中学校・高等学校・中等教育学校が、高等教育には、大学・短期大学・大学院・高等専門学校・専修学校の専門課程(専門学校)が該当する。一般的に人は、就学前教育→初等教育→中等教育→高等教育という順序で学習を進めていくが、相当の年齢に達するか十分な理解力を持っている人は、この順番以外で学習を進めることもある。

各学校と学べること

就学前教育
  • 幼稚園
幼稚園は、簡単にいえば遊ぶところである。遊びながら、経験を積んで学ぶという思想が根底にあるので、授業はない。幼稚園の先生は、小学校と同じ「教諭」(きょうゆ)という職であり、教育人である。
  • 保育園
一般に保育園と呼ばれているが、正式には保育所である。保育所は法的には学校ではなく、児童福祉施設であり、忙しい親に変わって子守をする施設として位置づけされている。ただし、保育所でも友達を作ることができるので、学ぶことは多い。保育所の先生は、「保育士」であり、福祉人である。
  • 盲学校の幼稚部、聾学校の幼稚部、養護学校の幼稚部
目が見えない、耳が聞こえない、そのほかの障害がある人に対して、幼稚園に準ずる教育を行う学校である。普通の幼稚園ではうまくサポートできないこともサポートしてもらえる。
初等教育
  • 小学校
小学校では、実際生活に必要なことを中心に学ぶことができる。このようなことを教えることは「初等普通教育」と呼ばれる。国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、体育の教科がある。このほかにも総合的な学習の時間、道徳の時間、クラブ活動や児童会活動(委員会活動を含む)もある。
  • 盲学校の小学部、聾学校の小学部、養護学校の小学部
目が見えない、耳が聞こえない、そのほかの障害がある人に対して、小学校に準ずる教育を行う学校である。普通の小学校ではうまくサポートできないこともサポートしてもらえる。
中等教育

中等教育においては、前期中等教育を終えた後に後期中等教育に進学する。ただし前期中等教育を終えなくても後期中等教育に進学できることもある。詳しくは、都道府県の教育委員会などに問い合わせると分かる。

【前期】

  • 中学校
小学校の内容をさらに発展させた内容を学び、社会の一員となって、自分自身を活かせるようになること学ぶ。このようなことを教えることは「中等普通教育」と呼ばれる。国語、社会、数学、理科、外国語(原則で英語)、音楽、美術、家庭、体育の教科がある。このほかにも総合的な学習の時間、道徳の時間、生徒会活動(委員会活動を含む)もある。
  • 盲学校の中学部、聾学校の中学部、養護学校の中学部
目が見えない、耳が聞こえない、そのほかの障害がある人に対して、中学校に準ずる教育を行う学校である。普通の中学校ではうまくサポートできないこともサポートしてもらえる。
  • 中等教育学校の前期課程
学べることは中学校とほぼ同一であり、前期課程を終えると原則的に、同一学校の後期課程にそのまま進級することができる。

【後期】

  • 高等学校
  • 盲学校の高等部、聾学校の高等部、養護学校の高等部
  • 中等教育学校の後期課程
  • 高等専門学校
  • 専修学校の高等課程
  • 各種学校
  • 職業訓練施設
高等教育

【教養水準】

  • 大学
  • 短期大学
  • 高等専門学校
  • 専修学校の専門課程
  • 各種学校
  • 大学校・短期大学校(職業訓練施設を含む)

【学術・専門職水準】

  • 大学院

職業と労働

資格と能力