DTM

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DTM入門[編集]

DTM(DeskTop Music)はコンピュータを使って音楽を作る活動の事です。

DTMは伝統的に高価な機材とソフトウェアを用いて行う活動とされており、廉価な代替物が手に入れにくかった分野です。しかし、現在ではMIDIの作成から音を出力する過程までが比較的手軽にできるようになっている(もちろん機材があればその過程が簡潔かつより高度な編集が可能であることはいうまでもありません)。

準備[編集]

現在、企業や有志の作成した作曲ソフトに音源を読み込ませ、音を鳴らし作曲するという過程が主流となっています。ここでは作曲ソフトのことをDAW(Digital Audio Workstation)と呼びます。

DAW[編集]

DAWについてはある程度機能の揃っているソフトであれば何を使ってもよいですが、人気のあるものを使ったほうが何かあったときに情報が集まりやすく、また機能が充実していることが多いためおすすめです。音楽関連企業によるアンケート[1][2]ではCubaseやStudio One、Logic Proが人気であるという結果が出ています。有料が多いですが、CakewalkやREAPERなど無料であったり制限付きの無料といったソフトも存在しているので、自分にあったDAWを探してみてください。

構成[編集]

この節は書きかけです。この節を編集してくれる方を心からお待ちしています。

音源・エフェクト[編集]

DTMではVSTAUと呼ばれるプラグインを導入し、楽器の音源を読み込ませて音を鳴らしたり、エフェクトをかけたりします。音源の中でもシンセサイザ系音源は自分で音色を調節して鳴らすことができるので今日多くの楽曲で使用されています。シンセサイザの操作についてはシンセサイザ項で解説します。

プラグインについては種類も多く、自分で必要に応じて導入していく必要があります。以下によく使われるであろうプラグインのジャンルを挙げていくので検索の参考にしてください。なお、様々な音源が一緒に入っているマルチ音源と呼ばれるものも存在しています。資金に余裕があるならば、導入しても便利でしょう。

楽器音源

  • ピアノ
  • ストリングス
  • オーケストラ
  • オルガン
  • シンセサイザ
  • ギター
  • ベース
  • ドラム

エフェクト

  • リバーブ
  • ディレイ
  • コーラス
  • アンプシミュレーター
  • イコライザー(EQ)
  • コンプレッサー

導入[編集]

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MIDI[編集]

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多くのDAWではMIDIと呼ばれるデータに音程などの情報を書き込み再生しています。

現在、MIDIの編集はピアノロールと言われるUIで行うことがほとんどです。ピアノロールは縦を半音ごとの音程、横を時間で音を表示する形式で、音程やリズムを視覚的に編集、確認することができます。

DTMをしてみよう[編集]

ここで実際にDAW上でMIDIを触って音楽を作ってみましょう。

まず新しいプロジェクト、作曲をするうえで作業をするファイルを作ります。ほとんどの場合、起動時にまっさらなプロジェクトが開かれていますが、もし何かしらのアイテムが置かれている、あるいはプロジェクトが開かれていない場合は、手動で新しくプロジェクトを作成してください。筆者の環境の場合「ファイル タブ > 新しいプロジェクト」で開くことができます。

次にMIDIを設置します。MIDIはトラックに置かれるため、先に新しいトラックを作成します。筆者の環境の場合「トラック タブ > 新規トラックを挿入」で作成できます。その後MIDIの作成、筆者の環境の場合「挿入 タブ > 新規 MIDI アイテム」で実行します。このとき、トラックを2小節分の長さをドラッグで時間選択すると後の作業が楽です。

では実際にMIDIを編集してみましょう。MIDIの時間軸はグリッドで区切られています、グリッド欄を1/4としてください。まず左に表示されているピアノを参考にドの高さを確認して、その高さにある一番左のグリッドに音符を設置します。音符の設置はグリッドの左端から右端までドラッグすることで行うことができます。同様にレ, ミ, ファ, ミ, レ, ドというように音符を置くと、かえるのうたのメロディーになります。さて、聞いてみましょうと言いたいところですが、MIDIはあくまでもどう鳴らすかの指示となっています。

最後に音源を設定して再生してみましょう。筆者の環境ではミキサーのInsertsをクリックすると、プラグインを設定する画面が現れます。その画面で新規ボタンを押すと今度は自分の持っているプラグインが表示されます。音源系のプラグインであれば何でも良いのですが、今回はSynth1を選択してみましょう。これで音源が設定されました。

では再生してみましょう。プロジェクトの始まりに移動するボタンを押し、再生ボタンを押してみてください。するとかえるのうたの2小節分のメロディーが再生されたはずです。

実は後の作業で必須な項目は出力だけとなります。これであなたもDTMが出来るようになりました!おめでとうございます!

編集要素[編集]

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  • ベロシティ
  • パン
  • ピッチ

シンセサイザ[編集]

概要[編集]

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オシレータ[編集]

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たいていのシンセサイザでは以下の5つの音形が元となります

波形の違い
  • 正弦波/sin波
  • 三角波
  • ノコギリ波/ソウ(Saw)
  • 矩形波/スクエア(Square)
  • ノイズ

ノイズを除いた4つには音程がついています。筆者の所感ですが、上から順番に柔らかい音がする印象を与える音が鳴ります。

エンベロープ[編集]

エンベロープは一回音がなったときの音量を調節するところです。エンベロープはAttack, (Hold), Decay, Sustain, Releaseから構成されます。

Attackは音がなり始めてから最大音量になるまでどれくらいかかるかという時間を調節します。
Holdは最大音量になってから音が弱くなり始めるまでの時間を調節します。この項目は物によってはないこともあります。
Decayは音が弱くなり始めてから一番弱くなるまでの時間を調節します。
Sustainは一番弱くなったときの大きさを調節します。ここだけ時間でないので注意してください。
Releaseは音が鳴らなくなったときにどれくらいの時間をかけて音が消えるかを調節します。
エンベロープ調節の例

バイオリンをゆるやかに弾く、ピアノの鍵盤を押すというのはそれぞれ異なる音量の形をしています。前者でしたらAttackを遅くしてSustainを最大にする[3]、後者でしたら、Attackを0秒にしてDecayを少し長め、Sustainを0にして残響が残るのでReleaseもDecayと同じくらいに設定するというようにすると似たような音量となります。

フィルタ[編集]

一つの音にも様々な音程の成分が含まれています。フィルタは音に含まれる成分を削る機能です。

フィルタは以下の3項目を調節します。

  • 種類
  • 周波数
  • スロープ
  • レゾナンス
フィルター効果の比較

種類はロー/ハイパスフィルタバンドパスフィルタノッチフィルタの3種類があります。ロー/ハイパスフィルタはその名の通り、指定した周波数より下/上だけを鳴らすフィルタ、バンドパスフィルタは指定した周波数周辺だけを鳴らすフィルタ、ノッチフィルタは逆に指定した周波数のみを削るフィルタです。

周波数、スロープはどの点からどの範囲を削るかという調節項目です。

レゾナンスは削る箇所の直前の音量を逆に上げる項目です。

デチューン[編集]

LFO[編集]

その他効果[編集]

具体的な音作りはこちらを参照してください。

ミックス[編集]

出力[編集]

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  1. ^ [2024年01月03日公開, 03月16日閲覧,【2024年版】最新の人気DAWランキング ベスト10を発表| DTMer3867人が回答]
  2. ^ [2023年3月17日公開, 03月16日閲覧, Twitterアンケート「第二回 メインで使用しているDAWは何ですか?」結果発表!]
  3. ^ Decayは設定しても減衰する音量差がないので意味がありません。