高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ10

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

※ 分割用タイトル[編集]


消滅・滅亡

perish と vanish と disappear

消える vanish と disappear

「消す」については高等学校英語 英単語/類義語_4500語レベル_サブページ15


perish は「(災害などで)死ぬ」のを perish で桐原5500が紹介している。なので、perish には「消滅する」という意味があるが、どちらかというと殺されるような感じで「消滅する」(桐原5500)。

単語集にはないが、大学の研究者についての格言で、publish or perish 「(論文などを)発表しろ、でなければ消えろ」というのがある。パブリッシュとペーリッシュの発音とスペルが似ている駄洒落にもなっている。意味合いとしては、大学教員は研究者としての意義で税金などの援助を受けていたりするので、それができないなら邪魔なので大学からは消えてくれ、というふうに日本では解釈されている。

コレで覚えるほうが、perish を覚えやすいだろう。


vanish と disappear は、べつに死んだり滅んだとかは限らない。単に見えなくなった場合もあるかもしれないが、vanish と disappear である。

だが、vanish は、(単に突然に)「消える」が第一の意味であるが、派生的に 「恐竜が地球上から消える」という用法で東京書籍が vanish を使っているように、死んだことにより消えたものにもvanish を使うこともある(東京書籍4500)。辞書によると、絶滅にはvanish を使う(ジーニアス和英)。

だが、vanishを死んだものに使うのは派生的な用法。なので、 perish 「死に去る」で覚えるのが高校生には良いだろう。

なお、banish「追放する」とは別単語。旺文社1900のvanishの項目の注記でしか banish を紹介していないので、深入りしなくていい。

「禁止する」ban と関連あるかと辞書を見てみたが、特に関連は無さそうである。

「禁止する」ban については 高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ10 で紹介ずみ。(※ 2024年4月現在、同じページ)


vanish と形容詞 vain 「無駄な」は関連語(グランドセンチュリー)。

副詞句 in vain 「無駄に」が、よく紹介される。

He tried in vain to extinguish the fire. 「彼は火を消そうとしたが無駄だった」(グランドセンチュリー、鉄緑に似た例文)

のように、動詞のあとに in vain を使う。


ほか、入試範囲外のようだが vanity 「虚栄心」「うぬぼれ」という単語がある(桐原4500、旺文社1900に一応 vanity がある)。


disappear は単に姿が見えなくなること。appearの対義語。


vanish とdisappear の境界はあまり明瞭ではない。「少年が人ごみに姿を消す」を桐原は vanish で説明する一方、 東京書籍は飛行機が「視界から消える」ことをdisappear で説明している。


「消す」については類義語_4500語レベル_サブページ15

なお、erase , delete

(※ 範囲外)火を消す extinguish


「禁止する」

forbid, prohibit, ban

「抑制する」 inhibit


prohibit および ban は法律または規則による「禁止する」。

ban のほうが口語的。だが ban は短い単語なので、新聞見出しなどで ban はよく使われる(ジーニアス)。

※ 英字新聞が単語集や(おそらく入試英語や英語検定などの)元ネタなので、よって試験などでの ban の使用頻度はそこそこ高いと思われる。


prohibit については、辞書などでよく、喫煙禁止の例文があり、

You are prohibited from smoking in this room. 「この部屋での喫煙は禁止です。」

のように使われる(東京書籍4500をもとに、ジーニアスの例文の「この部屋」に改変)。

法律が禁止する場合、

The law prohibits ~「その法律は~を禁止している」

のように使う。(ジーニアスおよび旺文社1900)


スペルの似ている inhibit は「抑制する」「妨げる」。

inhibit の派生の名詞 「インヒビター」inhibitor が、よく薬品などの化学反応の抑性物質の名前で使われる。


forbid が一般的な「禁止する」であり、法律・規則による場合と、そうでない場合のどちらでも使われる(東京書籍)。

forbid の活用は、

現在形 forbid - 過去形 forbad または forbade - 過去分詞 forbidden

である。


公表

publish , release, announce

不況 recession, depression


publish には「出版」の意味のほかにも「公表」の意味がある。そもそも「公開」を意味する public と、publishの語源は同じである(ジーニアスで確認)。

だが、いくつかの分野では、release が「公表」の意味で使われる場合もある。

release は「解放する」の意味が第一義であるが。


たとえば企業などによる、テレビなど報道機関に向けた情報公開はプレスリリース press release という(ジーニアスおよびセンチュリーで press の項目に書いてある)。 なお、ここでいうプレス press とは、「報道機関」の意味。press は名詞では、新聞やテレビなどといった「報道機関」の意味もある。通例、報道機関のことをいう場合は the をつけて the press となる(the press は単語集に普通に書いてある)。

映画の公開の開始やレコードの販売開始などもrelease と言うが、本項目では触れない。

push と press の違いについては本ページでは深入りしない。「圧力」が pressure のことから、press は「強く押し付ける」とか「しっかりと押す」のような意味合いで使われる場合もあるだろう。


なお、depression と言う単語が「憂うつ」「低気圧」「不況」の意味である。

不況だから「憂うつ」なのか、それとも、「抑うつ」といわれるように何か抑圧を感じていて「憂うつ」なのかは分からないが、関連付けて覚えよう。

なお、動詞形 depress は、「落胆させる」「不景気にする」の意味(桐原4500)。

1929年の「世界大恐慌」the Great Depression

らしいです。

recession も「不況」「景気後退」と訳される。recede は、水などが「後退する」という意味で、辞書にはよく、「洪水が引く」とか「潮が引く」とかの例文がある。

好況も引き潮ということか。そういやあ、経済ニュースでそういう表現する人もいますね。

語源としては「景気後退」が近いが、ただし実際の辞書・単語集の例文は必ずしも「後退すること」自体を意味しているのではなく、その景気後退の原因となった「不況」のことを言っている例文のほうが多い。このため、「不況」と訳したほうが自然な場合も多い。、


ジーニアスによると、「一時的な不景気」のことを言うときに recession が使われるとのこと。

リセットとは関係ない。


辞書によると、depression の遠回し語で recession と言っているとのこと(ジーニアス、グランドセンチュリー)。

「不況」の遠回しで「景気後退」という事か。

be in (a/the) recession 「不況の中にいる」(桐原、旺文社)

文脈に合わせて、単に「不況である」(桐原)とか「不況の中にある」(旺文社)と訳しても良い。というか単語集ではそっちで書いてある。


announce は、用法のひとつとして、計画・予定を正式に「告知」すること(鉄緑)。「公表する」と和訳する場合もある。

告知の例文は、著作権の都合でカット。


これとは少し別の意味で、必ずしも計画・予定でもなくてもいいが、何かを正式に発表または通知すること。

たとえば、子供が生まれました、とか、誰々さんが死にましたとか、そういうのを正式に発表・通知するのも announce である(グランドセンチュリー、ジーニアス)。


ほかの用法で、「声をあげて伝える」という用法もある(グランドセンチュリー)。

単語集にはこの例文は無いが、辞書によくある例文は、貴族の家かなんかで、召使(servant)や執事(butler)が、客人の到着を主人に知らせる例文で、

The butler announced Mr. and Mrs. Kavic. 「執事がケービック夫妻の到着を告げた」(グランドセンチュリーとジーニアスの例文を合体)

みたいな文。

桐原4500および旺文社1900 がannounce の意味で「知らせる」とあるのは、たぶんこういう用法のこと。

ほか、辞書で、テレビなど「放送のアナウンサーをする」意味での用法も確認。



強調 emphasis, stress

緊張 stress, strain, tension

魂 spirit, soul

集中荷重の例
等分布荷重

stressは、「精神的ストレス」とか言うときの stress と同じ意味である。

この stress という語には、動詞として(説明などで)「強調する」、名詞として「強調」の意味もある。


工業高校などで材料力学を科目『機械設計』などで習うときの「応力」(おうりょく)の英語 stress と同じ語。

普通科の人は知らないかもしれないが、知ったことではない。『高等学校工業 機械設計/材料の強さ』で詳しくは説明。

平たく言うと、応力とは、荷重を、その力が掛かる部分の断面積で割った値。なので、単位が圧力と同じ Pa (パスカル)になる。

圧力 pressure との違いは、応力 stress の場合、切断のように、断面を切るような方向の力も考えてよい(つまり、断面に平行な方向の力)。詳しく説明すると長くなるので、もう説明は省略。
ほか、応力は一般的に、固体について考える。いっぽう圧力は、気体・液体・固体の、どれでもよい。また、圧力は、考えている断面に垂直な方向なのが一般的である。


せん断荷重
この図では W が せん断荷重 である。
せん断応力

せん断応力(せんだん おうりょく)の計算とかで、荷重を加えたりしますが、あれと同じです。


なお、せん断というのは、こういう方向の荷重。

「強調」の意味も、重点的に説明するわけだし、なんか「重み」を文章中の一か所に加える的なイメージで、たとえるなら集中荷重みたいな。


さて、「強調する」stress のよくある例文は、

stress the importance of education 「教育の重要性を強調する」(ジーニアスを改変、グランドセンチュリーは stress on the importance)

stress on ~でも(グランドセンチュリー)、on抜きの stress だけでも(ジーニアス)、「強調する」の意味で使える。


emphasis には、物理学的な用法は無い。


軟鋼材などの降伏点が存在する場合の応力ひずみ曲線の典型例。図中で、ReH:上降伏点、ReL:下降伏点、Rm:引張強さ、Ap:降伏点伸び、A:破断伸び。

緊張については、

物理学では、

stress は、上述したように「応力」である。

strain は、その応力によって発生する伸びや曲げなどといった変形などの「ひずみ」のこと。


材料力学で「応力ひずみ曲線」というのがあり、英語で stress-strain curve という。

材料にもよるが、右図のグラフのようになる事が多い。


だから精神の話をするときも、

stress は「重圧」や「圧迫」などの、発生原因のほう。


ただし、実際には strain で(精神的)ストレスの意味もある(東京書籍)。



strain は、動詞としては、何かを得ようと懸命に「努力する」という意味もある(ジーニアス)。

緊張は、本来はそういう意味。

なにかのコンクールとかの本番前の「緊張」とか、そういう努力的な意味でしょ。

a mental strain 「心的緊張」(鉄緑、旺文社 physical and mental strain)


なお、旺文社のstrain の例文でいう physical は、この例文では「肉体の」の意味。「物理学の」ではない。

スポーツ選手とかのことを フィジカル・アスリートとか言う。


mental「精神の」 と physical「肉体の」「身体の」 は、そういう対義語の関係。米英でそう決まっており、実際にネットで海外サイトの使用例を調べるとそういう使い方である。


spiritual 「精神の」「霊的な」という形容詞もあるが、これは physical の対義語にはならない。

spiritual の対義語は material 「物質的な」である(旺文社 spiritual、鉄緑 material)。。

ただ、名詞形 spirit の対義語を body「身体」とする場合もある(東京書籍)。

spiritual は形容詞だけであり、名詞形は spirit 「精神」「魂」である。

だが対義語の material のほうは、名詞形もスペルが同じで material 「物質」の意味。

soul も「精神」「魂」の意味があり、しかも受験英語(旺文社1900)。

ジーニアスいわく、soulのほうが宗教的な意味合いが強い(ジーニアス)。

soulもspirit も、両方とも「精神」「魂」の意味があり、日本人には論理的な区別は困難。

受信語彙だろうから、読解問題で使えさえすればよく、深入りしないほうが良い。


さて、「努力する」の意味では、strive などが類義語になる。旺文社では、strain と strive を同一ページで紹介。


何かにつながれたロープやヒモや糸などを引っ張るなどして、ロープなどの張った状態も strain である。

そもそも、緊張の「張」は、ヒモなどの「張る」の漢字。

物理学で言えば、張力が発生している状態。


strain には、筋肉などを使い過ぎて「痛める」などの用法もあるが(東京書籍)、これも筋肉をロープなどに見たてればよい。

「張りつめ過ぎた糸は切れやすい」というように、筋肉に負荷をかけすぎて痛めたようなもの。

strain a muscle 「筋肉をいためる」(桐原4500、東京書籍4500 改変)

strain the muscle in one's leg 「足の筋肉をいためる」(桐原4500。ジーニアス「足の筋肉を違える」)

ただし、グランドセンチュリーは、『「手首・足首などをくじく」はsprain 』としており、ややジーニアスとは見解が異なりそう。

とりあえず、「筋肉をいためる」で覚えておけば問題ないだろう。痛いことに変わりはないので。


なお、筋線維(きんせんい)という言葉があるように、筋肉は線維の集合体。

なお、生物学・医学では、生体組織で糸状のものは、「繊維」ではなく「線維」という。

ただし、実際には「負担をかける」の意味でも動詞 strain は使われる(旺文社)。また、名詞 strain では、「精神の疲労」「心労」などの意味でも使われる(ジーニアス、グランドセンチュリー)。

このため、stress と strain の区別は、生活用語の分野では曖昧である。


ところで受験英語で fatigue 「疲労」という語がある(桐原4500本文、東京書籍4500巻末、旺文社1900)。

材料力学で「金属疲労」などを言う場合も fatigue を使うし、なんと旺文社1900 に a metal fatigue 「金属疲労」が単語紹介されている。


グランドセンチュリーによると、fatigue で「心身の疲労」を言ってよい。

しかも桐原でも、

mental fatigue 「精神的な疲労」(桐原)

という例文がある。


tension は、物理学ではヒモの張力をよく tension として、数式中では記号 T で張力を笑わす。

桐原4500・桐原3000には tension が無い。

東京書籍4500巻末に派生語の形容詞 tense 「緊張した」「張りつめた」がある。

tense でいう「緊張」とは、たとえば国際的緊張とかのような(グランドセンチュリー)、一触即発などの意味での緊張である。


なんか、大会の本番前の緊張みたいな前向きな意味は、tense には無いようである(ジーニアス、グランドセンチュリーを確認)。

だからジーニアス tense では、「緊張」の和訳のほかにも 「緊迫」という和訳もある。


strain は strive 「努力する」の類義語だが、

いっぽう、tense は strife「争い」「不和」の前触れである。


なお、旺文社1900がstrife を strive の項目で紹介している。


出現

appear と emerge


emerge を「現れる」と説明している単語集もありますが(桐原4500)、しかし「(見えないところから)出てくる」ぐらいに考えるべきです(※ ジーニアス上岩辞典などを参考)。実際、ジーニアス英和辞典でそう説明しています。

桐原4500が「春になると昆虫が現れる」という文でemearge を使っているのも、冬のあいだは卵だったりして人目につかない場所に隠れていたのが、明らかになった、というような意味合いでしょう。

なお、よく非常事態をemergency といいますが、この動詞 emerge の名詞形 emeregence (「出現」、「脱出」)の派生系の名詞です(ジーニアス英和辞典にそう書いてあります)。

桐原4500にemergence が書いてあるのですが、どうせなら非常事態 emergency も覚えてしまうのがよいでしょう。


appear は(登場する的なニュアンスで(※ 桐原4500))「現れる」。

だが、appearは「出現する」で覚えたほうが良いだろう。ジーニアス和英で「出現する」を調べれば appear が書いてある。

東京書籍4500も桐原4500も「出現する」という言い回しを避けている。いったいこの出版社は、「出現」という言葉にどういうイメージを持っているんだか。emergeとの混同を防ぎたいのだろうか。


なお appear にはSVC文型で「~に見える」という意味もあり、lookのSVC文型と同じような意味の用法もある。

このようなSVC文型で有名な動詞は、

look(見える), sound(聞こえる), smell(匂う), feel(感じられる) , taste(味がする) , seem(思われる) ,

などがある[1]



許可する

permit と allow とadmit


撮影許可や駐車許可など規律で「許可する」が permit である(東京書籍4500)。

単語集にはない情報だが、パソコンで「アクセス許可」などの設定でファイルごとに「読み取り専用」「読み書き自由」とかファイルの所有者などを設定するアレも、Unix系システムでは パーミッション ( permission )という[2]

単語集の話に戻ると、派生的に父親が娘の留学を「許可した」みたいに使う場合もあるが(桐原4500)、派生的な用法であるので、まずはpermission「許可」で覚えるのがよい。

His father permitted him to study abroad. 「彼の父は、彼が留学することを許した。」(桐原4500)


しかし、allowで留学を「許可」する文章を書いてもよく、実際に啓林館の検定教科書『Standard Vision Quest』にallowの留学の可否の例文がある。

My parents won't allow me to study abroad. 「(※私の両親は)私が留学するのを許さない」[3]

※ カッコ内「(※私の両親は)」は、wiki側での補充。検定教科書には訳なし。


ジーニアス英和辞典によれば、後述の名詞形 permission には、「許可」のほか「認可」の意味もある。

動詞 permit には認可の意味はないが(ジーニアス英和で確認)、名詞形 permissionのニュアンスをくんで使うのが良いだろう。


子供などに許可を与える場合は普通はallowを使う(東京書籍4500で説明、および旺文社1200に文例あり)。


一方、名詞形 allowance だと、給料の通勤手当(つうきんてあて)だとか家族手当などの「手当て」という意味になる(東京書籍、ジーニアス)。基本的に allowance に許可の意味は無い。辞書をみれば、allowance には税の「控除」(こうじょ)などの意味もある。

なぜ、こういう事になっているかというと、実はもともと allow のもとの語は、「割り当て」という意味だった。なので、むしろ「手当て」の意味のほうが語源に近い。

実は辞書を見ると、allow には税の「控除をする」などの意味もある(ジーニアス)。

逆に、動詞 allow の「許す」の意味のほうが、語源から遠いのである。


さて、熟語 allow for ~ は「考慮に入れる」の意味である(東京書籍4500)。

このように allow はあまり「許可」に特化した語ではない。

permit のほうが「許可」に特化している。


なお単語集には、allowance の例文は無い(東京、桐原、旺文社)。


admit は、入学・入場などを「許可する」こと(桐原4500)。だからadmission は「入学(入場)許可」・「入場料」の意味である。

ただし、admit には、(いやいやながら、あるいは仕方なく)しぶしぶ「認める」という用法もある(東京書籍4500および旺文社1900)。ジーニアス英和辞典を見ると、自身の罪や失敗や自身のおろかさなどを認める際に admit を使った例文がある。

「いやいやながら受け入れる」的なニュアンスだろう。

なおジーニアス英和によるとadmitの本義は「受け入れることを認める」とある。


なお、「嫌々ながらの」「しぶしぶの」は reluctant である。桐原に「しぶしぶの」という和訳がある。

「しぶしぶ」・「嫌々ながらに」は reluctantly である。東京書籍に「しぶしぶ」という和訳がある。

be reluctant to ~(動詞)で「~するのに気が進まない」である。


典型的な例文が、

be reluctant to go there. 「そこに行くのに気が進まない。」

である(東京書籍に同じ例文。旺文社が行き先が違うが go の例文)。


forgive

forgive は、悪い事をした人を「許す」の意味(単語集に書いてあるのはコレ)。

このほか、辞書の forgive の項目には、借金などの免除の意味もあるが、単語集には書いてないし(旺文社1900にだけ書いてあるが例文なし)、高校生には重要性が低いだろうから覚えなくていい。


  • 承認

recognize

いちおう、旺文社1900の単語集にはrecognition 「承認」とあるが、ほかの単語集では紹介されていない。旺文社にも、「承認」の意味でのrecoznizeの例文は無い。

recognize には、新政権の「承認」などの意味もある。辞書によくあるのは、新政権やイスラエルなどが周辺諸国から承認 recognize を拒まれるという内容の例文。



過失を認める

admit, acknowledge

admit には、(いやいやながら、あるいは仕方なく)しぶしぶ「認める」という用法もある(東京書籍4500および旺文社1900)。ジーニアス英和辞典を見ると、自身の罪や失敗や自身のおろかさなどを認める際に admit を使った例文がある。

「いやいやながら受け入れる」的なニュアンスだろう。

なおジーニアス英和によるとadmitの本義は「受け入れることを認める」とある。


acknowledge はアクナリッジまたはアクナーリッジのように発音する。

アクノウ(×)以下略とは発音しない。


acknowledge は「事実であると認める」という意味であるが、誤りを認める場合にも使われる。

センチュリーいわく、admit とは違い、しぶしぶ過ちを認めるようなニュアンスは acknowledge には無い。


典型的な例文が、

acknowledge one's mistake 「過ちを認める」

である(東京書籍、センチュリー、旺文社)。


たとえば東京書籍は

She acknowledged her mistake. 「彼女は自分のミスを認めた。」

である。


センチュリーは

I acknowledge my mistake. 「私は自分のミスを認めます。」

である。

その他、単語集にはないが、好意などに対して「会釈する」という意味や、手紙や贈り物などに対して、「送り主に受け取ったことを知らせる」という意味もある。



考慮

consider と allow


動詞 consider が「考慮する」。名詞ではないので注意。

allow for ~ が「考慮に入れる」。


take ~ into consideration が「考慮に入れる」。


※ 高校生はとりあえず consider および take ~ into consideration を覚えるのが良いだろう。こっちのほうが大人っぽい表現だろう。

allow for ~ は覚えるのが難しい割に、個々の単語を見てもイメージがわきづらい。また、比較的に子供っぽい表現だろう。手間をかけて子供っぽい表現を覚えるのは損である。

実際、桐原3000では、allowを使った「考慮に入れる」の表現は紹介していない。

一応、旺文社の熟語1000にallow for ~ の「考慮に入れる」の熟語があるが。


「規制」と「規則」


抑制や統制や抑制など regulate, refrain, restrain, curb


日本語の問題でもあるのだが、「規制」は禁止とは限らない。

スポーツでレギュレーションというでしょ。別にスポーツのレギュレーションは、禁止していないでしょ。、

そもそも、禁止してないから「規制」というわけですよ。禁止しているんだったら、英語では「禁止」prohibit とか forbidden とか言いますよ。

要するに、規制と禁止の区別がつかない人はバカだと思ってよいと思います。


英語で「規制する」 regulate は、たとえば「米価を統制する」の「統制する」とか(ジーニアス)、警官の道路交通整理とか(東京書籍、センチュリー)、そういうのにも regulate を使う。

別にお米を買う事を禁止していないでしょ。だから規制と禁止の区別がつかない人は馬鹿あつかいで良い。


たとえば

「警官は交通を取り締まっている。」 The police are regulating the traffic.

である(東京書籍。センチュリーに似た例文)。

この警官は、交通を禁止していません。交通しても良いから、その際に守るべきルールを警官は強制しているだけです。


なお、「交通規則」は単に traffic rules で言える(桐原4500の rule)。


また、名詞形 regulation は、「規制」「規則」である。つまり、英語では規制と規則とを区別していない。センチュリーいわく、rule よりも細かいのが regulation であるとのこと。

また、法律ではないので、政府や公共機関による規制である必要はないのが「規制」regulation であり、たとえば「自主規制」the voluntary regulation of the press などの単語もある(ジーニアス)。

なお、「自主規制」は voluntary restrain でも良い(ジーニアス voluntary の項目)。


規制の内容によっては、「取り締まり」の内容の場合もある(センチュリー)。

あと、自動車の交通違反の「取り締まり」だって、別に自動車の運転は禁止していないわけです。

世間には「取り締まり」というと禁止と勘違いする人がいますが、それは規則の内容次第です。


なお、規制 regulate の成り立ちは、出来事などの「規則的な」、生活などの「規則正しい」という意味の単語 regular の派生である(ジーニアスで確認)。

旺文社が紹介しているが、regulation には「調整」という意味もある。

辞書によると、「温度の調節」 the regulation of temperature とか(センチュリー、ジーニアス)、ガスなどの流量を調整するのも(ジーニアス)、 regulation である。

「安全基準」 safety regulation である。


さて、

動詞 refrain 「差し控える」「慎む」(つつしむ)という単語がある(旺文社、東京書籍、緑鉄)。なお、桐原4500はrefrain の掲載を拒否。


動詞 refrain 「控える」の典型的な例文が

Please refrain from smoking in the room . 「室内での喫煙はお控えください」

なお、ジーニアス・グランドセンチュリーだと、車内 in the car になり、

Please refrain from smoking in the car 「車内での喫煙はお控えください」(グランドセンチュリー、ジーニアス)

になる。

ここでいう「控える」とは、衝動にもとづく行動をしないという事(ジーニアス)。

東京書籍の例文だと、「(映画の)上映中のおしゃべりは控えてください」的な例文でも refrain を使い、Please refrain from talking を使う(著作権のため英文全体は省略)。

べつに喫煙だけでなく、私語とかそういうのを控えるのも refrain である。

さて、「抑制する」refrain は、音楽でいうフランス語の refrain 「繰り返し」とスペルが同じだが、まったく別の単語。

どうも語源が違くらしく、動詞 refrain の語源はフランス語 refrener「抑える」らしい。


ところで、辞書は特に言及していないが、なにやら「規制」の話を聞いた私たちにとっては、なにやら regulation 「規制」「規則」と、refrain のニュアンスが近く見えそうである。

果たして実際に規制 regulation とフランス語 refrener が関係あるかは知らないが、関連付けると覚えやすいのでついでに覚えよう。(私たちの目的は、言語の歴史を覚えることではなく、現代の英語を覚えることです。なので、英語を覚えるのに役立つ方法なら、どんどんと実践しよう。)

インパルス的な波形(図の左側の波形がインパルス的)。活動電位の例
インパルス的な色々な波形。

なお、さきほど「衝動」がどうこうと言ったが、英語の impulse 「衝動」そのものに、「~したいという一時的な欲求」という意味がある(鉄緑・ジーニアス「~したいという衝動」、「一時の感情」)。

大学受験の範囲外だが、理系の学問で言うと、図のような一部分だけが盛り上がってすぐに鎮静化するような種類の波形のことを「インパルス」などと呼んだりする。

理系志望の人は、割と大学入学後にすぐにインパルス波形を物理や数学などの授業で習うので、今ついでに関連づけて覚えてしまおう。


よくある例文は「衝動買い」の例文で、

impulse to buy 「買いたいという衝動」(鉄緑)

impulse buying 「衝動買い」(旺文社1900、ジーニアス、グランドセンチュリー、)

なお、buy の同義語で purchase 「購入」という名詞および動詞を本wikiで習うが、

ジーニアスによると

impulse purchase「衝動買い」(ジーニアス)

という表現もオッケーとのこと。

なんと「衝動買い」は実は英語由来の表現だったようだ。

余談だが、ジーニアスいわくimpulse「出来心」なんて訳もある。

買い物以外にもimpulse は使ってよく、たとえば

impulse to run 「走りたいという衝動」(ジーニアスの例文の和訳を改変)


軟鋼材などの降伏点が存在する場合の応力ひずみ曲線の典型例。図中で、ReH:上降伏点、ReL:下降伏点、Rm:引張強さ、Ap:降伏点伸び、A:破断伸び。

restrain も、「抑制する」「自制する」などの意味(旺文社、鉄緑)。

そのままでは覚えづらいかもしれないが、語幹の strain は、材料力学でいう「応力ひずみ曲線」(stress-strain curve)の「ひずみ」strain と同じで、要するに何か荷重がかかった状態みたいな感じなので、

「抑圧っぽいイメージ」→「抑制」

とか、うまく連想して覚えてください。

restrain oneself from smoking 「タバコを吸うのを自制する」(旺文社、ジーニアス) ※ oneself の部分は、主語に合わせて変形


名詞形 restraint 「抑制」「規制」など(旺文社1900、鉄緑)。

だが、辞書のある、条約などの「禁止条項」を覚えたい。

impose restraint 「制限条項をつける」(ジーニアス)

本科目では、別の単元で impose (税金・義務などを)「課す」を教えているので、ついでに覚えてもらいたい。


restraint には「監禁」(かんきん)、「拘束」(こうそく)、「拘禁」(こうきん)など、かなり強い意味もある(ジーニアス、グランドセンチュリー)。


動詞 curb 「抑制する」という語もあるが、鉄緑しか紹介していない。旺文社1900ですら紹介していない。

curve 「曲げる」と紛らわしい。

ジーニアスに至っては、curbは「抑制する」の用法での例文が無い。

これほどまでにマニアックな単語なので、説明は省略する。


なお、「時間に規則正しい」は punctual (パンクチュアル)である(旺文社、桐原)。

He is always punctual. 「彼はいつも時間を守る。」

のように使う(旺文社、桐原)。東京書籍は punctual を紹介せず。

名詞形は punctuality 「時間厳守」である(桐原5500)。


なお、「規制を撤廃する」は deregulate である(東京書籍)。


「銃規制」は gun control である(東京書籍3000・control、ジーニアス)。


「規則に従う」は obey the rule

である(センチュリー、旺文社)。

obey は、規則のほか、教師や親や上司などに従うのにも、obeyを使うこともできる。


(ジーニアスいわく)「親に従う」obey one's parents

(センチュリーいわく)「教師に従う」 obey one's teachers

「法に従う」「法を守る」 obey the law

などである。

辞書によっては和訳で、規則や法に「従う」と言う代わりに、規則や法を「守る」と和訳している辞書もあり、ジーニアス英和がそうである。


名詞 obedience は「従順」「服従」の意味(旺文社、桐原)。

形容詞 obedient は「従順な」の意味(東京書籍、旺文社)。


自発的な voluntary, spontaneous


spontaneous は、「自然発生的な」である。

だから「自然発火」spontaneous combustion など(旺文社1900、ジーニアス、グランドセンチュリー)。


だから「自然に拍手が起きた」(グランドセンチュリー)とか「自然発生的に拍手が起きた」(旺文社)とか「自然にかっさいが起こった」(東京書籍 巻末)とか、そういうのに spontaneous を使う。

なお、「拍手」applause である(旺文社)。

※ 例文は著作権の都合でカット。


例文を見る限り、spontaneous には、やや無意識的なニュアンスがありそうだが、しかし特に辞書を見ても、そういう言及はしていない。

発音が spawn (水生動物の卵)に近いが、スペルも違うし、特に関係なさそう。ジーニアスを見ても、特にspawntaneous , spawn は相互に言及はしていない。


形容詞 voluntary 「自発的」「意図的な」は(桐原4500「意図的な」あり)、

たとえば派生語の名詞 volunteer ボランティアには「志願者」の意味もある(旺文社、桐原)。


このように、voluntary は、意識的な意志が関わる「自発的な」である。

否定語の involuntary 「不本意な」「故意でない」「無意識の」(旺文社1900、桐原4500 「無意識の」)

という用法も、まさに意志ではないという事である。

法学用語で「故意」、生理学用語で「随意の」の意味で voluntary を使うので、こういう意志のあることを示す意味で覚えるほうが、頭良さそうに見えそう。

そもそも語幹の vol が「意志」の意味(グランドセンチュリー、ジーニアス「自由意志」volunt)。

そういやあ、なんかwill「意志」と発音が似ていますし、アルファベットでvとwが近い位置にあるし、wの形自体がvの2個分だし。

欧米の言語の形成なんてそんなもんで、発音が似てるとか文字の形が似てるとかで、単語が混ざったりもするのです。英語以外の他の単語だと、yとgが筆記体だと似てるから混ざって伝わるみたいなもの、よくあります(詳しくは言語学で勉強できる)。

実はvoluntary にも spontaneous と同じ「自然発生的な」の意味もあるが、上述のような学術的な状況から、日本人は使わないほうが良いだろう。



確信

形容詞 confident と 動詞 convince

賭けてもいいくらいの「確信」 bet


形容詞 confidentは、自分の能力に対する「確信している」の意味がある。また、他社への「信頼している」の意味がある。


単なる確信のsureとは、そこが違う。

熟語集などによっては、そこが書いてないレベルの低いものもある。(※熟語集を買うときも、やみくもに語数の多いものを買うのではなく、類義語との違いを説明しているものを買おう。)


動詞 convince は(~が事実であることの)「確信させる」・「納得させる」であり、無罪を「確信させる」などが典型的(桐原4500および旺文社・熟語1000)。

そのほか、勝利を「確信させる」とかが convince である。


なので、「確信する」人物は、動詞 convince の目的格の人物である。(主語が確信するのではない。)

そもそも、convince は(形容詞ではなく)動詞であり、他動詞である。

ただし、受身形 be convinced with ~ とすることで、主語が「確信している」ことをあらわすこともできる(桐原4500)。


なお、convince A of B で、「AにBを納得させる」の意味にもなる。


そのほか certain や sure などで「確信している」を表現できるが、中学で習うのだろうから省略。ほか、certain については対義語 uncertain (不確かな)を覚え足せば十分だろう。


やや口語的だが、bet (お金などを)「賭ける」(かける)なんていうのもあり、これに「きっと ~ だと思う」の用法もある(鉄緑)。

鉄緑いわく、暗記的には「賭ける」のほうを語源と見なすべきで、そこから派生的に「きっと~だと思う」という意味になったと覚えるほうが良いだろうという見解。

旺文社1900は、これを bet「確信する」「賭ける」という単語だとしている。

「掛け金」のことを名詞で「ベット」 bet というが 、それと同じ。


東京書籍、桐原は bet を紹介せず。だが、旺文社だけならまだしも緑鉄も紹介している単語となると、きっと入試には出るのだろう。



適合・適応

adapt とadjust

慣らす orient


まず、「適合する」は adapt を第一に覚える。

電気のアダプター adapter と同じ語源。(ジーニアス英和辞典で adapter が電気のアレであることを確認。) アダプターは和製英語ではなく、本物の英語。

adaptとスペルの似た単語でadoptというのがあるが、これは「採用する」の意味だが、ほかにも「養子にする」がある(旺文社1400にだけ養子の意味も紹介されている)。adoptの養子の意味はたぶん入試には出ないだろうが、記憶の補強材料として知っておけば「採用」のほうも覚えやすいだろう。 養子も採用の対象と考えるのが英語的な言語のセンス。大体の単語集ではよく例文で「新しい政策を採用する」 adopt a new policy のような感じの例文を見かける。

adjust は「調節する」を第一に覚えて(※桐原4500 の見解)、派生的に 「adjust to ~」で「~に慣れる」のような意味なんだと覚える(実際の言語の歴史がそうかは知らない)。

よく事務室とかにある、高さ調節のできるイスとかの下に付いているアレを「アジャスター」という。東京書籍 4500 が例文でイスの調節を adjust で紹介している。

「暗闇に目が慣れる」表現を桐原・東京書籍とも adjust で表現。

なお、東京書籍が「適応」、桐原が「適合」と表現。


「慣らす」は動詞 orient である(旺文社1900)。

単語集では旺文社しか紹介していない。桐原4500・5500と東京書籍4500と鉄緑単語集は、紹介していない。

orient the student to the school 「学生を学校にならす」

みたいなのが典型的。


塾などで、新学期のときとか入塾のときとかに「オリエンテーション」があるが、あれと同じ。

なお、名詞形は orientation である、


ヨーロッパから見ての「東洋」「東方」のことをオリエント Orient というが、それと同じ語源(ジーニアス、グランドセンチュリー)。なお、東洋の場合は冒頭 オー が大文字 O になる

なぜかそれが色々あってか、「ならす」の意味になっている。辞書を見ても、なぜ「東方」が「ならす」になったのか書いてないので、どうしようもない。私たちは、なれるしかない。

なお、「東洋の」「東洋人の」は形容詞 Oriental である。



捕獲

capture と seize と arrest

seize は「押収する」(桐原4500)。および seize ~(=人)by arm で「人の腕をつかむ」。「つかまえる」ではなく「つかむ」。

arrest は「逮捕する」。under arrest で「逮捕されている」


capture が(人・動物などを)「捕まえる」などの一般の意味。東京書籍4500が「人・動物などを」といっている。

capture で動詞にも名詞にもなる。

また派生語の名詞 captiveで「捕虜」の意味がある(桐原4500)。また旺文社は「捕虜になった兵士」a captured soldier としている。

captive は形容詞の用法として「捕われの」、名詞の用法として「捕虜」の意味がある(桐原、旺文社1900)。

しかし、単語集にはないが、現代では、軍事用語では、「戦争捕虜」のことを POW という。Prisoner of War の略である。また、日本語で「捕虜」と言ったら、普通は戦争における捕虜のことである。


なお、俗語ですが、IOW で in other words の略称。

これ自体は入試に出ませんが、重要なことして、

  • 現代英語でも in other words はよく使う表現であること
  • 字数の削減などの理由で現代のネットでは慣用句・熟語が短縮されること

があります。

ツイッターなどのSNSでは字数制限がありますので、かつて一部のネット掲示板などでしか使用されなかった IOW のような非公式な表現が、現代では次第にツイッターなどでも広く使われるようになってきています。

ほか、接続詞 so も、ネットではよく使われます。

いっぽう、therefore などの固い言い回しだと、字数を多く消費してしまいます。

かつて、日本の英語教材などに so は「女性的な表現」または口語的な表現などと書かれていたかもしれませんが、しかしネットの登場で事情は変わりました。字数の制限という事情です。

ノーベル経済学者のクルーグマンが、彼のツイッター投稿中で "so" を接続詞的に使っているの目撃したことがあります。まさかクルーグマンがオカマなわけはないので、つまり so が「女性的な表現」という言説が現代では誤りです。

なお、「国防」は英語で national defense である(旺文社1900の項目 allocate )。べつに日本が憲法の理由で国防と言い換えてるわけではなく、英語でも「国・防」の語順で national defense という。

さて、ジーニアス英和によると、captureで「心をとらえる」とか(コンピュータなどでデータを)「集積する」の意味もあるが、しかし単語集には紹介がない。

なお、「データ」 data は本来は名詞 datum の複数形だが、しかし現代では単数形として data を使ってもいい。


なお prisoner は「囚人」(しゅうじん)である(東京書籍4500・桐原4500)。

和英辞典だと「捕虜」でprisonerが書いてあるが(センチュリー和英)、しかし、まずprisonerは「囚人」だと覚えよう。


catch は中学英語なので、説明を省略。


理解

understand と comprehend


comprehend は単に形式ばった表現に過ぎず(※センチュリー英和辞典の見解)、意味は特にunderstandingと違いはない。

ジーニアス英和辞典では「知的に十分に理解する」と書いてあったが、しかし例文を見ても、そうは思えなかったは。

ただし、名詞形のcomprehension で「理解」・「理解力」の意味があることは覚えておこう。桐原・東京書籍の単語集4500を見ても名詞形の例文はないが。


類似

alike と look like と similar と resemble

※ なお、「同等の」equal, 「相当の」equivalent については高等学校英語 英単語/類義語 3000語レベル サブページ2で紹介。


alike は、主語が複数形であり、それらのものが互いに「似ている」の意味。なので、SV文型になる。

「○○ and □□ are alike .」 で、「○○と□□は似ている」のように使う。

The two ~ are very much alike. 「その2つの~はよく似ている。」というパターンの例文もよくある(桐原4500、旺文社1400など)。※ 「alike」を「似ている」と訳すか「よく似ている」と訳すかで和文のパターンが分かれるが、あまり本質的でないので深入りしない。旺文社1400だと「very much alike 」で「とてもよく似ている」と和訳している。


similar は、

○○ is similar to B .

で「○○は□□に似ている」のように使う。

Tom is similar to John. みたいな例文になる(出典はとくに無し)。

東京書籍3000に in a similar way 「似た方法で」と例文がある。なお、このように名詞を修飾する場合は similar を使う(旺文社1400)。

現代の単語集にはないが、ジーニアス英和にもあるが、数学の図形の「相似」が similar である。たとえば「相似三角形」なら similar triangle である。


さて、旺文社1900の単語集によれば similarity は「類似」「類似点」である(旺文社1900)。同様に数学の「相似」も similarity であると、ジーニアス英和で確認できる。


ジーニアス英和によると、「ネコとトラには共通点がある。」という例文で There is a similarity 〜 という表現をしている。桐原4500には「類似」しか紹介していないが、できれば「類似点」の用法も覚えたい。

なお、東京書籍4500にはsimilarity の紹介は無い。

similarly で「同様に」「同じく」の意味。


なお、形容詞 same(セイム) は「同じ」「同一の」という意味。


「形容詞 similar は、同じというほどではないが、かなり同じに近い何かであり、つまりsimilar で『似ている』という意味になる」・・・というふうに関連づけて覚えれば、暗鬼が定着しやすいだろう。


look like は

S look like O .

で「SがOに似ている」の意味。よく文法参考書で、SV文型またはSVO文型の解説でよく書いてあるかもしれない。

前置詞 like は、単独では「~のような」の意味である。(類似とは、ややニュアンスが違う。)


なお、単語集にないが、形容詞 like というのがあり、これは「ほぼ同じ」の意味であるので、similar より意味が強い。(どの辞書にも書いてある。)

※ 高校の単語集にある like は、前置詞の用法のやつ。


動詞 resemble は、SVO文型で、

S resemble O.

「SはOに似ている」の意味。

resemble は進行形では使わない(旺文社1400、桐原4500)。

resembleに限らず、行為を表さない動詞は通常、進行形は不可である。この種の動詞にはresemble も含めて紹介すれば、belong「所属する」,exist「存在する」、contain「含んでいる」、resemble「似ている」などがある[4]

look like よりも単語が難しいので文法参考書では印象がうすいかもしれないが、しかし一語で「似ている」ことを表せるので resemble も覚えておきたい。


類似の意味の名詞として、similarity もresemblance も「類似」の意味(桐原4500)。

単語集には無いが、similarにだけ「相似」の意味がある(辞書にもそうある)。(だから数学の図形の「相似」にもsimilarを使う)


単語集には無いが、辞書を見れば、similarity もresemblance の両方とも「類似」または「類似点」の意味がある。さらにlikeness という形容詞likeの名詞形もあり、これも「類似」または「類似点」の意味がある。

センチュリー英和辞典では likeness とresembleの違いを説明しているが、ジーニアスは違いの説明を放棄する程度に、これらの名詞のニュアンスの違いは微妙である。


期待や予想など

expect は「期待する」であり、まず期待の意味を覚えるべきだが、「予想する」の意味もある。


predictが「予想する」の意味。



発生

happen と occur とarise

問題を「引き起こす」 pose

ジーニアス英和のoccurの説明によれば happenもoccurも、偶然に起こったことについて「起こる」の意味で使う。 occur のほうが、あらたまった語。

arise は、問題が発生したときに使う。


動詞 pose は、問題や危険などを「引き起こす」(旺文社、)。


東京書籍、桐原には書いてないが、旺文社1900と緑鉄にある。

なお、緑鉄には、問題・質問を「提起する」の意味のほうがある。


一時休止の pause とは別の単語。

「カメラの前でポーズをとる」などのposeと同じ単語。

なお

pose for a picture 「写真のためのポーズをとる」(旺文社1900、緑鉄に似た例文)


辞書を見ても例文が少ない。


語源的には -pose には「置く」のような意味がある(グランドセンチュリー、)。


impose 「課す」「押し付ける」

opposite 「反対の」

とか、そういった場所に「置く」的な語源。

impose a tax 「税金を課す」(桐原)

impose a fine 「罰金を課す」(東京書籍)


pose そのものは高校単語ではないが、その派生語のimpose や opposite などが高校単語なので、したがって、さかのぼって pose も入試に出題される的な。


正確

accurate と correct とright と precise と exact


後述のように accurate と precise は、「精密な」のニュアンスがある。

名詞形は precision 「精密」「正確」「精度」である(桐原「精密」、旺文社「正確」)。

日本企業で精密機器部品メーカーで w:東レ・プレシジョン という製造業の企業があるので、これで precision を覚えて。

accurate は、東京書籍4500には(情報・数値などが)「正確な」とある。しかし「精密な」で覚えるほうが理解しやすいだろう。

桐原4500だと、「精密な」の例文を紹介してあり、物理実験での測定値の「正確」にaccurateを用いている。

名詞形 accuracy について、単語集にある「正確さ」で覚えるよりも、ジーニアス英和にある「精度」で覚えるほうが理解しやすいだろう。


correct は、単に正解か不正解のような場合のように、合ってると場合に使う「正確な」である。

形容詞 right も同じように正解か不正解かの「正確な」の意味だが、多義語である。右とか権利とかもrightなので。

あらたまった場では、「正解」には correct のほうが安全だろう。


correct には、動詞として「訂正する」の意味もある。


なお、「考えを改める」の意味で「考えを修正する」ともいうが、この「考えを改める」は動詞 revise (リバイズ)である。発音注意。最後は「ズ」 z の音である。

出版物を「改訂する」も revise であり、つまりそういうニュアンス。東京書籍4500や桐原5500に revise があるが、これで覚えるよりも、単語集にないが名詞形 revision で覚えたほうが良いだろう(なお、鉄緑に revision あり)。英和辞典をみれば revision で、「改訂」・「改訂版」の意味。センチュリー英和によれば「憲法を改正する」は revise the Constitution である。


単語集にないが、動詞 amend が法案・憲法などを「改正する」意味と、ほかの意味では文章などを「修正する」意味であり、たとえばジーニアス英和に amend the Constitution 「憲法を改正する」という例文がある。

ただ、名詞形 amendment の意味は、改正案ではなく、(たとえば憲法修正第21条(禁酒法廃止法)のような)「改正条項」といった細かい単位である。


  • 精密

accurate と precise

precise instrument で「精密機器」。


単語集で先に紹介している初等的な単語は、 accurate のほう(たとえば旺文社1400で、accuracy のみ紹介。東京書籍3000も同様にaccurateのみ紹介)

ジーニアスが言ってるが、precise (プリサイス)は、測定・機器などが「正確な」。

一方、辞書にはないが accurate は、良い測定機械などで得られたデータなどについて、誤差が少ないという意味での「精度が高い」。

のようなニュアンス。

あと、スペルの似ている「貴重な」「大切な」 precious (プレシャス)と混同しないように。


さて、「精密な」のprecise について、ジーニアス英和の指摘しているように、計算誤差の少ないことを precise というので、境界はあいまい。

東京書籍4500 でも、precise number 「正確な数値」を紹介。

辞書だけにあるが、「きちょうめんな」のことを precise という。be precise in ~ で、「~に、きちょうめん」の意味。

exact も同様、 be exact in ~ で、「~に、きちょうめん」の意味。

センチュリー英和に、これらの類語の違いが書いてあるが、しかし信用できない。精密機器 precise instrument などの用例に合わないと思う。


副詞 exactly


東京書籍4500 では、副詞 exactly だけを例文で紹介している。形容詞exactは例文なし。

おそらく、exactの例文を、違いの説明の難しさで、あきらめたのだろう。


東京書籍4500およびジーニアスにあるが、 exactly the same で、「まったく同じ」。

つまり、exactly で「まさしく」の意味がある。


「きっちり10人」exactly ten people とか(ジーニアス)、「きっちり6時22分」exactly six twenty-two とか(センチュリー)、「きっちり1年後」exactly one year from now とか(東京書籍)。


edition, revision

編集 edit , compile


とりあえず、出版物・刊行物の「版」としては、edition が一般的である(東京書籍巻末、鉄緑、旺文社「刊行物」)。

なお、桐原4500には edition は無い。

edition や revision の違いは面倒なので、まず次の派生語を覚えよう。


editor 「編集者」(旺文社、鉄緑)。

「第5版」なら the fifth edition (鉄緑),

「第6版」なら the sixth edition (ジーニアス)


のようになる。

IT用語の場合、edition は、著作時の新旧ではなく、たとえば「個人向け」「法人向け」とかああいうのがエディション。

ほら、windowsのHomeバージョンとprofessional バージョンのアレですよ。


出版物でも、グランドセンチュリーによると、「廉価版」(れんかばん)とか「普及版」とかが edition を使った表現。(著作権のため英語は省略。)

revision は、何かの修正版や改訂版の時に使う[5]

念のため単語集を確認したが、鉄緑でも名詞 revision 「改訂」「修正」の意味である。

旺文社などには動詞 revise 「改訂する」「修正する」があるが、名詞形の紹介が無い。

IT用語では他にもバージョン version やボリューム volume などがあるが、単語集には無いので省略。なお、volume は、第一巻とか第二巻とかの「巻」のこと(ジーニアス edition)。


revise は、「re(再び)vis(見る)」の意味。

ビジュアル visual とかの vis と同じ(鉄緑)。なお、visual 「視覚の」という意味(鉄緑)。


だから語源にしたがってrevise や revision を直訳すると「見直す」「見直し」などになる(鉄緑)。

「見直し」→「改訂版・修正版」

みたいに連想しよう。


ただし、この覚え方だとレビュー review と区別しづらい。やはり最終的には、英語の習得には暗記が必要だ。


新聞・雑誌・映画の「編集」は edit である(ジーニアス)。


これ以外の物の編集で、なおかつ、資料をまとめてリストや辞書などを作る場合が compile である。

旺文社いわく、歌手のアルバムの編集も compile である。

鉄緑では、論文集の作成が compile である。


実際、編集長は a chief editor である(グランドセンチュリー)。 editor in chief ともいう(ジーニアス)。editor-in-chief のようにハイフンを入れる場合もある(グランドセンチュリー)。


IT用語では「コンパイル」という用語をまったく別の意味で使うので、なにかの編集をしたい場合は別の言い回しを使うことになる場合もあるだろう。

高校の『情報I』科目あたりで、

プログラム言語で書かれたコードを、ソースコードをまとめて機械語の命令に置き換える装置やソフトウェアのことをコンパイラ(compiler)という。そして、コンパイラを実行すること(つまり、プログラム言語で書かれたコードを機械語の命令に置き換えること)を「コンパイルする」(compile)などという。 

とか習うはず。

なお、次に紹介する語は批判も多い新語だが、curate (「キュレート」と読む)という語が、これに近い。美術館とか博物館のキュレーター curator が語源だが、しかし「まとめサイト」とかの「まとめ」ぐらいのニュアンスで curation (キュレーション)などが使われている。

新語で批判も多い単語なので市販の辞書には無い。


賛成

approve と agree と support と favor


approve は、案などに「賛成する」という意味がある。

ところがagreeもジーニアス英和によると、案などに「賛成する」の意味もある。

agree to ~(案)で、「~(案)に賛成する」である。

I agree to this plan. 「(私は)この案に賛成です」

である。

ここでの to は、前置詞 toとして直後に名詞が来る場合もあれば、不定詞 to として直後に動詞の原形が来る場合もある。


なお、人に賛成する場合は、toではなくwithを使う。つまり、agreeにはagree with ~(人)の熟語で「~(人)に意見が一致する」の意味もある。

I agree with you. 「私はあなたに賛成です。」(ジーニアスを参考)

である。


だが実際には、 I agree with your argument. 「あなたの意見に賛成する。」のように、所有格が来る場合、with を使うこともある(英文はジーニアスで確認)。旺文社1900でも、派生の動詞 disagree「賛成しない」だが disagree with the speaker's opinion 「演説者の意見に不賛成である」という例文がある。

また、この例のように、 agree と disagree の直後の前置詞の使いかたは、基本的には同じである。


ともかく、agree は辞書にも、熟語としてではなく agree の基本的な意味のひとつとして「意見が一致する」の意味もあると書いてあるほどである。

agree to ~(名詞) と、 agree to ~(動詞)で、ニュアンスが微妙に違う。 to 不定詞のほうが、賛成している主語に、協力的な意味での積極性がある(ジーニアスで閣員)。

派生の意味の名詞 disagree は「賛成しない」「反対する」の意味である(ジーニアスで確認)。賛成の否定なのか反対なのかは、文脈によって判断する必要がある。


さて、approveについては、単語集にないが、ジーニアス英和によると「承認する」「是認する」の意味もある。

桐原4500にあるapproveの例文の「両親が賛成する」は、どちらかというと「承認する」の意味だろう。

approve of ~(案など) の形でよく用いられる。

Her father approved of her marriage. 「彼女の父親は彼女の結婚を認めた。」

(※東京書籍4500をもとにwiki自作の例文.)

なお disapprove は、「承認しない」の意味である[6]

Her father disapproved of her marriage. 「彼女の父親は彼女の結婚を認めなかった。」

(wiki自作の例文.)


「結婚」marriage はよく「反対」の例文にもあり、たとえば旺文社1900に

「彼女の両親は彼女の結婚を認めなかった。」 Her parents objected to her marriage.

という例文がある。「~に反対する」は object to である。


センチュリー agree を調べると、類義語がそのほかにも accede , acquiesce , assent , concur , consent など書いてあるが、もう大学受験以降のレベルだろうから、本wiki本ページでは無視する。、

(桐原4500でなく、超上級レベルの)桐原5500に、assent と consent は書いてあった。

一方、桐原5500にはaccedeとacquiesceは無い。


approveだと「承認」のニュアンスがあるから、あらたまった場で「承認」でない立場の「賛成」を表したい場合などに、assent が便利かもしれないだろう。

「委員長が提案に同意」という表現で、桐原が assent を使っている。


つまり、assent は、賛成というよりも「同意する」ぐらいのニュアンスだろう。


support は、意見などを「支持する」の意味。

support ~(意見)で、「~を支持する」である。

I support her idea. 「私は彼女のアイデアを支持した。」

のように使う(旺文社1200を参考に、例文をwikiで自作)。

なお、「意見」は opinion なので、

I support her opinion. 「私は彼女の意見を支持した。」

である(東京書籍3000にほぼ同じ例文あり)。


単語集にはないが、opinion には、医者や弁護士などの「鑑定」という意味もあり、保健体育などでセカンド・オピニオン a second opinion を習っているはずである。second opinion も英語(ジーニアス opinion)。

support の対義語は object to である[7]

support ⇔ object to


東京書籍4500の例文で、

object to the proposal 「提案に反対する」

というのがある。


ちなみに、「賛否両論」は pros and cons である[8]


「お気に入りの」の意味の形容詞 favorite の動詞形 favor に、実は「賛成する」の意味もある。

ジーニアス和英やセンチュリー和英に、favor の最初の意味で「賛成する」が書いてある。

なので、たぶん米英ではそうなのだろう。

だがしかし、東京書籍も桐原もfavorの「賛成する」の意味を紹介していない。あまり、日本の高校生への教育の意義を見出せないのだろう。

そもそも、東京も桐原も動詞としての favor を紹介しておらず、名詞としての favor しか紹介していない、。

桐原はfavorの意味を「好意」とだけ紹介している。

東京書籍は「親切な行為」「支持」としている。

行為と好意は別の用法。

will you do me a favor? 「お願いがあるんだけど。」

という慣用表現があり(東京書籍にも書いてある。)、「親切な行為」とはこれのこと。

May I ask a favor of you?  「お願いがあるんだけど。」

ともいう(ジーニアス、センチュリーで確認)。


旺文社1900には、favor の動詞の意味「賛成する」も書いてあるが。



収集

gather と collect と accumulate

accumulate は、桐原5500によると「蓄積する」であり、東京書籍4500では「(長時間)・・・をためる」の意味での「集める」である。

桐原によると、地層の堆積の形容詞も accumulate である。東京書籍によると、学説の長年の証拠集めが accumulate である。


gather は、人が「集まる」でよく使う。

だが、gatherには「集めて、一つにまとめる」ようなニュアンスがある。センチュリー英和によると、例文で、子供がおもちゃをgather で「集めて」箱に入れた、という例文もある。

実際、センチュリーおよびジーニアスに、gatherの意味で「かき集める」という用法がある。


人や動物が「群がる」ならflock という動詞があるが(旺文社)、使用できる場合が限られる。人を「集める」のでは使えず、「群らがる」でないと使えない。


People flocks to ~(場所) で 「人々が~に群がる」である。

そのほか、flock には名詞として、羊や鳥の「群れ」などの意味もある(桐原、旺文社は羊、鉄緑は鳥)。


a flock of トリs で「トリの群れ」


他の動物の群れでは使えない。ウシやウマの「群れ」は herd である。魚の「群れ」は school である。

※ 同様の『めだかの学校』は日本人の作詞・作曲なので、べつに英語の歌を誤訳したわけではない。


なお単語集にはない語だが、「散らかっている」状態は名詞 mess である[9]。messは形容詞ではなく名詞なので注意。

messの典型的な例文として、

The room is a mess. 「部屋が散らかっている。」

がある。

さて、ジーニアスによると、枯れ草を集めるのも gather である。

センチュリー英和によれば趣味などで収集しているものについては、gather も collect も使うのだが、しかしジーニアス英和 gather などの項目によれば、どちらかというと collect のほうが趣味の「収集」としては好まれるとしている。(ジーニアスは、趣味の収集では gather を使うべきではないというスタンス)

このようなニュアンスの違いがあるので逆に、ゴミなどの収集では gather が好まれるだろう。

検定教科書『All aboard! English Communication I』(東京書籍、令和3年1月29日検定済、令和4年2月10日発行、P117)を読んでると、海洋ゴミの収集に関するシーンで gather という単語があるので、たぶんそういう意味。(教師用指導書は未確認なので、推測だが。)

ただし、農作物を「採取する」のに gather を使うので(ジーニアス英和にもセンチュリー英和にも書いてある)、collectとのニュアンスの違いは微妙ではある。

もっとも、「掃除をする」clean up という平易な表現もあるので、こちらでニュアンスの問題を回避する手もある。


副詞でtogether (一緒に)というのがあるが、センチュリー英和によると「togetherと同語源」である。

「情報収集をする」場合にgatherを使う用法がある。旺文社1400の例文中に(犬が嗅覚で)「周囲の情報を集める」gather information about their surroundings. とあるし、

ジーニアスにも「本を書くために情報を集める」 gather information for a book とあるし、

センチュリーにも「私たちはこのことについて必要な情報すべてを集めた」We have gathered all the necessary information on this matter.

という例文がある。


旺文社には『gatherは「集める」の一般的な語。collectは目的を持って「集める」。』とあるが、しかし上述の「情報を集める」のように目的のある行為でもgatherを使うので、慣用的な部分もある。犬はともかく、ジーニアスの「本を書くため」という目的がある例文でもgatherを用いている。


collect は、ものを「集める」でよく使う。

ただ、どちらかというと、collectは「集めて入手する」ぐらいのニュアンスだろう。

ジーニアス英和だとcollectの意味で「収集する」と書いてある。

単語集にはないが、辞書によるとcollectには(税金や料金などを)「集金する」とか、精神集中の意味で「集中」するなどの意味もある。

だからか単語集ではcollectを「収集する」とだけ決め付けるわけにもいかないのだろうか。


センチュリー英和のcolectの説明にもあるが、collectには「選り分けて集める」ようなニュアンスがあるが、その意味ではgatherは使用不可。

中学校で collect を習って高校で gather を習うという順序だからか、なんとなくcollectを「集める」一般で使いそうだが、実際はそうではない。


集会、集合

assemble,


辞書を見たが、assemble は「集合させる」「集会させる」および「集合する」などの意味もある。(その他、assemble には、機械などを部品から「組み立てる」の意味もある。組立ての意味については、別の類似表現の項目で説明する。)


assemble は、けっして単に「集まる」のではなく、より正しくは assemble とは何かの目的を達成するために(人々が)集まったり(人々を)集めたりするわけである。

名詞形 assembly は、「組立て」「集会」の意味。単語集だと「集会」のほうが先に書いてあるが、組立てのほうで先に覚えよう。


アメリカの州議会を Assembly という。センチュリー英和によると、国連総会も the General Assembly とのこと。


つまり、機械などの「組立て」と、「集会」や「議会」などが、同じ assembly という単語であると覚えればいい。動詞 assemble はその派生として覚えれば、暗記の負担の節約になる。


コンピュータ用語で「アセンブラ」や「ビルド」とかあるが、しかし日常語の用法と合わないので、このページでは説明を省略する。


なお、記者会見は a press conference である(東京書籍4500)。


構成

compose, consist, comprise


be composed of ~ 「~で構成される」

consist of ~ 「~で構成される」


compose は、受身形 be composed of ~ で「~で構成される」。

compose には「作曲する」の意味もあるが、東京書籍以外は紹介していない。桐原と旺文社は、作曲の意味を紹介せず。作曲や創作などの意味で使う場合は、センチュリー英和や東京書籍の例文にあるが、compose は能動形で使う。


人間社会の組織などが「(○○な人員)から構成される」という表現は、compose でも consist でも、どちらでもいい。

なお後述するが consist は能動形で、

consist of ~ 「~で構成される」

である。


compose で、桐原および旺文社およびセンチュリーは、組織が構成される例文を紹介。

しかし、センチュリー英和の例文を見ると、consist でも「クラスは12人の男子生徒と13人の女子生徒で構成される」という例文もあるので、あまりconmpose と consist の違いはハッキリしない。

なお、名詞 component は「部品」「構成要素」の意味。たとえば東京書籍4500では、例文で自動車の製造部品を car component としている。桐原4500でも、「すべての部品は組み立てられる前に検査を受けなければならない」という例文で component を使っている。

つまり、component は部品の、しっかりとした言い方。

その他、「成分」の意味もある(桐原4500)。

「構成要素」とは、たとえば旺文社1900では、「炭素はすべての細胞に不可欠な構成要素である。」という例文で component を使っている。


consist は、能動形で、 consist ~ で、「~から成り立つ」 。

センチュリー英和にある例文「クラスは12人の男子生徒と13人の女子生徒で構成される」

This class consists of 12 boys and 13 girls .

このように、consist は能動形で使う。


comprise は東京書籍4500巻末と鉄ミドルが紹介。

東京書籍の例文が、三幕構成の話で、「その劇は三幕で構成されている」という文、

グランドセンチュリーの例文も、「3つの章が第一部を構成する」という文。

なんか、こういうシナリオの構成の話に、comprise を使うっぽい。

著作権の都合で例文カット。

comprise は他、団体などの構成でも使われる。



準備する prepare , organize, arrange

人間たちの集団の「組織」は organization である。


動詞 organize は「組織する」である。


だが、「準備する」の意味もある。

そして、この「準備する」に類義語の意味が多い。


準備する prepare , organize, arrange


上記すべて「準備する」の意味である。

東京書籍4500と緑鉄単語集は、arrange と organize が類義語だと言っている。


organize は、行事・活動などを「準備する」の意味(桐原、東京書籍)。基本的には、organize の「準備する」は、組織的な活動の準備のようである。

個人的な活動の準備には、 prepare などを使うのが良いだろう。


なお、べつに会議を「準備する」などにprepare を使っても良い(桐原4500)。


日本だと「編曲する」の意味の arrange が有名だが、それはいくつもある arrange の意味のうちの一つに過ぎない。


arrange a meeting 「会議の手配をする」(東京書籍4500)、「会合の手配をする」(桐原4500)

arrangement 「手配」(桐原4500)、「手はず」(東京書籍4500)、「手配・配置」(旺文社1900)


arrangement には「協定」(桐原)、「取り決め」(旺文社)の意味もある。

arrange a party 「パーティの計画をする」(東京書籍)、「パーティの段取りをする」(旺文社)



建設、建築、建造

construct , build

建設業のことを construction という。

build と construct の違いは、construct は比較的に大掛かりなものを建てるときに使う(東京書籍3000および同社4500)。

このように、constructは、比較的に高度なものを建てることを言うが、しかし実際には英和辞典(センチュリー)の例文を見ると、「家を建てる」なども construct でいうこともある。

桐原4500やセンチュリーにある例文だが、比喩ではない建築的な意味での「橋をかける」は construct a bridge である。

under construction で、ビル(センチュリー英和)や橋(ジーニアス英和)などが「建設中」。鉄緑単語集でも under construction 「建設中」を紹介。

なお、スペルの似ている constitute は(組織などを)「設立する」。憲法は constitution。しばしば「憲法」は大文字で Constitution である。


高層ビルを建設するのは construct が望ましいだろう。


東京書籍3000 に、

Some high-rise buildings are being constructed.


という例文がある。

いっぽう、「高層ビルをビルドする」は、あまりにも幼稚。


construct の対義語は、語源的には、destruct (デストラクト)「破壊する」であり(ジー二アス construct ,センチュリー construction )、東京書籍の単語集にも construct と destruct は対義語だと書いてある。

だが、建物の破壊の仕方といっても、「解体」とか色々な言い回しがあるので、果たして日本語でいう「解体」のような表現を英語でどう言うのかは知らないし、英米での建築の言い回しを知らない。

そのためか、桐原4500では、construct の対義語を紹介していない。


米英では、通行人に工事中を知らせる掲示の文言は、センチュリーいわく、「この先工事中」 Construction ahead という文言とのこと。

旺文社に「工事中」 under construction という例文があるが、なんとなく日本での印象から掲示かという印象をうけるが、旺文社 construct 項目のどこにも掲示の文面だとは書いていない。


さて一方、家を「建てる」は、build でも construct でも、どちらでもいい。桐原3000には、buildで「家を建てる」の例文を紹介している。

「ローマは一日にして成らず」 Roma was not built in a day. [10]


set up

set up はテント(a tent)や看板(a sign)などを立てる。

この他、set upには「創業する」「創設する」の意味もある。


組立て

assemble, build ,

「組立てる」はまず assemble で覚えよう。とくに、(機械などを)部品から「組み立てる」ようなニュアンスが assemble にはあるだろう。

さて、単語集ではbuldの「組立てる」を教えておらず、つまり桐原4500 にも東京書籍3000 にも、build の「組立てる」の意味は書いてない。

build はまず「建てる」が本質的な意味であり、組立ての意味はあくまで派生的な用法だと思うと良いだろう。

センチュリー英和によると、自動車 car の組立てで build を用いている。

もちろん、assemble で car を組み立てても良い。ジーニアス英和辞典にcar をassenmble する例文が書いてある。

また、工場の「組立てライン」のことを assembly line というので(センチュリー英和に書いてある)、自動車など工業製品もassemble で組み立てていいだろう。

ジーニアスだと assembly line で「流れ作業」と書いてあるが、確かにそうだが、ちょっと例が古すぎるかと。近代アメリカのフォード生産方式とかじゃないんだから。

このように、辞書は一冊だけでなく、複数を読み比べるのが良いだろう。


桐原4500や東京書籍4500を見ると、「集まる」「集める」の意味でしか assemble を紹介してないが、まったく受験英語はピント外れで困る。簡便してほしい。

辞書を見たが、assemble は「集合させる」「集会させる」および「集合する」などの意味である。 、 assemble は、けっして単に「集まる」のではなく、より正しくは assemble とは何かの目的を達成するために(人々が)集まったり(人々を)集めたりするわけである。

名詞形 assembly は、「組立て」「集会」の意味。単語集だと「集会」のほうが先に書いてあるが、組立てのほうで先に覚えよう。


アメリカの州議会を Assembly という。センチュリー英和によると、国連総会も the General Assembly とのこと。


つまり、機械などの「組立て」と、「集会」や「議会」などが、同じ assembly という単語であると覚えればいい。動詞 assemble はその派生として覚えれば、暗記の負担の節約になる。


コンピュータ用語で「アセンブラ」や「ビルド」とかあるが、しかし日常語の用法と合わないので、このページでは説明を省略する。

  1. ^ 高等学校学外国語科用『CROWN English Expression II New Edition』、三省堂、2022年3月30日 発行、P137
  2. ^ [https://kotobank.jp/word/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-7188 コトバンク『 パーミッション』 ASCII.jpデジタル用語辞典「パーミッション」の解説 ] 2022年5月14日に確認.
  3. ^ 高等学校外国語科用『Standard Vision Quest English Logic and Expression I』、啓林館、令和3年3月5日検定済、令和3年12月10日発行、P66
  4. ^ 検定教科書『FACTBOOK English Logic and Expression I』、令和3年5月 文部科学省検定済、令和4年2月25日発行、P28
  5. ^ 『マニュアルや技術書を正確に読むために、「version」への理解を深めよう』2006年12月15日 00時00分更新
  6. ^ 高等学校学外国語科用『CROWN English Expression II New Edition』、三省堂、2022年3月30日 発行、P63
  7. ^ 高等学校学外国語科用『CROWN English Expression II New Edition』、三省堂、2022年3月30日 発行、P63
  8. ^ 『Vision Quest English Expression II』啓林館、平成29年2月28日検定済、令和4年度用、令和3年12月10日発行、P84
  9. ^ 高等学校外国語『CROWN English Communication I』三省堂、2021年1月29日 文部科学省検定済、2022年3月30日発行、P191 , Appendix Lesson2
  10. ^ 高等学校外国語科用『Standard Vision Quest English Logic and Expression I』、啓林館、令和3年3月5日検定済、令和3年12月10日発行、P56