大学受験数学/統計とコンピューター

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

ここには旧課程高等学校数学B/統計とコンピューター、並びに新課程高等学校数学I データの分析の演習問題が収められています。

注意[編集]

ここではセンター試験の形式と合わせて空欄は(アイ).(ウエ)等と記述します。例えば(アイ).(ウエ)ならば整数部分2桁かつ小数部分2桁というようになります。1つの片仮名には特に指定のない限り1つの数字・「-」(負の記号)やa~dのアルファベットが入ります。

演習問題2では一部センターで出題されない箇所(表計算)がありますが、理解の助けになってもらえると幸いです。

演習問題3では条件分岐などを扱います。センターの範囲ではないので飛ばしても問題ありません。

また、解答はこちらにあります。

演習問題1[編集]

次の表はあるクラス20人の生徒が20mシャトルランを行った時の記録である。35回以上45回未満のことを「35-45」と記述する。

回数 35-45 45-55 55-65 65-75 75-85 85-95 95-105
人数 1 1 2 4 7 3 2

以下、小数の形で解答を求められた場合指定された桁数の1つ下の位を四捨五入して解答せよ。また途中で割り切れた場合は指定された桁まで「0」を入れよ。

(1)回数が16番目に多い人の階級値は(アイ)であり、この20人の最頻値は(ウエ)である。またこの変量の中央値は(オカ)であり、このテストの平均値は(キク).(ケコ)である。

(2)この20人の分散は(サシス).(セソ)であるので標準偏差は(タチ).(ツテ)となる。

(3)上記の表を度数折れ線にした時、正しいものは(ト)である。(ト)に当てはまるものを右の①~⑥から選べ。見づらい場合はクリックすると拡大できる。


演習問題2[編集]

以下の表はあるクラス10人の国語・数学・英語のテストの点数を記したものである。テストの得点は整数値を取るものとする。ここでは、左上(出席番号と書かれているセル)をB2のセルとする。

出席番号 国語 数学 英語 個人平均点
1 [C] 85 68 [A](75)
2 96 [D] [F] 79
3 54 [E] [G] 56
4 30 17 25 24
5 69 62 70 67
6 42 30 39 37
7 80 97 78 85
8 24 38 31 31
9 67 72 59 66
10 90 91 85 89
教科平均点 [B] 61.9 58.3

(1)出席番号9の数学の得点が入るセルは(アイ)である。(ア)・(イ)当てはまるものをそれぞれの選択肢の①~⑧から選べ。
(ア)①C ②D ③E ④F ⑤J ⑥K ⑦L ⑧M
(イ)①3 ②4 ③5 ④6 ⑤10 ⑥11 ⑦12 ⑧13

(2)[A]に入る関数は(ウ)、[B]に入る関数は(エ)である。(ウ)・(エ)に当てはまる関数を以下の①~⑧から選べ。







(3)[A]が75点だった時、[C]に入る得点は(オカ)点である。また、[B]に入る得点は(キク).(ケ)点である。

(4)国語と英語の相関係数を表す関数は(コ)である。(コ)に当てはまる関数を以下の①~④から選べ。ここでjaは各人の国語の点数のセルの集合、enは各人の英語の点数のセルの集合である。



(5)[D]・[E]・[F]・[G]の範囲は40点だったという。この時、[D]の得点は(サシ)点、[E]の得点は(スセ)点、[F]の得点は(ソタ)点、[G]の得点は(チツ)点である。

演習問題3[編集]

※センターの範囲外内容なので飛ばしても構いません

以下の表はあるクラス10人が行った数学Bの試験の成績です。統計は統計とコンピュータの略、BASICは数値計算とコンピュータの略を表します。左上(出席番号と書かれているセル)をB2のセルとします。

出席番号 数列
配点35
ベクトル
配点35
統計
配点20
BASIC
配点10
合計 成績
1 28 25 14 4 [A]
2
3
4
5
6
7
8
9
10

(1)[A]に当てはまる関数を書きましょう。

(2)成績の列に合計80点以上でA(優)、70~79点でB(良)、60~69点でC(可)、60点未満の場合D(不可)と入れたい場合を考えます。以下は出席番号1の生徒の成績をつける過程です。[B]に当てはまる文を書きましょう。

=IF(G3>=80,"A",[B])

(3)(2)で行った項目を他の成績列にコピーペーストします。相対参照と絶対参照のどちらが適切ですか。

(4)合計点を降順に並べたい時に行う場合は?