肯定文に xu を添加するだけで疑問文が出来る。 du は2つの項(名詞)を同一のものとして結びつける、日本語の「... は/が ...」や英語の「... is/are ...」に相当するもの。 lo は項の冠詞。
B
na go'i
いや、ちがう。
go'i は直前の文を反復する。これを na で否定するとその文が真実でないことが示される。
.i va zvati
あっちにあるよ。
i は文の境界を示す、句点に相当するもの。 zvati は「在る/位置する」。距離程度の小/中/大を表す vi/va/vu の中から選んだ va で「あちら」。
A
lo xunre xu
赤いやつですか?
xu は左の語に係る。ここでは xunre (赤い)に係っている。
B
.ie
そう。
ie は賛成の気持を表す。代わりに go'i で答えても肯定を表せる。
A
.a'u xamgu karce
いい車ですね。
.a'u は興味/関心の気持を表し、「ね」を訳している。
B
je'upei .i co'u cinri mi
そう? 俺はもう飽きちゃったよ。
je'u は真実の気持。 pei は相手の気持を問う。合わせると、会話の内容について相手が真実を意図しているか/感じているかどうかを問う表現になる。 co'u は物事の停止(テンスの1つ)を表す。 cinri は或る物事が或る者(ここでは mi )を惹くことを表す。
A
.aipei do vecnu fi mi
売ってくれませんか?
ai は意志の気持。 aipei で相手にその意志があるかどうかを尋ねる。意志の対象として肯定文がそのまま出されている。英語などと違って、売るものを明示せずに伏せることができる。その場合、3番目の項である mi が2番目でなく3番目であることを示すために fa/fe/fi/fo/fu シリーズの fi を置く。