高等学校 生物基礎/植生と遷移Ⅰ

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キーワード[編集]

環境・環境要因・非生物的環境要因・生物的環境要因・作用・環境形成作用・相互作用

生物と環境の関係[編集]

 生物は、環境から色々な影響を受けつつも、自分達の活動でその環境を変えられます。環境には様々な要素(環境要因)があり、大きく分けると、非生物的環境要因と生物的環境要因になります。

 日光・水、重力、土壌・空気・温度などが非生物的環境要因として挙げられます。一方、ライオンとライオンが餌を取り合ったり、シマウマを食べたり、動物達の住処などが生物的環境要因として挙げられます。このように生物と自然は繋がっています。

 そして、非生物的環境要因は生物に影響します(作用)。一方、生物の生活が変わると、非生物的環境要因も変わります(環境形成作用)。小さな生物が土の中に多くいて、その生物が落ち葉などを小さくして堆肥になります。その結果、植物が育ちます。また、様々な木が森林に生えており、その木々が日陰を作ります。その結果、森林は涼しくてじめじめしています。このような具体例が環境形成作用として挙げられます。さらに、生物と生物が影響するような関係もあります(相互作用)。

資料出所[編集]

  • 東京書籍株式会社『生物基礎』浅島誠ほか編著【生基701】
  • 実教出版株式会社『生物基礎』最上善広ほか編著【生基703】
  • 新興出版社啓林館『高等学校 生物基礎』赤坂甲治ほか編著【生基706】
  • 数研出版株式会社『高等学校 生物基礎』嶋田正和ほか編著【生基708】
  • 株式会社第一学習社『高等学校 生物基礎』吉里勝利ほか編著【生基710】
  • 株式会社浜島書店『二訂版 ニューステージ 生物図表』2024年度版
  • 数研出版株式会社『チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物』本川達雄ほか編著 2023年