トーク:OsiriX オンライン解説文書/OsiriXディベロッパーの概要

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出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

訳者註: この章がアップされた時、正直言って "この文書に載せる内容?" と困惑しました。Mac をもっぱらFinder 操作で利用している人にとっては、難解な気がします。ソースコードからOsiriX をビルドしても、パッケージをダウンロードしてOsiriX をインストールしても、OsiriX アプリケーションの中身は同じです。OsiriX をアプリケーションとして利用するだけであれば、ソースコードを取得する必要はないと思います。OsiriX のYahoo グループ内で、ソースコードのダウンロード・コンパイルのトラブル相談が多いのに答えたものでしょうか。今後の内容充実に期待しましょう(XCode やプログラミング内容にまで踏み込んでいくと、翻訳が辛くなりますが)。この章の内容は、ターミナル及びXCode を利用できる事が大前提となっています。匿名ユーザでソースコードを取得して、ビルドする方法を知りたい方が、本章読者の大多数だと思います。本章に記載された取得〜ビルドまでの実際を、一番簡単に実行する手順を列挙します。

  1. Apple Developper Tools の最新版をApple Developper Connection (無料のメンバー登録が必要) から入手して、インストールする。これが大前提です。Mac 付属のCD からインストールした古いバージョンでは、コンパイルできない可能性あり。 以下は、管理者権限のあるユーザが利用する事を前提としています。
  2. ターミナルを起動。
  3. ターミナルの環境設定を変更していなければ、シェルはbash 、ホームフォルダがカレントディレクトリです。ホームフォルダに保存してよいのであれば、何も考えないで、 cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/osirix login と入力して、リターンキー入力します。パスワード入力時には、何も入力しないで、リターンキー入力のみします。次に、 cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/osirix co osirix と入力して、リターンキー入力します。しばらく待って (私のADSL環境で10分位) プロンプトが入力待ちになったら完了です。ホームフォルダにosirix フォルダが作成され、中に取得したソースファイルが入っています。
  4. 次に、zip ファイルを全て解凍します。何も考えずに、 find osirix -iname "*.zip" -execdir unzip {} ";" と入力して、リターンキー入力します。プロンプトが入力待ちになったら完了です。
  5. 以上でターミナルは終了します。
  6. osirix フォルダ内にあるOsiriX.pbproj ファイルをダブルクリックします。XCode が起動して、プロジェクトウインドウが開きます。
  7. ウインドウ上段に並ぶボタンから、一番左にあるactive target ボタンをクリック、Build All Prerequisites を選択します。
  8. 次に、Build ボタン (ハンマーのアイコン) をクリックします。succeeded と表示されれば、完了です。
  9. 次に、osirix フォルダ内Dependencies フォルダ内にあるOsiriXBurner.xcode ファイルをダブルクリックします。
  10. 表示されたプロジェクトウインドウで、Build ボタン (ハンマーのアイコン) をクリックします。succeeded と表示されれば、ビルド完了です。
  11. このウインドウを閉じて、OsiriX.pbproj のプロジェクトウインドウに戻ります。
  12. 一番左にあるactive target ボタンをクリック、Development を選択します。
  13. 次に、Build ボタン (ハンマーのアイコン) をクリックします。succeeded と表示されれば、OsiriX のビルド完了です。

ビルドが成功していれば、osirix フォルダ内build フォルダ内に、見慣れたOsiriX アプリケーションが作成されています。以上がソースコード取得〜ビルドまでを一気におこなう過程です。

  • perl スクリプトについて

記載されているperl スクリプト構文を丸ごとコピーして、エディタで同名ファイルを作成します。ワープロソフトではなく、utf-8, LF で書き出せるエディタ (pico, vi, emacs 等) を使ったほうがよいです。ターミナルのperlコマンドでこのファイルを実行すれば、上記のソースコード取得が自動的に開始します。 --- hfuji 2005年2月4日 (金) 12:50 (UTC)[返信]



Xcode2 について

 2005年7月現在、sourceforge サイトから匿名で入手可能な OsiriX のソースコードはバージョン 2.0B です。ベータ版であり、利用可能な環境は OS 10.4 のみです。ビルドするには Mac OSX 10.4 で Xcode 2.1 の環境が必要です。Apple Developper Connection から最新版の Xcode 2.1 を入手して下さい。OsiriX のソースコード入手法は、前回記述の 2.〜5. までと同様です。以下、

 6.osirix フォルダ内にあるOsiriX.xcodeproj ファイルをダブルクリックします。XCode が起動して、プロジェクトウインドウが開きます。

 7.ウインドウ上段に並ぶボタンから、一番左にあるactive target ボタンをクリック、Development を選択します。

 8.次に、Build ボタン (ハンマーのアイコン) をクリックします。succeeded と表示されれば、OsiriX のビルド完了です。

ビルドが成功していれば、osirix フォルダ内build フォルダ内に、見慣れたOsiriX アプリケーションが作成されています。

なお、バージョン 1.7.1 のソースコードは、OsiriX ホームページにて zip ファイルとして入手可能です。OS 10.4, Xcode2 の環境では上記と同様の過程でビルドしますが、リンク切れのエラーでビルドに失敗するかもしれません。その場合には、Preference Panes フォルダ内の 8 個の 〜PreferencePane/build/Development 内に各 〜.prefPane ファイルが作成されているか確認します。作成されていなければ、対応する 〜.xcodeproj をビルドします。作成された各 〜.prefPane ファイルを一つ上のディレクトリに移動します。もう一度 OsiriX.xcodeproj をビルドすれば、成功すると思います。 --- hfuji 2005年7月15日 (金) 08:33 (UTC)[返信]