世界史
出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
世界史というとイメージが湧きにくい難しい学問のようにも見えます。けれども、一つ一つの史実は、個人の生き様を捉えたものです。決して、怖がることはありません。もちろん、初心の人にとっては、世界史を大局的に考えたり、細かく正確に分析したりすることは無理でしょう。けれども、世界史の史実を捉えようとする一歩一歩の努力こそが、真に歴史を勉強したことになります。また、本編の後編に当たる部分では、詳細世界史という項目を用意しました。詳細な部分についての世界史を描いていくことになります。
目次 |
[編集] 歴史とは?
歴史とは、その時代の歴史です。E・H・カーらの研究では、歴史は現在と過去の対話であることになっています。ハチントンの『文明の衝突』では、文明同士の衝突という観点から歴史を考察していくことを主張しています。しかし、一方で、フランシス・フクヤマの議論では、「歴史の終わり」が指摘されています。歴史とは、一見、時代順(クロノロジカル)に考察するだけのようにも思えますが、歴史学という観点からは、多岐にわたる考察がなされています。
[編集] 文明の始まり
人類は、生物学上の進化を経て形成されました。文明の進化は、遺跡や科学的調査から少しずつ調査が進んでいます。最初の文明は、恐らく狩猟採集(英:Hunting and Gathering)から始まったのでしょう。1万年ほど前に、農耕文化が始まります。それに合わせて文明というものが起こります。火の使用、葬儀、文字と言語など、現代人としての能力を身に付けていくのです。イスラーム諸国は、その昔はオリエント地方と呼ばれましたが、この地域におけるシュメール文明は、世界最初の文字形成が見られたことで有名です。後に、4大文明(メソポタミア文明・古代エジプト文明・黄河長江文明・インダス文明)がありますが、それぞれ特徴を持った歴史を経ました。
[編集] 古代から中世へ
古代には、さまざまな国が成立し、滅びました。ペルシャ帝国やローマ帝国、あるいは中華文明(周[B.C.1046 – B.C.256]や漢[B.C206 – 8, 25 - 220]など)は、そうした典型に漏れません。制度こそ相違あれ、中央集権的であったことや崩壊に向かう過程など幾つかの類型も見られ、世界全体での交易も徐々に見られるようになりました。また、文明とは言えないような地域であっても国が形成され、世界史を形作ります。
[編集] 中世
中世というと暗いイメージですし、実際にあまり楽しい時代ではないようです。ヨーロッパにしてもイスラームにしても、あるいはアジアにしても封建制度が積極的に導入されます。ヨーロッパのように内包的な収縮を見せる文明もあれば、イスラームのように積極的に拡大する文明もあります。これをもって文明の衝突とみるべきなのでしょうか。しかし、十字軍以降の、イスラームとヨーロッパの対立が見られるようになります。アジア地方では、中国が中華思想に基づいた冊封体制が布かれ、交易圏が広がります。また、モンゴルの台頭など、異文明同士の交渉が活発化することになりました。
[編集] 近世
近世における最大のイベントは、大航海時代でしょう。人口が徐々に増加し、経済も拡大します。十字軍以降、ルネサンスへの機運が高まり、それに乗じてイスラームとの交易も復活します。いわゆる新大陸の発見以降、大航海時代になるのですが、それだけでなく世界中が海上交通によるネットワークで連結しました。
[編集] 近代
産業革命は、現代に通じる歴史プロセスに不可欠な通過点です。経済が、しばしば飢饉などで収縮に向かっていたのですが、産業革命による機械化で工業力を上昇させ、爆発的な人口増加と経済の拡大を、獲得します。それから、大航海時代以降、進んでいた植民地化が帝国主義となり世界大戦への布石を残します。
[編集] 現代
世界大戦における各国の被害はとても甚大なものであったでしょう。石油の使用など重工業化が進みますが、現代におけるテクノロジーの進化は、人間の卑劣な部分を浮き彫りにしています。核のみならず、クローン技術・インターネット・環境問題など私たちの抱える問題は、人間の存在にかかわる大変な問題です。9・11同時多発テロ以降、テロとの戦いということがクローズアップされましたが、私たちの文明がどこにたどり着くのかは私たちにかかっていると言えます。
[編集] 詳細世界史
世界史に関する標準的な内容をやや逸脱した詳細な世界史の教科書にしたい。そのために、大学教養レベルの世界史の内容を前提として、話題を進めていく。ただし、世界史をこれから習得したい人にも留意し、建設的な教科書となることを祈念している。
[編集] 前史・古代文明
[編集] 中世
[編集] 近世・近代
- 大航海時代
- ルネサンスと宗教改革
- 絶対主義と重商主義
- 啓蒙専制国家
- 国際商業と科学文明
- アジア諸帝国の栄光
- 人権思想と革命
- 産業革命と市民革命
- ウィーン体制以降
- ナショナリズムの形成
- ラテンアメリカの独立
- 帝国主義
- 民族運動
- 世界大戦へのプロセス